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ポメラで日記77/気持ちいいことしかしたくない




自費出版


連載中の「暗い森の少女」も、もうすぐ第二章が終わる。

こんな趣味に走った根の暗い小説、誰も読む人などいないだろうーなー、と思っていったが、毎日コメントを下さる方もいて、それが本当に励みになっている。

この小説はKindle出版する気はないし、完結したらマガジン有料にして鍵かけようかと思っている。

売る気は全くない。

センシティブな表現の多い小説だから、本当に鍵をかけたいだけだ。

それならnoteから削除してもいいもんだが、私は2年半続けたnoteを自分のホームだと思っているので、ここに作品を残しておきたいから。

今はとにかく書き上げる事に集中しているが、書き終わったら見直して、満足のいくものになったら数部でいいので自費出版でハードカバーにしたい。

10代の頃から繰り返し書いてきた物語、20代くらいで自費出版しようと思っていたのだが、なかなか真正面から切り込むことができないでいて、この年まで来てしまった。

自己満足の記念品なので、一冊は手元に置いて、あとは昔やっていたブログ時代の小説を読んでくれて、未だに付き合いのある友達に送りつけようと思っている(みんな連絡先交換してる)。

私が20代の頃より自費出版の費用も(少し)下がっているしね。

ネタバレにはならないと思うが、これは昔はBL(ああ、この言葉嫌い)だった。

主人公は男の子であって、名前は「戒」だったのだ。

30歳過ぎた頃から、BLを受け付けなくなり、そして「戒」も少女へと変貌した。

「戒」という名前は、暗示的すぎるというか、それこそネタバレ要素があるように思って読みが一緒の「花衣」に改めたのだが、書いている私が一番まだ馴染んでいない。

そして、「花衣」は私の小説世界でクロスオーバーしていて、だいたいの作品に出ている。

16歳の時に私の中で生まれた「戒」も、今更こんな目にあわされると思っていなかったろうな。

合掌。

Kindle本


これと平行してKindle本の原稿も書いているが、テーマはちょっとまだ秘密にしておくとして。

実は「暗い森の少女」を書き始めた理由と同じなのである。

なんのことかさっぱり分からないだろうけど、人間、やはり何回も死にかけると色々考えるものである。

(栗本薫命日記念刊行のこの本を読めば死にかけたことわかります、はい)

1月2月は、本当に息をしているだけがやっとで、3月に少しよくなったと思ったら、急転直下の勢いで喘息悪化した私は、Kindle出版された本を読まなくなった。

このような言い方をしたら失礼であることは承知しているが、余命宣告された身の上である。

プロの作家で読みたい本が溢れているのに、申し訳ないがそれには劣る作品に時間を割きたくなかった。

今は持ち直しているが、だいたい奇数月に悪化するので7月が油断は禁物(半分冗談、半分本気)。

また、Kindle出版を読んでいるひとならおわかりだろうが、だいたいビジネス書、ノウハウ本、実用書の類いで埋め尽くされている。

リアル書店では、絶対に立ち寄らないコーナーの本ばかりと言うことだ。

インボイスとか本業で必要なものはもちろん買って読むから、小説以外読まないわけではないけれど、なんだかね。

私がKindle出版をはじめた去年は、ここまで偏ってはいなかったように感じるんだけれど。

私はやはり、小説や詩が好きだし、「物語を読むこと」、「物語る」ことに力を置きたい。

小説、詩集、エッセイ、西洋占星術の本、オカルト、怪談。

KindleUnlimited(Amazonの本のサブスク。月980円)に加入したのも、プロ作家の書いたこれらの本が読みたかったからだ。

私はおっとりしているので(ええ、本当に)、自分の書いた文章がKindle出版できるということを知るまで、「Kindle作家」というひとたちがいることも知らなかった。

今現在、私がKindleUnlimitedで利用してる本は、横溝正史、有栖川有栖、森村誠一、河合隼雄、ヴァン・ダインだ。


うーん、も少し明るい本も読もう……

これらで18冊埋まっていて、あとの2冊、なんとなく読みたいなと思うKindle作家の本をたたまにダウンロードする。

朝活でホロスコープ


喘息が落ち着いてきたといえ、5時間以上は連続して眠れない(1時間増えました)ので、朝4時前に起きる。

最近の流行で、朝起きて、白湯を飲みながらモーニングページを書き散らし、適当にまとめて「詩のようなもの」を書く。

その後は自分のホロスコープを読む。

15歳から自分のホロスコープしか読まない。

(弟が生まれたときは手書きしたが)

私は未来予測がしたくて占星術をしていない。

「なんで私は生まれてきたんだろう」

そう思ってホロスコープをのぞいている。

一見、流行にのって軽そうに生きることもできる(携帯業界で働いていた頃はまさにそうだった)が、社会的にホスピタリティな活動に憧れる(病院勤めも長かったね)。

だけど本質は、陰々滅々。

とにかく自分が「こうだ」と決めたことに注力して、それで体を壊すことも多い(何回入院しただろう)。

外面のよさに反して、好き嫌いがはっきりしているので、一度ハマったらディープだ(私は好きな作家の本を文字通りすり切れるまで読む)。

自分の「正しさ」を曲げることができなくて、敵も作りやすい。

父の不在、母との精神的な葛藤で、親に対して歪んだ感情を持つ。

だが、その母親から幼い頃、大量に本を与えられて、読書習慣がついたこともホロスコープにはある。

毎朝毎朝、ホロスコープを眺めて、やっぱりそうか、なんか違うことないか(あったら困る)と探すが、やはり自分はこうなんだなと自覚した。

(この本がずっと欲しいのだけど、私変わったアスペクト持ってないしなぁあ)


「気持ちいいことしかしたくない(仮)」


4月からぼちぼち書いていた10冊目のKindle本は、自分がどのように成長し、どう考え、これから何をしたいか、を書いていっている。

そして、ここまで読んで下さった奇特なひとにだけ告知する。

『これが最後のKindle出版』

そう決めている。

実際、「だれも泣いてないといいな、こんな夜は」も、栗本薫の命日じゃん!と気づいてなかったら出さなかった。

まあ、あれを出すことで最後の本が切りよく10冊目になるなっていう計算がなかったとは言わない。

Kindle出版することで知り合って、今も本を読ませて頂いている少数のひとの本を読み、足抜けした私と交流を続けて下さるならそれでありがたいと思っている。

「暗い森の少女」(これも告白すると、ジョン・ソールの小説と同じタイトルで気になっている。ずっとあっちは「暗い森の中の少女」と思い込んでいた)は10万文字を超えるが、最後のKindle本も、すでに3万字を超えていて、だれがそんな長いKindle本を読むんか、と思ってもいる。

もう残りの人生、自分の心地いいことしかしたくない。

タイトルは(仮)だけどね。

Kindle本の原稿は久々にスマホで書いている。

ポメラに向かうと、自動書記で小説を書いてしまうから。

と言うわけで、私は今日も自分のテーマソングをかけながら、あとは趣味にいそしむことにする。

(未だにアニメ未視聴……)


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