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【師弟同行・師弟共学で向上する】

今日は『師弟同行・師弟共学で向上する』
についてお伝えしていきます。

本日は蠍座新月で執着していることを
手放し目標に向かって突き進むと
良いことが起こりそうです。

時は遡ります。
1857年11月5日
「吉田松陰」
「松下村塾」を開講しました。

松下村塾を創設したのは
松陰の叔父である
「玉木文之進」です。

1842年兵学者だった玉木氏は
長州松本村(現在の山口県萩)に
私塾を開きました。

村の名前である「松本」を
「松下」に漢字を置き換え
松下村の塾ということで
「松下村塾」となりました。

意味は下記の通りです。

「学問は人としてどうあるべきかを
 学ぶ為のものであり
 その原点である村の名前の
 松本村を取った」
ということです。


松陰は「安政の大獄」で
老中首座の間部詮勝(まなべあきかつ)の
暗殺を計画した罪で斬首刑になります。

そのため実際に塾生に教えを
施していた期間は2年あまりです。

また尊王思想が強く、攘夷論者で
過激な一面もありました。

是非はともかく国に対して
常に真剣だったのでしょう。


松陰の教えで印象的な名言があります。

「みだりに人の師となるべからず。
 みだりに人を師とすべからず。」


まさにそれが「師弟同行」「師弟共学」です。

通常であれば師匠が弟子に対し
教える形式を執るでしょう。

しかし、松下村塾では師匠と弟子が
共に学び教え合うことをしています。

また松陰は入塾希望者に対し

「ところで、君は私に何を教えてくれるんだい」

と聞いていました。


元アメリカ合衆国大統領
「ジョン・F・ケネディ氏」も
同じような名言を残しています。

国があなたのために
何をしてくれるのかを
問うのではなく

あなたが国のために
何を成すことができるのかを
問うて欲しい。


師匠やメンターをつけることは
良い事でありますが、先入観が強いと
恩師に依存しすぎるようになります。

教えてもらって当たり前であったり
受け身の姿勢を取っていきます。

積極的に色々なことにアンテナを張り
貪欲に習得していくことで
恩師に還元するくらいの状態が
向上していくものです。


現行の学校教育は典型的な
受動的教育の一環でしょう。

教師が一方的に進めていく方針では
何も創り出すことができません。

また親子間、企業においても同様です。
親と子供、上司と部下が一方通行で
やり取りしている状況では進展しません。


双方が主体的で当事者意識を持って
取り組むことは正直ハードルが高いです。

無理だと決めつけていては
永久に師弟同行・師弟共学で
歩んでいくことはできません。

どちらかと言えば弟子側が
受け身になりやすいので
師匠側が気づかせてあげると
積極性が出てくるでしょう。

師匠が弟子に対して強引に
説得・納得しているうちは
義務感に駆られて動くので
殆ど効果はありません。

どうすれば相手が能動的に
行動するようになるか
教える側の力量が
試されるところです。


分かりやすい例で言えば
企業で積極性のない部下に対して
上司がどういう対応をするかです。

与えられた業務はきちんとこなすが
それ以上は行動しない場合です。

様々なアプローチがあるので
どれが正解というのはありません。

ここでは割愛しますが
自分の状況に置き換えると
色々な発想が浮かんでくるはずです。


国家、学校教育、家族、企業等
全てにおいて
師弟同行・師弟共学は
当てはまります。

吉田松陰を含め先人達は命がけで
自分事として大きなことを考えていたと
思うと自分が取り組んでいることは
まだまだ規模が小さいです。

いきなり壮大なことをしなくても
小さなことから積み上げていくことで
やがて世の中に貢献することに
変わっていくでしょう。

「Give&Give」で
価値を構築して提供することが
ますます求められる時代に
なっていきます。

まずは身近なところから
行動していきましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。



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