【出し惜しみしない】
今日は『出し惜しみしない』
についてお伝えしていきます。
当たり前すぎるテーマですが
色々な視点から掘り下げて
考察していきます。
仕事、スポーツ、恋愛等全てにおいて
手を抜く方は殆どおられないと思います。
私も性格上仕事や剣道の稽古等で
全力で取り組む姿勢は貫いていました。
イカサマやインチキを
するのは言語道断です。
後からブーメラン効果で
自分に跳ね返ってきます。
剣道で猛烈な稽古を積み重ねても
初戦敗退する時もあれば
運よく優勝することもあります。
技術・精神を鍛練していても
最後までどうなるか分からないです。
毎年当然のように優勝するチャンピオンも
連覇の目標や周囲からのプレッシャーがあると
自分の欲望に負ける可能性があります。
相手がどうこうというより
自分自身との闘いになります。
野球の打率でも3割打てば
良い成績の部類に該当します。
逆に7~8割を求めようとすると
上手くいく訳がありません。
現状をはみ出す大きな目標を
設定しても構わないですが
執着しすぎないことです。
ここが出し惜しみせずに
フルパワーで取り組むのと
手抜きすることの違いです。
鍼灸整骨院を運営した時を
分かりやすく例えます。
患者さんの治療が最優先ですが
責任者として経営も
考慮する必要があります。
月毎に保険・実費売上、平均来患数
物品販売個数、口コミ数、集客媒体等
数字の目標を設定します。
数字、データを計測しなければ
院の経営状態が把握出来ません。
ここで大切なことは数字に
囚われすぎないことです。
特に対人のサービスを
展開しているのであれば
注意すべき観点です。
一歩間違えると患者さんを
数字に見立てて売上を上げるための
テクニックに走ってしまいます。
数字やデータの結果は
患者さんからの愛され度数です。
自分達を好きになりファンになって
頂けているかの目安度合いです。
これは物販やサブスクでも
同じことが言えます。
人を札束に考えすぎるがゆえに
サービスや対応を疎かにしがちです。
素晴らしい価値を提供するのは
当たり前ですが目先の利益に
飛びつくと悪い方向に行きます。
経営者はバランスを大事にして
舵取りしなくてはなりません。
もちろん利益を確保しないことには
スタッフの給料、諸経費を
支払うことは出来ません。
だからこそ保険や実費に関係なく
出し惜しみせずに全力対応するのです。
鍼灸整骨院業界も保険施術だけでは
運営していけない時代になっています。
マーケティング的に言えば
保険が「フロントエンド」
実費が「バックエンド」に該当します。
保険施術は利益にならないから
少々手を抜いても良いと考えると
とんでもない失態を招きます。
私自身が体験しているので
痛いほどよく分かります。
頭の中で実費で利益を出せるから
保険は患者さんを増やすための
誘導でしかないと思っていたのです。
目先の利益だけを意識していると
本当に大切にすべきことが
見えなくなっているのです。
オンラインビジネスも同様でしょう。
「フリーミアム」やフロントエンドは
所詮「おとり」だから
3割くらいの内容でいいだろう。
もし全力で対応したら
バックエンドの価値が
なくなってしまう。
大方このような発想を
するのではないでしょうか。
まさに出し惜しみしています。
見方を変えれば出し惜しみすると
バックエンドが作れない程度の
力量しか備わっていないことです。
お客さんを喜ばせる視点でいれば
良い商品・サービスはいくらでも
無限に作り出せます。
自分だけ得しようとするから
器量が小さくなるのです。
損して得を取るのです。
フリーミアム、フロントエンドでも
出し惜しみせずに全力で対応すれば
お客さんは満足して
リピートしてくれます。
デパ地下の試食が良い例です。
試食で想像を絶するような味で
感動する食品であればためらわず
購入するでしょう。
反対にイマイチであれば
見向きもしないはずです。
相手の期待値を超える内容で
価値提供できるかです。
お客さんの立場に立てば
一目瞭然のことです。
ところが経営者の立場になると
つい数字やデータばかりに
目がいきがちです。
現場で確かめることは
有意義なことであります。
出し惜しみしない心構えでいれば
価値を構築して提供することに集中でき
複利として大きなリターンが得られます。
線引きするのは自由なので
何事も手を抜かず
フルアクセルで挑みましょう。
今日も読んでくださって
ありがとうございます。
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