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【NOに対する扱い方】

今日は『NOに対する扱い方』
についてお伝えしていきます。

日本の社会では
全てではないですが通念上
「YES」と返答する機会が
多く見受けられます。

良くも悪くも
本音と建前に分けて
対応しています。


私が鍼灸整骨院業界に入りたての頃
勤務していた職場の親方から
言われる事に対して

「あっ、はい分かりました」

と答えていました。


差し障りなく
返答しているように
思えますが
実は違います。

「あっ」を付ける事で
本心は抵抗しています。


本当に心からやりたい事であれば

「はい、分かりました」

と即答しています。


「あっ」と迷いの表現を
入れる背景として
人間関係を悪化させたくない
気持ちがあります。

もし断れば

「怒られるだろうなぁ」

「嫌われてしまうだろうなぁ」

「悪い印象を与えてしまうだろうなぁ」

etc

ネガティブな感情を連想します。


社交辞令として言っておけば
関係性は拗れないから
大丈夫だろうと
勝手に思っています。

その場を上手く取り繕おうとして
建前で誤魔化しています。

本音で正直に伝える習慣が無いと
嘘をつき続け気付かないうちに
ストレスを抱えていきます。


受け手側は発信者の
「あっ」のひと言で
本当は引き受けたくないと
瞬時に見抜いています。

些細な事かもしれませんが
後々に摩擦を引き起こす
要因になっていきます。


すると
思考・感情・発言・行動が
一致しないので
信頼が無くなります。

自分で地雷を踏んで
他者や周囲との
コミュニケーションを
断絶する事になります。


本音と建前を分ける事は
時と場合によって
上手く機能するかもしれません。

「嘘も方便」

「謙譲の美徳」

「忌憚のない意見」

etc

日本文化ならではの
特徴であります。

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しかし、建前を乱用し過ぎると
上っ面のコミュニケーションを
取るようになります。

常に嫌われないようにして
心の内側で葛藤して
苦しくなります。


良く言えば
目的論として表面上ですが
他者や周囲と良好な関係を
築こうとします。

悪く言えば
相手の顔を伺って
ゴマすりしていくので
意志力を消耗します。


かと言って
何でもかんでも
NOと言えば
良い訳ではありません。

もちろん相手に対して

「目配り」

「気配り」

「心配り」

配慮は大切す。


紙一重のところですが
必要以上に
氣にし過ぎない事です。

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上手くNOと伝えて
良好な関係性を築いていく為の
アプローチが3つあります。

1.提案してくれた事に感謝してから伝える
2.言い方に氣をつけて、本音で正直に伝える
3.どうすれば双方にとって実現可能かを考える


1.提案してくれた事に感謝してから伝える

   誘いや提案に対してまずお礼を伝えます。
  
   NOに対して抵抗感がある方は
   瞬時に即答出来ないと思われます。

   そんな場合は相手の行為に感謝して
   ワンクッション置いてから
   断りを入れるようにすると
   雰囲気も気まずくなりません。


2.言い方に氣をつけて、本音で正直に伝える

   遠慮せずNOと言える場合は
   迷いもなく即答していきます。

   「あっ」「えっ」という
   余計なひと言が入るだけで
   一瞬で悟られてしまいます。

   誠実性を意識してストレートに
   包み隠す事なく表現します。

   その際に態度、表情、発言を一致させ
   落ち着いた雰囲気で断ります。


3.どうすれば双方にとって実現可能かを考える

   NOと伝えても融合した発想で
   お互いがwin-winになる
   方向性を模索していきます。

   現時点では不可能であっても
   視点を変えるだけで解決する事も
   十分に考えられます。

   主張しつつ弁証法的に第3の道を
   検討していくように視野を広げます。

   感情的に激昂して対立するのではなく
   建設的に冷静な対応をしていく事です。


NOという概念に
強く囚われ過ぎると

自分の中にある

「エゴ」

「信念」

「フェア&アンフェア」

といった損得勘定が
無意識に表れてきます。


自分の得だけを考えて
相手に拒否を伝えたところで
不快感と不信感しか残りません。

日々コミュニケーション力を
鍛錬していくに尽きます。


NOを主張する注意点として
自分に作話や言い訳をする
手段に使わない事です。


例えば
自分自身を高める学びや
スキル磨き等に関して

「これは時間がかかるから止めておこう」

「自分には向いていないし放棄しよう」

「俺には他にやる事があるからやらなくても良い」

etc


逃げ道を用意して
自分を甘やかしたり
自己防衛する事は
言語道断です。

本当に重要かつリターンのある事は
全てYESと受け入れて
邁進していくようにします。


上手くいっている人の口癖は

「ハイ、やります!」

「ハイ、出来ます!」

と即答します。


100%全力で
コミットメントしています。

覚悟を決めているので
何が何でもやり抜きます。


自分が掲げた
目標や目的に対して
行動する時は全て

「YESマン」
になります。


相手に対して
YESと発信した事には
責任の重みを感じます。

慎重に考えて
YESを伝えるように
心掛けていきます。

陰陽バランスで
YESとNOも状況に応じて
見極めが必要です。


YESとNOを上手く使いながら
他者や周囲と調和が取れる
コミュニケーションを
していきましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたにとっての
「NOに対する扱い方」を
教えてください。

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