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詩|好きな子に爪を塗ってもらう

白い細指に

薄紅の花が咲いた

それは

ふたりで選んだ色


桜色の小瓶にうかぶ

君の思い出


手をつなぐ

ふたりの指先は

同じ

薄紅の輝き


ともに歩けば

どんな道でも     桜どおり

どんな日でも     小春の日和


これからも君の桜色を

私の指先に

咲かせて



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