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あばら家    詩

生まれは祖父の作った家で17歳まで住んだ。
卑下をしては古い家を豚小屋と呼んだ。
同級生の男の子が女性徒が住む家が古くて“あいつの家は豚小屋だ。”
と呼んだのに共鳴した。
私の家は古くて貧乏ではなかったが
雨もりのするあばら家であった。
私の中のコンプレックスはふくらみ、
新しく2階建ての家に憧れた。
今となっては情緒あふれる古い家だったんだ!今住んでいる家は母のおかげで建てた家であった。
母に頭があがらないと病院に行く日々だ。
看護をわずかに父とする日々が続いて
いる。

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