見出し画像

心の奥底の恐れに会いに行く

私は40才も後半になって片思いをした人に執着していました。それは何に対しても無関心だったモノクロの世界にいた私に、感情溢れるカラーの世界の存在を教えてくれたのが、その人だったからです。(詳細の過去記事は下から)

では、そもそもなぜモノクロの世界にいたのか?

私たちは誰もが幸せでありたいと願っています。でも毎日が幸せいっぱい!と過ごしている人は、周りを見ても少ないのではないでしょうか?それは心の奥にしまっている無意識の「恐れ」を認識していないからです。

幸せには自分だけで感じる個人的な幸せと、人間関係の中に生まれる社会的幸せの2種類がありますが、どちらの幸せにも必要なのが「恐れの手放し」です。なにかが起こって恐れているのは自然なことですが、多くの人がまだ起こってもいないことや、事実ではないことで恐れていたりします。

私は幼少期から祖父母に育てられました。両親と弟、妹と同じ屋根の下に暮らしていましたが、両親と弟妹の4人は鍵付きの離れの部屋で寝起きをして、私は祖父母と寝起きをしていました。両親の部屋は鍵がかかっているので、私はどんなに寂しくなっても入ることができませんでした。同じ家に暮らしているのにです。

寂しい幼少期

愛情を渇望していた幼少期だと思っていました。大人になっても両親とはずっと不仲でしたし、弟と妹は他人としか思えませんでした。兄弟姉妹で仲がいい友達を見ると不思議でしょうがなかったのです。今は寝食を共にして作られる絆は血のつながりより強いということだと理解しています。

どうやって頑張っても私が愛されることはない。という事実か分からない思いが感情を閉ざしたんだと思います。無関心でいれば傷つくことがありません。その思いが私の心をずっと守ってくれていました。傷つくことが私の「恐れ」だったのです。

片思いの彼は、そんな私に初めて「人」として接してくれた人でした。ヘンですよね 笑!でも、たったそれだけなんです。愛の言葉をくれたとか、特別親切にしてくれた、というワケではなく、ただ人間扱いしてくれたというだけです。

その彼の「人の気持ちも考えて」というような言葉がきっかけになり、私は「自分は本当はどうしたいのか?」という自分探究の心の旅に出ることになります。不思議なことに私の自分探究は彼の存在を中心に、彼自身とは全く関係なく、瞑想の世界と現実をリンクさせながら広がっていき、過去をどんどん塗り替えてくれるのでした。

今でも両親が他人だとしたら、絶対にお友達にはなりません。でも、私は片思いの彼と出会ったことで、両親から愛されなかった(と思い込んでいた)ことなんて、どうでもいいと思えるほど心が満たされていったのです。

自分探究が両親への理解につながる

そして自分を深掘りすればするほど、両親への理解が深まります。彼と出会えたことは私にとっての宝物です。両親のもとに生まれてこなければ、もしかしたら出会えなかった人かもしれません。そう思うと両親の存在には感謝しかなくなります。

今は2年前ですら信じられないほど両親と仲良しです。若くに結婚した両親には甘える場所がなかったのかもしれません。今では私が親みたいな感じになっています。昨年に弟、今年に入って妹ともやっとLINEでお友達になりました 笑!

時として、自分探究はとても苦しい作業になるようです。本当の自分は傷ついて過去に閉じ込められていることがあります。恐れが何か?は人によって様々ですが、過去の自分が抱えていることが多く、自分でも見たくないので封印してしまっています。トラウマとかインナーチャイルドといわれたりしますよね。(専門家ではないので違ってたらごめんなさい。)

傷ついた小さな自分を放っておくと「恐れ」は消えないどころか、大きくなる可能性もあります。放置のまま本当の幸せを感じることはできません。なので過去まで会いに行ってあげます。小さな自分は、大人になった自分が会いに来てくれるのを待っています。

自分を深掘りして苦しくなるなら、小さい自分が待っている可能性がとても高いです。会いに行って小さい自分がしたかったこと、全部叶えてあげてください。私は寂しそうにしていた小さな自分と手をつないで、しりとりをしながらお散歩してあげました。

過去の自分といっぱい遊ぶ♪

今では瞑想の中でハイヤーセルフ(高次元の自分)や瞑想に出てくる龍さんたちと楽しそうに遊んでいます!

きっかけをくれたのは片思いの彼です。でも、小さい自分に会いに行って癒してあげられるのは自分だけです。瞑想で会いに行くことができますので、よかったら試してみてください。

【インナーチャイルドに会いに行く瞑想】

目を閉じて深呼吸を3回しながら
3,2,1と数字をイメージします。
もう少し深いレベルに入るために
10から1までゆっくりカウントダウンします。

丹田(おへその10cm下辺り)に
意識を集中して
小さい自分を探してみます。

会えたら喜んで抱きしめてあげて
なんでも叶えてあげます。
一緒にお昼寝するもよし
ディズニーランドへ行くもよし
当時はなかったゲームを楽しむでもなんでもOK♪

小さな自分が満足したところで
1,2,3とカウントアップして
目を開いて1回大きく深呼吸したら
終了です。

自分がなにか恐れを感じていると思ったらでいいです。小さい自分を見つけられなかったら、なにかまだ他に気づかなくちゃいけないことがあったりします。見つけられなくても気にせず、気が乗る時だけやってみてください。
※度を超えて苦しくなるようなら、ムリをせず専門家に相談してください。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?