マガジンのカバー画像

道覧(MICHI-RAN)

44
「近くを訪れたら歩きたいみち」から「そのために旅行する価値のあるみち」まで。20年にわたり全国のみちを歩いてきた研究員が綴る歩くみちのグルメ本です。
運営しているクリエイター

#一度は行きたいあの場所

【みちらん】歩く道のグルメ本をウォーキングツアーの添乗員が本気で作ってみた

山道、峠道、川沿いの道、古い街並みが残る街道、現代的な都会の道、観光地を観光客の中を縫う…

みちらんが選んだイッてみたい海外の道ベスト3 #2ホタテ印の巡礼路

続いてご紹介するのは、サンチャゴ巡礼路。 一般にはスペイン国内の800キロ(下図の赤線区間)…

【みちらん38】棚田世界のアイコン的存在 ~通潤橋・五老ヶ滝周回路~

通潤橋が熊本地震で被災、修復工事の途上に大雨でまたも石垣が崩壊と、この周回路は4年近く閉…

【みちらん33】波に重ねた天心の心境 ~五浦海岸六角堂~

今回の主役は那須川ではなく、岡倉天心。近代日本における美術史学研究の開拓者です。 日本画…

【みちらん31】朝水族館の開館前に歩いた道が、ちむどんどんしてた ~備瀬のフクギ並…

はるばる沖縄まで来て、美ら海水族館でお目当てのジンベイザメを見て大満足。でもそれだけでは…

【みちらん30】雨の日もルンルンの苔ワールド ~白谷雲水峡トレッキング~

年に500日雨が降る。樹齢1000年を超えて屋久杉・・・。数々の超自然「伝説」で語られる屋久島…

【みちらん27】「陸の松島」の成り立ちが時空を超えたスケール ~象潟九十九島のみち~

黄金色に輝く稲穂の波間に浮かぶ緑の島々。その数は大小103とも言われ、稲刈りが始まる直前まで期間限定の絶景を楽しむことができます。(水を張った田植えの頃もまた素晴らしい) 日本庭園にも通じるこの風景がどのようにして出来たのかと言えば、 紀元前466年(どうやって特定できたのかな?)の鳥海山噴火による山体崩壊で出来た入り江が、1804年の象潟大地震による隆起して出来たものだそうです。 大地のエネルギーの仕業はまさにジオパーク。 田んぼのあぜ道が散策路として開放されている

【みちらん26】歩く方向が大切な道 ~東海道薩埵峠遊歩道~

静岡県静岡市 距離:8km 興津駅~由比駅 この道は興津駅から由比に向かって歩くのが鉄則、逆…

【みちらん23】頼りになるのはチビ太のおでん? ~高野山町石道~

和歌山県九度山町 距離:3km 大門~矢立 町石とは一町(=約109メートル)毎に置かれた石の道…

【みちらん22】気分は標高3千メートル ~礼文島トレイル 岬めぐりコース~

「礼文に行くなら、6月までお待ちなさい」 そう言われて10余年が過ぎたある年の6月、ようやく…

【みちらん21】ハズレ区間のない道 ~山の辺の道(南)~

奈良県桜井市 距離:5km 三輪駅~柳本駅 山裾に沿った緩やかなカーブとアップダウン。道幅は…

【みちらん17】鉄道難所も下り坂ならOKかも ~碓氷峠アプトの道~

群馬県安中市 距離:3km めがね橋~横川駅 乗ったことはない割には名前が知られているアプト…

【みちらん16】壁に貼り付いた道 ~水荷浦の段畑みち~

愛媛県宇和島市 距離:3km 水ヶ浦バス停~集落周回 すり鉢状とはよく言ったものです。まさに…

【みちらん14】スコットランドの空気感に包まれて ~みちのく潮風トレイル 八戸市ルート~

みちのく潮風トレイルは、青森県から福島県まで約1000kmの東北太平洋岸自然歩道の愛称です。東日本大震災の被災地の復興と観光PRにつなげようと設定されました。 八戸市ルートはその北端の出発点にあたります。 初夏になると、蕪島には繁殖期を迎えたウミネコが集結します。写真の白い点に見えるのが全部そう。信じがたい数です。 参道の石段を上る途中、気が立ったウミネコの手荒い洗礼を受けることもあります。 ふだん大人しいウミネコは風見鶏よろしく、皆同じ方向を向いています。 蕪島神