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【大学受験生の方へ】#1 まずはざっくりと流れの確認といこう

 こんにちは、龍魂(りゅうたま)です。春からとある国公立大学の理工学部機械科学コースに入学して学生をやっております。まずはこの記事をクリックして頂いてありがと…….ってちょっと待て、名前がアイコンのパクリだって!?
「そ、そんなこと今はどうでもいいんだよ!! あーぁ、今ので5秒もロスしちゃったじゃないの(怒) 貴重な受験生の時間を冒頭から奪いに行くとかこの記事読む価値ねーじゃんとか思われたらどーすんだよっ‼」
「いいから芝居はその辺にして早く本編行くアル!」


ってなわけで目次です。ここからは真面目に解説していきますので、最後までお付き合いください。

一般入試 国公立編

 まず、冬休み明けに共通テストがあります。ひと昔前はセンター試験と言いました。

これは基本的には全員が受験する試験で、近くの大学が会場となることが多いです。共に勉強してきた仲間も受験するので、少し安心感があるかもしれませんね。

 そして、大学に行って受験する2次試験があります。これは大きく分けて前期、後期と呼ばれる2回のチャンスがあります。中期というのも大学によってはあったりしますよ。

共通テスト(共テ)とは違って、住んでる所から大学が遠ければ遠いほど戦友はいなくなります。つまり、ソロで勝負しに行く感覚です。

この2段階を経て合格となるのが国公立大学の一般入試です。


一般入試 私大編

 基本的には国公立と同じく共通テストを受けます。ただし、私大は学校によって共テで受験しなければならない科目が大きく異なるので要注意です。

多い分には問題ありませんが足りない場合は受験資格が無いとみなされ受験できません。よくよくホームページから募集要項や入試要項を読んでください!

 そしてここからがさらに複雑で、私大には色んな入試方式があります。
まずは簡単に大きく分けてこの2つです。

①共テのみで受験する(共テ利用)
②共テ+個別学力試験(二次試験)

➀に関しては、共テさえ受けてしまえばあとは大学の方で合否判定をしてくれるので、滑り止めとして利用することが多いです。その間に本命の2次試験を勉強します。大半が前期試験の前後に結果が出ます。

②は、国公立の一般と同じような流れです。ただし、個別学力試験(2次試験)は国公立の前期試験よりも時期が早いことがほとんどです。つまり、共テが終わってからあまり時間が無いということです。

で、一つ覚えておいてほしいことがあって、私大は沢山の人に受験させてなるべくお金を集めようとしています。

だから、A日程やB日程というように個別試験の日程が何日も用意されているケースが大半です。また、➀の共テ利用では使う科目を「数学と物理だけ」や「現文と英語と数学」というように限定したり、あるいは配点に傾斜を掛けたりして幾つものパターンが用意されていたりします。


"私大の罠"に注意して!


 保険があるなら多めに掛けておきたいのが人の心理です。でも、その裏には巧妙なトリックが隠されています。

あれもこれもと受ければ受けるほど、かなりの額のお金が溶けていってしまうことです。先ほどの「私大は沢山の人に受験させてお金を集めようとしている」がここに直結するのですね。受験料、入学料、授業料の前払い…….。

受験料と入学料に関しては、滑り止めを蹴ったとしても基本的に返済されないことをよく覚えておいてください。

ここまで読んで、「受験生に家計の心配なんかしている余裕ないよ」って言いたくなったそこの君!

分かりますその気持ち。全てを中断して受験勉強に専念するその意思は素晴らしいです。

でもね、厳しいけれどきっとその考え方で受験が上手くいく可能性は低いです。勉強だけしていれば受かるほど物事は単純に進まないのです。

これは実際に経験してからでないと、いまいちピーンと来ない話かもしれません。でも、頭の片隅に入れておくだけで相当視野が変わるはずなので、ここはひとつ大人になって寛容に受け止めてほしいです。

「実際に経験してみないと分からない感覚」については今後どこかで一つの記事にまとめる予定でいます。


総合選抜入試 (AO入試)編

"総合型"や”AO”と聞いて、正直よく分からないな~と思っているそこの君!
まだ大丈夫!(4月12日現在~5月末ぐらいまでなら)
この先を読んでその仕組みを今しっかり理解していきましょう。

まずは名称から。”AO入試”は以前まで頻繁に使われていた呼び方です。最近になって"総合型選抜"と呼ばれるようになってきました。

一般入試との違いとしては、
①試験の時期が早いこと
②試験内容が勉強と+αで構成されていること
です。

だいたい8月下旬に出願書類を提出し、9~11月中に試験が実施され、12月中には合否判定が出るといったのが主流です。あくまで主流なので大学によって早かったり遅かったりするのでHPをよく確認してくださいね。

試験内容については、筆記試験と面接のダブルを行う大学が多いです。一般の前期試験のような問題(赤本)よりも、ほんの僅かに易しい問題が出される傾向にあります。それに加えて、志望動機や高校での活動、大学で何をしていくかについて面接のがあります。

私も旧帝大の総合型を一度経験しましたが、準備がものすごく大変でした。出願書類をやりながら筆記の対策をし、昼休みや放課後の時間で先生に面接の練習をしてもらわなければなりません。共テ対策などやっている暇はありませんでした。ですが、本当に大学に入りたいという強い意志がある人には非常に有利な入試方法であるのも事実です。

入試方法の選択については次回の記事で詳しく掘り下げていきます。今回は大枠を掴んでもらうことが狙いなのでここでストップします。


指定校推薦編

 最後は指定校推薦についてです。これは高校が大学側から推薦枠をもらっている場合に使える入試方法です。面接のみで入れる所が多く、ある種一番労力がかからない入試です。

ですが、行き先が通っている高校のランクで左右されやすく、国公立や旧帝大クラスを狙うのは厳しいのが現実です。主に看護・医療系や私大に進む人が利用します。

推薦の流れとしては、夏休み明けぐらいに学校内面接があり、その後大学で面接があります。基本的には結果発表も早く、総合型と同じくらいと認識しておけば結構です。

そして推薦では評定平均が”命”です。これが基準を満たしていない場合、推薦が認められないため受けることができません。評定平均は高校3年間の成績全てが関係してくるので、よく自分の成績を確認しておきましょう。


まとめ

 最後まで読んでいただきありがとうございました。夏休み前までにここまで情報収集できた人は私よりもはるかに先を走っています。当初、私は総合型を選択していたので、一般の前期や後期と言われてもチンプンカンプンな状態でした(10月くらいまで)。ガチの話です。

兄や姉がいる人は前例を近くで見ていて、何となく雰囲気を掴めているかもしれませんが、そうでない人は大学受験なんて初めてで分からない事だらけだと思います。
親御さんもきっとそうだと思います。

ここでは、自分が「あの時早く知っておきたかった…」と感じる情報を中心に発信していきます。少しでも受験生の皆さんのお力になれたら幸いです。

 
 4月からは学年も変わり、いよいよ受験シーズン本番のスタートです。周りに流されずにしっかり情報を集めて計画を練っていきましょう。
応援しています‼


※次回の記事も読んでおきたいという方はフォローよろしくお願いします。(#^^#)






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