見出し画像

【53】孫にゲームを教えてくれたときの息子なりのコツ(息子のYouTube活動の話題から考えたこと④)

こんにちは。ここ最近は、息子とのYouTubeの活動を話題にしたこと始まり私なりの自分の想いを分析しながら書いています。今回は、会話もままならない孫にどんな風にゲームを教えたのか息子のコツを教えてくれたエピソードを書いてみます。


私は、息子が2才の頃に自閉症だと診断されてから、とにかく前進できるようにという気持ちで行動を重ねてきました。取り組んできたことを振り返ってみて、今から考えてみると息子を助けてくれたと感じる思い出の一つが、ゲームをプレゼントしたことでした。
息子はゲームにはまって得意になり、その経験が息子の自信を培ってくれたり、学校では友達ができるきっかけへとつながったり、コミュニケーションのきっかけとして役立ってくれていました。

そして、孫ができたときは、当時は単純に楽しく遊ぶ姿がみたいなとゲームをプレゼントしただけだったと思います。その孫達も、今、幼稚園のお友だちと楽しく遊んでくれています。

Image from Adobe Stock

ゲームをうまく活用できることは、子どもにとって、友だちの輪を広げる・コミュニケーションの可能性を拡げてくれるきっかけになったり、これからの人生の免疫力の下地をつくってくれるようなものにできると受け止めている私。
そこで、改めて最近気になって息子に聞いてみました。会話もままならない孫にどんな風におしえたのか。

Image from Adobe Stock

息子がいうには、ゲームのコントローラーはボタンが多いだけでなく複雑。なので、まずはリアルな体験をしてから達成感に繋げることが大切らしい。ある程度ゲームに触れて、本人のゲームをやりたいという主体性が出てから、複雑になる手の動きを根気よく教えるらしい。
そこで、最初にマリオカートのマリオホイールmini(ハンドルのステアリングコントローラー)が、ゲームができるようになるためのスタートとしては適していたようだった。

マリオカートのハンドル式のコントローラー

ただ、同じように他の親戚にも「孫Mに教えて」とお願いしたこともありました。そのときは、2時間後くらいには「もう、無理!そもそもこんな小さい子にゲームができるわけないよー。ゲームの意味もわからないんだもの」と、今から振り返ると、自分もその立場だったらその通りだろうなと思うことを言われたことがあったのを思い出しました。

Image from Adobe Stock

ここで、もう少し考えてみました。
息子は、性格もあるでしょうが、コミュニケーションは心で行うものというのに気付いているような接し方をしていたように思います。
対象となる幼い子の特性が理解できていないと、教える大人のほうがイライラしてしまう。ゲームを教えながら、根気強くその子を観察できる大人が教えてあげないと、時期尚早といえるような幼い子にとっては、大人のイライラを届けてしまい、返ってマイナスの体験をさせてしまう。なので、子どもと一緒に取り組むときは、前提条件としては子供に圧力をかけないことが最も大切なことの1つ。
子供が癇癪をおこしても、大人が見守りながら待つことができないとゲームを養育に活かすことができなくなってしまう。
教える人は誰でも良いというわけではないのかなと、当たり前といえば当たり前ですが改めてそう思いました。

さらに、息子に他に心がけていたことはないのかと聞いてみました。
すると、孫の弟のOのときは、
「画面を見て、画面を見て!」と声をかけて集中させていた、気持ちの移動をさせていたかもと答えてくれました。

Image from Adobe Stock

この答えを聞いて、50代になってから触れている心理学で教わった内容が浮かびました。人には、それぞれ得意な感覚があるということです。
普段の特徴を振り返ってみて、孫Oは視覚的に得意なことが多いかもと気づきました。
息子は意識していないでしょうが、その特徴をしっかりつかんでうまく教えてくれていたのだと思いました。
この感覚についても、またどこかで振り返ってみたいなと思います。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?