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広告効果計測ツール(MMP)について - 市場価値を高めるための新人向けオリエンテーション第2回 -

アドバンでは、アプリ事業者さんの集客の支援を行う広告代理事業がメイン事業のうちの1つです。
※アプリ事業者さん以外のお客様もいらっしゃいます。
アドバンに広告を依頼いただくお客様の目的はほぼ間違いなく一つです。

  • 広告費用対効果を最大化すること

  • 広告費用に対する売上の比率を○○%以上にすること

つまり、かけた広告費以上の売上やそれに準ずる成果を上げることです。
そこで今回は、かけた広告費に対する成果を計測するために必要な、広告効果計測ツールに関する内容です。
アドバンのお客様の中には、アプリは運営しているけど、広告出稿ははじめてという方もいらっしゃいます。そんなお客様には広告効果計測ツールを導入してもらう必要があります。
その際、正しい理解のもと説明をして理解納得してもらうためにも今回の内容はアドバンにとってとても重要な内容です。


広告効果計測ツール(モバイル計測プロバイダー)※MMP

まず、広告効果計測ツールとはどんなものかを簡単に説明します。
※名前が長いので以後、広告効果計測ツール=MMPとして説明をします。

MMPってなに?

MMPとは、モバイルアプリ計測のツールもしくは事業者です。
モバイルアプリ(AppStoreやGoogleplayなどにリリースするアプリ)にMMPを導入することにより、

  • インストールの計測 - 流入経路ごとのインストール数の計測

  • 流入経路ごとのアプリ内行動の計測 - アプリ内イベントの計測

これらの計測が可能になります。

  • インストールの計測 - 流入経路ごとのインストール数の計測

MMPをアプリに導入すると、計測したい任意の流入経路からのインストールの計測が可能になります。

  • 流入経路ごとのアプリ内行動の計測 - アプリ内イベントの計測

インストールの計測だけでなくインストールしたあとユーザーがどのようなイベントをアプリ内で起こしたのかを計測する事ができます。ここで言うイベントとは、MMPをアプリへ導入する際にアプリ事業者が任意で設定できる、アプリ内の特定の行動(課金やチュートリアル完了など)のことを指します。

まとめると、どの流入経路(twitter広告、Facebook広告など)から来たユーザーがその後アプリ内でどのようなイベント(行動)をしたのかを計測することができます。

MMPがないとどうなる?

MMPを導入しないで広告出稿を行うと、流入経路ごとの費用対効果の違いがわからなくなります。
言い換えると、twitter広告、Facebook広告を行っていて全く同じ費用対効果になることはないですよね?
例えば、↓のように

同じ金額広告配信したときの結果例

同じ金額広告を配信した結果同じ結果になることはないと思います。
多少なり結果に差が出るのでこの流入経路ごとの結果を見るために、MMPの導入が必要というわけです。
この結果の場合、もちろんfacebook広告により多くの広告費を投入すべきだと判断することができますよね。

どのような流れで計測されているのか?

MMPがインストールを計測するおおまかな流れをしっかりと理解しましょう。ここ数年で起きているモバイル計測を巡る規制のお話などもこの基本を知らないことには理解できません。

広告に接触してからのユーザーの流れとMMPへのデータの流れイメージ

広告への接触(ここではクリック)からアプリをインストール、
そしてアプリを起動するまでのユーザーの行動です。
MMPがどのようなデータを前後で取得して突き合わせることで、流入経路の判断をしているのかのイメージ図です。
インストール前とインストール後の起動の前後で取得できる複数のユーザーの情報からどの流入経路からのインストールかを判別します。

厳密には、いくつかの計測方法がありますが、今回は比較的一般的な計測の方法を例として説明をしています。
また、各MMPツールと連携しているパートナーメディアの場合、上図のような流れとは異なりますので、この基本の流れを理解できた人は自分で調べて理解を深めてもらえると良いと思います。

MMPサービスをいくつか紹介

今回紹介するサービスは、アドバンでも利用経験があり且つ、現在も継続して利用しているサービスを2つ紹介します。

  • adjust

ドイツのadjust社が提供している広告効果計測ツールです。
管理画面は比較的シンプルで見やすく使いやすいです。
ツールとしても申し分なく使いやすく、アドバンでも数年間利用の経験があります。
サポートは基本的にメールでの対応でやや機械的な対応が多いかなという印象です。日本人のカスタマーサクセスチームの方が対応してくれます。
※個人的な見解です。


  • appsflyer

日本ではない海外の会社です。
※すみませんどこの国かわかりませんでした。
adjust同様に、使いやすいツールです。導入実績なども申し分ないので安心して利用できるツールです。
アドバンでも利用しているツールです。
サポートに関しては、slackなどでのコミュニケーションが可能なので疑問点などの解消が早く済むイメージです。
海外の企業ですが、営業担当の方もカスタマーサクセスチームの方も日本人の方が対応してくれます。


今回は、広告の効果計測ツールについてでした。
ツールの概念や必要な理由などをまとめた内容になりますので、概念を理解できた方は更に自分でも調べたり、アウトプットをするなりしてさらに理解を深めてもらえると良いと思います。

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