娘に鬼滅の刃を見せられない本当の理由
ハロウィンも過ぎ今さら感はありますが…6歳娘がせっかくおばけを描いたので、一緒に加工して遊びました。すぐにPhotoshopを使って遊びたがります。まぁまぁ良くできたと思います。
ところで、年頃なのでしょうか。
映画を観るのでも、絵本を読むのでも、怖い話ばかりをせがみます。ファンタジー要素の強い作品ならまだ良いのですが、この前観せた「コララインとボタンの魔女」などは、しばらく夜泣きが止まらないほど怯えていました。でも観たがる。怖いもの観たさって感覚はいつから芽生えるものなのでしょう?
実は、我が家では「鬼滅の刃」を娘に見せていません。
描写的にエグいですし、物語性はともかく、幼いうちから人が死んだりするのをワーキャー言って楽しむのもどうかと思っているからです。怖がりの娘には刺激が強すぎるとも感じています。夜、うなされちゃいますし…。
娘も自制しているのか、最近は観たいと言わなくなりました。
ところが先日、新しいマスクを作って欲しいと言い出したのです。買い物の際、麻の葉模様の布を見つけてねだってきました。はい、禰豆子ですね。写真は母親の手作りです。
禁止したのは私なのに、なんだか娘に申し訳なくなってしまいました。
みんな観てるけどウチはダメ。それじゃせめてマスクを…と言うからです。
当然、ストーリーは分かっていません。でも、そうやって少しでも友達と「共有」したかったのでしょう。
描写がエグいからと言う理由で、観るのを禁止するのは浅はかではないか。正直そう思うこともないではありません。しかし一方で、結構 描写を深く受け止めて傷ついてしまう娘もいます。
考えすぎなのかもしれません。親のエゴかもしれません。
本当は、観せても良いかと毎日悩んでいます。些細な悩みですよね。
見せたところですぐにブームは立ち去り、また別の何かに夢中になるからです。そういう繰り返しの中で「自分」を作っていくのが健全だとも思います。その意味では、見せながら上手に導いてあげるべきなんでしょう。親のフィルターを通して選別すると、その時点で子供の発想の広がりを妨げてしまうとも考えられますから。
でも、流行りものにしょっちゅう夢中になられるのは、正直 嫌だなーって思ってしまうんです。遅くできた子供っていうのもあります。出来るだけ一緒に公園で遊んだり、絵を描いたり、料理を作ったり、旅行に行ったりもしたい。本当にささやかですけどそっちの時間も大事。結局…、私自身も娘と「共有」できることを、出来るだけ沢山楽しみたいんですよね。残念ながら私が鬼滅を楽しめないのが1番大きいのかもしれません。
あぁ、これが本当の理由なのか…。やっぱり親のエゴなのかも。
娘と私、それぞれの「共有」を巡る話です。
うーん…子育てってキリないなー。
見出しに使った画像のパーツも、みんなのフォトギャラリーにUPしておきますね。自由に使っていただけたら嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。
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