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新たな「私の独り言」(15) 【同じ事をやってみて、初めてその人の凄さが理解出来る】


今回は、私が昔から「ジャンル問わず、理解して来た事」を率直にお伝えしています。

こうしたものの観方は、何か"一つの道を極めた"という様な経験がなければ分かりづらい感覚なのかもしれないと私は思います。

そしてこういう事に"気付ける人"というのは、幼少の頃からすでに「天性として、そういう感覚を内に持っている」という事が言えるのかもしれません。

ただ人によっては、長年の鍛錬によって「徐々に開眼する」という方も、中にはおられます。

いずれにしても、私が改めて思う事は「最初の教師」というものがアーティストに与える影響力の大きさや、「誰に師事するのか」という事の重大性でしょうか。

無意識に「最初の教師や、自分が師事する人から教わった価値観」みたいなものが、良くも悪くも教わる側に多大な影響を与えるという事です。

例えば「年功序列を重んじる人」に師事すれば、「純粋に才能の本質を見抜く目」というものを曇らされてしまったり、失われてしまうという様な事でしょうか。

外国で生まれ育ち、天才的な才能に恵まれ、人一倍の努力家でもある彼が、右も左も分からない異国で言葉の不自由さを感じる中、彼らに見出され、そして長年人知れず思い悩み苦しんだのは、

芸術後進国と言われる、この日本という国が持つ、こうした"体育会系の独特の文化"がベースがあったからだと私は捉えています。

今回はそんな事に思いを馳せながら、この記事を書かせて頂きました。


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