自分を愛している人は、自分と他者との違いを楽しめる人

『自分を愛している人は、自分と他者との違いを楽しめる人』

今回は、特に「皆と一緒だと安心する」という国民性を持った日本人に大変多いと私が感じている＂思考癖＂に付いてお伝えしています。

閉鎖的な島国根性から来るとも言われている「和を保つ」という事を美徳とする日本人が持つ特徴として、

「皆と一緒でなければならない」が故の「自分と同じ感覚でなければおかしい」といった＂矛盾した無意識の思考癖＂というものがございますが、

こういう思考癖を持った方達が、そういう事を他者に求める裏には、実は「自分が一番優れていたい」「そういう私を認めて欲しい」というエゴや欲求が巧妙に隠されているのです。

自分が一番でいる為には、誰かが自分より抜きん出ては困るし、でも自分は一番優れているのだから、自分が言う事が一番正しくて、だから他者も自分と同じ感覚でなければならないという様に。

でも殆どの方達は、そういう自分に自覚を持っていません。

そしてここから「他者を無意識に支配コントロールする為の言動」というものが始まるのです。

こういう方達は、他者が自分と違う事を感じている事を快く思わず、年中心の中で「自分が一番優れているという事を証明する為」に、絶えず自分以外の相手を否定しジャッジし続けます。

こういう方達は「自分と他者との違いを素直に楽しむ」という事が出来ませんから、「実に苦しい生き方をされておられるなぁ」と私の目には映ります。

だってこの世には「自分と同じ人間はいない」のですから。

ですので「お互いの違いを受容し楽しめる方達」は幸いです。そういう方達の根底には「自分をこよなく愛している」というものがベースにあるからです。

そういう人のみが「自分と他者の違い」というものを、心から楽しみ愛せる様になるからです。