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誰でもすぐにできる採用CXを意識した採用オペレーション

こんばんは。
WHOMで企業様の採用支援を行っている今原と申します。

日々企業様の採用支援を行う上で大事にしているポイントがあるのでとても初歩的なことではありますが、noteに残したいと思います。

採用CXとは

採用でいうCX=「Candidate Experience」で、日本語では「候補者体験」を意味します。
企業を認知してから入社に至るまでの一連のプロセスの中で価値を向上していくことを指します。

「選考結果に関わらず、選考を受けてもらった候補者にとって、自社の価値が上がったかどうか」ということでもあるかなと思っています。

採用CXが大事である理由は弊社代表のnoteにも書いてあるのでぜひ読んでみてください。

採用CX向上のためにやるべきこと

大きなカテゴリとしては「認知・応募・選考・内定・入社」に分けられるのですが、「認知」の部分だけでも採用広報や社員のSNSなど、「選考」でいうと「面接」だけでも細分化するとできることは多岐に渡ります。

今回は中でもとてもシンプルに意識できる「採用オペレーション」の一部について書かせていただきます。
読んでいて当たり前にやっているよ、という方もいるとは思いますが、当たり前にやっているけど大事だよね、と共感いただけた方がいましたらハートマークを押していただけると大変励みになります。

ちょっとの工夫で辞退者は防げるかもしれない

エン・ジャパン様からリリースされている「9000人に聞いた『エン転職』アンケート(2022年9月)「選考辞退」に関する意識調査」では、55%が転職活動において選考辞退を経験しているとのこと。なんと半分・・!
そして辞退タイミングは「面接前」が最多だそう。
中にはコントロールできない理由もあると思いますが、これは非常にもったいないですね。

面接前辞退の内訳を見ていくと、「企業の対応が悪かった」という理由で面接前に選考を辞退した方が21%もいます。
詳細の内訳まではわかりませんが、おそらくほとんどがメールでの対応になるのではないでしょうか。

皆さんも、転職活動をしていてこんな経験はありませんか。

  • 熱烈なスカウトが送られてきたから返信したのに急に塩対応

  • 日程調整に時間がかかって他の選考が進められない

  • メッセージのやり取りが多く手間

特にスカウトには力を入れているのに、オペレーション部分で損をしている企業は多いんじゃないかなと感じております。
候補者からも熱量が上がっているのに急に冷めてしまうので非常にもったいないです。

採用オペレーションを行う上で大事なこと

1人の候補者と向き合うことを忘れない

メッセージの返信ひとつにしても、候補者からしたら人生に数回の転職に向き合っている状況です。
テンプレートを活用しつつ、候補者の温度感に合わせての返信を心がけましょう。
(スカウト返信で熱意のこもった返信くださる方に、私は絶対テンプレだけで返せません・・!)

スピード感を持って対応する

これはレスの速さもそうですが、面談や面接日はできるだけ早く設定しましょう。

面接日が先になってしまった分、他の企業に決める可能性や自社で引き留めに合う可能性が上がり、候補者の温度感も下がってしまいます。
(どうしても先になってしまう場合は、カジュアル面談を挟むなど、温度感を維持しましょう)

できる限り候補者に手間をかけさせない

事前の提出物や予定調整など、候補者の方にとってできる限りスマートになるように工夫しましょう。特に日程調整の部分は何度もやり取りするよりも、日程調整ツールの使用がおすすめです。手作業で日程の調整をするとオペレーション側も手間になってしまう上に、返信率も下がってしまいます。

おすすめ予定調整ツール

私が使っているもの含めておすすめのツールを紹介します。ご紹介したもの以外にも日程調整サービスはたくさんあるので、自社に合うものを選んでみてください。

Spir

Googleカレンダー・Outlook(Office 365)と連携でき、自動でURLを発行、URL入力いただいた方にURLの送付までしてくれます。
個人プランは無料で始められるので、決まった方が面談・面接に出られる場合はまずは無料プランで使ってみるのがおすすめです。
スタートアップ企業の方は使っている方も多い印象。

eeasy

多数の特許を取得しているため、カスタマイズが豊富です。会社説明会・集団面接にも対応しており、会議室の確保やある会議よりも面接を優先するといった機能があります。対面での面接や新卒採用で複数名の調整が必要な場面が多い企業におすすめです。

TimeRex

3名以上の日程調整ができるベーシックプランが月750円と低コストで運用可能。複数名での調整が必要な企業さんに良さそうです。英語にも対応。


※全て2022年11月時点の情報なので利用の際には各サイトにて最新情報をご確認ください

採用オペレーションも大事な採用活動の一つ

日々の採用活動が大変な中ではありますが、改めてできるとことから「採用CX」を意識していただくとより良い採用活動に繋がるのではないかと考えております。

「当たり前を徹底する」が書かれているLayerX人事一ノ宮さんのnote。
採用CXを細分して取り組まれている工夫と徹底さが大変参考になります。

最近はRPOを導入する企業が増えてきて、「業務の切り出し」の一つとして「オペレーションの巻き取り」になってしまっている印象を受けています。
もちろん、効率化できる部分は効率化すべきだと思いますが、オペレーション一つにしても候補者にとってどう感じるか、ということは日々頭に入れておきたいものです。

弊社では、採用業務経験者リクルーターの方と支援をさせていただいております。オンラインで無料相談が可能ですので、採用オペレーション業務含めて採用力を上げたいという企業様がいらっしゃいましたら、気軽にご連絡ください。

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