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【コンサル必読本】若手コンサルタントが読むべきおすすめ書籍6選!

こんにちは、麻衣です!

私は新卒で外資コンサルに入社し、マネージャーまで働いたのですが、コンサル時代は常に自己研鑽が求められるため、たくさんのビジネス書を読んできました。

今回は、コンサル業界に新卒で入社する方、社会人で転職される方、コンサルの思考法を学びたい方を対象に、私が読んできた本の中で【若手コンサルの必読書】としておすすめしたい本をご紹介します。


色んな書籍にも書かれていますが、私も読書は「自己投資」と思っており、気になる本は基本的に購入しているので、月に今でも1万円前後は書籍代に費やしています。(読まなくなった本はすぐメルカリで売っています笑)


今後、解決したい課題・お悩み別におすすめ本を書いていきたいと思っています。今回は、その中でも若手・未経験コンサルの方が、一度は悩む課題の解決に貢献してくれる本
についてお伝えします。


1. 考える力(地頭力)を高めたい

私が新卒で入社したとき、優秀な先輩や同期を見て、

自分の頭の悪さ

に愕然として、落ち込む日々でした。

そんな昔の私に、今でもお勧めしたい本の1冊目は、『イシューからはじめよ』です。

先輩コンサルも持っている人が多く、日々イシュー・論点という言葉が飛び交っていたのですが、

「イシュー?論点?、問題と何が違うの?」

と疑問に思っていましたが、本書を読むと、問題とイシュー(論点)の違いが理解ができました。

世の中にある「問題かもしれない」と言われていることのほとんどは,実はビジネス・研究上で本当に取り組む必要のある問題ではない。世の中で「問題かもしれない」と言われていることの総数を 100 とすれば,今,この局面で本当に白黒をはっきりさせるべき問題はせいぜい 2 つか 3 つくらいだ。
「イシューから始めよ pp. 27 - 28より」


このように、世の中にある問題のほとんどは、解かなくてもよく、本当に白黒つけないといけない問題がイシューであり、優秀なコンサルタントは正しいイシューを発見して、解決することができます。

本当に解くべき問いを考えることの重要性を学ぶことのできる一冊です。



イシューについて分かったら、今度は問題解決をするにあたって必要な推論・推定力を高める必要がありますが、「地頭力を鍛える 問題解決に活かす フェルミ推定」が2冊目としてオススメです。


書籍名の通り、地頭力を鍛える本となっています。

「フェルミ推定」とは、「日本に電柱はいくつあると思いますか?」や「コンビニの売上を上げるためにはどうすればいいと思いますか?」のような問いに対して、自分の頭の中にある情報から、前提や仮定を置いて推論していくことです。

「フェルミ推定」の問題を解くことで、実務での問題解決力の向上につながる思考力を鍛えることができます。
日頃から、フェルミ推定を使って考えるクセを付けると、頭の回転が速くなっていくことが実感できますので、是非読んでみてくださいね!



3冊目は、ボストンコンサルティンググループ(BCG)元日本代表の内田さんの仮説思考です。(他にも、論点思考と右脳思考という素晴らしい本があるのですが、やや難しいので、まずは仮説思考がオススメです)


コンサル会社に入社してすぐに、「○○さんの仮説は何ですか?」と必ず問われます。仮説とは何かについて知らないと、思い付きや調べただけのような答えになり、「仮説は何か?」の問いに答えることができません。

本書を読めば、仕事を早く進める上で必須の思考方法である、「仮説思考」について理解できますので必読です!

2. ロジカルシンキングを正しく理解したい


次はコンサルタントに必ず求められるロジカルシンキングです。論理性のない意見は、事業会社では通用することがありますが、コンサルでは残念ながらほとんど通用しないです。

論理的に考え、伝え、クライアントを動かしていくことはコンサルのベースとなるスキルといえます。

そのために必要なロジカルシンキングを鍛えるための必読書の1冊目はこちらです。

ロジカルシンキングの本は、世の中に溢れていますが、昔も今も定番書となっているのは、こちらの「ロジカル・シンキング」です。


ロジカルに考えるとはどういうことか?、ピラミッド・ストラクチャー、MECEとは何か?、論理の飛躍や浅い考えを避けるための考え方、「So what ? Why so ?」は何か?について、正しく理解することができます。

この一冊さえ完璧に理解できれば、ロジカルシンキングについての基礎はマスターしたと言っても良いと思います!

3. 綺麗なパワーポイントを作りたい


若手コンサルの仕事の多くは、パワーポイントでの資料作成です。その見せ方や作り方について、分かりやすく説明しているのが、こちらの「外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック」です。


スライド作成に関しては、基礎を学んで、何枚も作成し、パターン化していくことで上達しやすいです。ただ、昔のBCGの記事に、「3000枚作って一人前」と書いてあったのですが、プロと呼べるレベルになるには、それくらいは作成が必要だと思います。

本書では、実際にスライド作成において留意すべき点やテクニックがたくさん載っています。23のテクニックをマスターして、スライドをたくさん作っていくと徐々に資料作成スキルが向上すると思います。

ご参考までに、私のこちらの記事でコンサルがよく作るパワーポイントのテンプレートを有料noteで提供していますので、テンプレートを学びたい方は是非検討してみてください!

4. 仕事の進め方・マインドセットが不安


最後に、仕事の進め方やマインドセットを学ぶ上で、若手コンサルの必読書となっているのが、こちらの「コンサル一年目が学ぶこと」です。


上司とのコミュニケーションにおいて大事なこと、クライアントと対峙する上で必要なマインドセット、話し方などプロフェッショナルとしてバリューを出す上で、最低限必要なことが書かれています。

良い上司に出会うと、本書に書かかれている様な内容はすべて叩き込んでくれるのですが、そうでない場合は自分で身に着ける必要があります。本書の内容がだいたい身についていないと、昇進のどこかでつまずきます。

また、この内容を定期的に見返して、入社3年目までにできるようになっていると、部下ができたときにアドバイスしやすくなるのでオススメです!

おわりに


実際に、私がこれまで読んできた中で、若手コンサル向けの必読書を紹介してきました。

まずは今回ご紹介した書籍を読み込んで、コンサルタントの基礎力を身に着けていかれると良いと思います。本屋さんにいくと、類似する大量のビジネス書があり、色々欲しくなるのですが、つまみ食いするよりも基礎の部分については、今回紹介した書籍をじっくり読むのが良いと思います。

また、一度読んで終わりではなく、プロジェクトとプロジェクトの合間や年末年始などに定期的に読み返すと新たな気付きが得られます。

本を読んだだけで仕事はできるようにはなりませんが、これらの書籍の内容は理解いる前提で、先輩コンサルタントは接してきますので、読み込んだ上で、実務でスキルアップしていってくださいね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。気に入って頂けたら、いいね・フォロー頂けると嬉しいです!

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