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Courseraで管理会計を学んでみた①


きっかけは20年以上前に出会ったビジネス書

化粧品サイエンスの専門講座(Introduction to Cosmetic Science and Ingredients Specialization)を終え、サブスクの残り期間が3週間くらいあったので、以前から興味があった管理会計の学習を始めました。
仕事で会計に関わっていない私が管理会計に興味を持った、そもそものきっかけは20年以上前に出会ったこの本(岡田和典『ABC/ABM流通戦略』)です。

これを読んだ当時、私は簿記3級の知識すらなく、ビジネスの経験や知識は今以上に浅かったのですが、そんな私にも「活動基準原価計算(Activity Based Costing)」という簿記検定なら1級の範囲となる管理会計のシステムが業務の改善にどうつながっていくのかをイメージできるように書かれていて、何もかも新鮮でした。以来、私はこの本をバイブルのように机の引き出しに入れていて今もそうしています。ところで、化粧品サイエンスの講義の中でファクトリーの事が沢山出てきました。それをきっかけに工業簿記や管理会計への関心が再燃し、USCMA(米国公認管理会計士)の情報などを調べていました。
仕事で会計に携わっていない会計初学者、かつ英語もいまいちな私にとって、英語で会計を学習することがどのくらい高いハードルなのか、まずは体感したいと思いCourseraでトライしてみようと思った次第です。

今回選んだコース

今回はイリノイ大学シャンペーン校の管理会計のコースを選びました。Courseraで次に何を学ぶかを検索している瞬間はいつもワクワクします!

この講座は専門講座「バリューチェーンマネジメント」の1科目に含まれています。

そして、このバリューチェーンマネジメントの講座は、イリノイ大学のiMSM(Master of Science in Management)という最短1年のオンライン修士課程の一部になっていて、さらにiMSMは、iMBAの単位を含んでいるようです。入学できたらの話ですが。。

「小より」な中小企業で働く私にこんな壮大なキャリアパスの入り口を提供してくれるCoursera、夢しかありません。

Thank you for giving me a dream!

However、今わたしは日々の事だけでキャパオーバーなので、とにかく「サブスクの残り期間内にこれを消化する」っていうタスクだけを考えることにしています。

プレリーディング課題

Week1のリーディング課題には、USCMA(米国公認管理会計士)の管理団体であるIMAのページもありました。USCPA(米国公認会計士)がアメリカの公的資格なのに対して民間資格であるUSCMAを管轄する団体とはどんな団体何だろうと気になる方はこのページをご覧になると良いと思います。

https://asiapac.imanet.org

Week2以降もプレリーディング課題が与えれます。この課題にはオープンテキストブックライブラリーがしばしば使用されます。講義自体のテキストもありますが、特に私のような会計初学者は最低でも必須のプレリーディング課題は読まないと講義にはついていけなさそうです。いまのところ、講義を見るよりプレリーディング課題を読む方に時間を要していますが、頻出用語、income statement (損益計算書は、"Profit and Loss Statement"ではなく、こう呼ばれていました)やvariable costs, fixed costs, manufacturing overhead、cost of goods soldなどをしっかり確認しておくのに役立ちます。
主に使われるオープンテキストはトータルで1000ページ近くあります。これをサラッと通読して管理会計の全体像を理解できる気がしません。4週間の講義を通して重要なポイントを抜粋して学ぶ方が私にとっては効率的なんじゃないかと思いました!

アメリカって教科書代高いんですね!?

本題から逸れますが、今回オープンテキストライブラリーについてググってみて、アメリカでは教科書代が驚くほど高いという事を知りました。そのような背景もあってこのような無料のライブラリーが発展してきたようです。以前Courseraで受講したRice大学のEnglish and Academic Preparation - Pre-Collegiateで読んだテキストも同大学が提供しているオープンテキストライブラリーだったことを、今さらながら知りました。


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