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学びが深まる読書記録

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自分が読んだ本のOUTPUT記録です。 読んで終わりだった自分が、どう記録を残して、どう活用しているか。 あれこれ試行錯誤している過程も、そのまま残っていると思います。
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自分を疑うことが予測の精度を上げる。完璧主義を抜け出して人生が楽になる新事実〜『超予測力』フィリップ・E・テトロック&ダン・ガードナーの読書記録〜

この本を読む目的は、「投資に活かす」だった。 完全に予測できないことでも、当たる確率さえ上げられれば、続ければ続けるほど利益を出すことができる。そのためのヒントが得られればと思って読み始めた。 読み終えた後の感想は、「予想以上に多くの収穫を得られた」である。 投資に活用するつもりで読み始めたが、あらゆる物事への考え方にも応用できそうで、自分の価値観としている、穏やかに生きることへももちろん応用できそうだ。 なので忘れないうちに要点をまとめておこうと思う。 いわゆる反

完璧じゃなくても大丈夫—『傲慢と善良』辻村深月ー

今回読んだのはこの本。 読んだ本の記録は、引用ベスト3の形で書いていましたが、 今回は小説でもあるので、思ったことや考えたことをそのまま書き連ねてみます。 私は大人になるまで、 「いい人になろう」として生きてきた記憶しかありませんし、そのことに何の疑問も感じませんでした。 この一見人として何も間違ってなさそうなことに、 「本当に??」と 疑問符をこれでもかと投げつけてくれる本でした。 自分が善良な人間であろうとするほど、自分を自分で認めるために、自分とは違う価値観を持

間違えること前提なら、穏やかに過ごせるー『Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法』ロルフ・ドベリから学ぶー

52種類もの様々なバイアスについての内容と対策法を、わかりやすく端的に紹介してくれている本です。 「穏やかに生きていく」を自分の価値観としている私にとっては、 参考になる事がたくさんありました。 今回も斎藤先生がお勧めしているOUTPUT方法、「引用ベスト3」というやり方でやろうと思ったのですが、 たくさんある場合、無理に3つに絞る必要もないかなと思いました。 ということで、今回はベスト5でやってみます。 大事だと思ったことなんだから、ちゃんとアウトプットしておいた方

偉人から学ぶべきは、その成果ではなかった〜『世界がわかる理系の名著』鎌田浩毅から学んだこと〜

教科書に載っているような偉人たちが書いた本の内容を、 自伝的なエピソードと、学ぶべき教訓をセットにして 紹介してくれている本です。 理系じゃない人でも気軽に読めるので、漫画で学ぶ〇〇シリーズ的な感覚で手にとってOKだと思います。 今回も斎藤先生がお勧めしているOUTPUT方法、「引用ベスト3」というやり方でやります。 気になったところを3つ選んでその理由を一緒にまとめるだけです。 詳しくはこちらに書きました。 ではさっそくいきましょう。 『世界がわかる理系の名著』引

一流のリーダーより、一流の側近は重要かも〜『スティーブ・ジョブズⅡ』ウォルター・アイザックソンから学んだこと〜

アップルが成功したのはスティーブ・ジョブズがいたから。 なんて言われているけど、全然違う印象を持つことになった一冊。 彼の伝記なのに、自分でも意外な感想を持ちました。 ジョブズ本人が何を考え、何をしたかについても詳しく書かれていますが、 周りの人たちが、どのように彼に賛同し、意見したか。あるいは批判したか。 そのようなことについても同じくらい詳細がわかります。 主人公だけじゃなく、味方とか敵も個性的なキャラ。 どちらが正しいともいえない、どちらの立場も一理ある。 そんな葛

読書方法を進化させてみる〜『自己肯定感を上げるOUTPUT読書術』アバタローから学んだこと〜

以前読んだ『大人のための読書の全技術』を実践してみます。 せっかく本読んでるんだから、ちゃんと内容を覚えておいて、使えるようになりたい。 どうすればいいかというと、「人に本の内容を教える」です。 斎藤先生がお勧めしているOUTPUT方法の一つに、「引用ベスト3」というやり方があります。 気になったところを3つ選んでその理由を一緒にまとめる、というものです。 詳しくはこちらに書きました。 さっそくやってみます。 と思ったのですが、 「自分が今何を考えているかモニタリン

良好な関係作りには、言葉遣いの前にやるべきことがありそう〜『よけいなひと言を好かれるセリフに変える働く人のための言いかえ図鑑』大野萌子から学んだこと〜

最初に断っておきたいのは本の内容を批判しているわけではないことです。 むしろ逆で 本に紹介されている言いかえの言葉をざっとを見渡してみると ある共通点が見えてきました。 言葉遣いの前にやるべきこととは そのある共通点に関係しています。 言葉遣いの前のやるべきこととは この本を読んで自分なりに考えた個人的な考察です。 では言葉遣いの前にやるべきこととは何なのか? それはズバリ 「自分を責めない」 これに尽きると思いました。 やるべきことと言いながらやらないことにな

「読んだけど忘れた」を卒業する本の読み方〜『大人のための読書の全技術』齋藤孝で学べること〜

齋藤孝先生の本は好きで何冊か読んでいるけど この本は斎藤先生が普段からどれだけ本を読んでいて どれだけアウトプットしながら本を自分の考え方や生き方に活用しているかが よく伝わってくる内容だった 本物の読書家の人たちってこんなに読んでるんだなと本当に尊敬する 年間1000冊以上読む人って本当にいるんだろうなというのは今ならわかる 子供の頃から本を読むことが生活の一部になっていて 本を読むことそのものも仕事のうちみたいな人だからできることではあると思うけど それも逆かもしれ

最強の特技って「どんなことでも得意なことにできる練習が続けられる」ことだよね。ー大変だけどできるようになりたいー

何ができるようになったら穏やかに生きていくことができるか? ドラゴンボールがあればいいと思うけど現実にはない笑 まあ仮にもしあったとして何をお願いするか 「どんなことも身につけられる能力がほしい」かな 時々そんなキャラいるよね 「どんな能力もコピーできる」能力 某コピー忍者みたいなのは本当に強い笑 そんな能力に近いものを現実に求めてみると 「練習次第でどんな能力も高めることができる自分」 前にも似たようなこと書き残した気がするけど やっぱりこれに尽きる どうも実際

「毎日コツコツが上達のコツ」の本当の意味 ー 本当に上達する練習法はしんどいつまらないつらいの三拍子だから、凡人にはこれしか方法がないだけだったよ ー

どんなことでも上達するためには 「毎日コツコツ続けることが大切ですよ〜」 とよく言われる 確かにその通り その通りなんだけど 本当に上達する練習方法って ものすごくしんどいしつまらないしつらい そういうものらしい笑 この本から学んだ一流に上達する練習の条件をまとめてみる 本当に上達する練習の条件 ①自分の限界よりちょい上 →練習中はいつも全力全開 →しんどい ②うまくできるイメージが頭の中にはっきりできるまで その箇所を何度も繰り返す →練習中はいつもコケ

ありのままの自分でいるのは不可能だから目指す必要ない?もしそうだとしたら今よりもっと楽に生きられるかもしれない

鈴木祐さんの著書「無(最高の状態)」を読んで一番なるほどな〜と思ったこと。 この発想は今ままでなかった。 穏やかに過ごしていくためにとても役に立ちそう。 ということで、読み終わった後の振り返りとして 自分なりに考えたことをまとめておこうと思う。 そもそも自己とは何かという話。 自己=脳内物語の集合体 それってもう妄想の世界の自分ってことになるよね。 そうなるともう本当の自分なんてなんでもありだね〜 本当は真面目な自分とか 本当は裏ではずるいことを考える自分とか 本当は