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ローマの日々 [Daily Romans]

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ローマ人への手紙を日々少しずつ、ゆっくり味わい、瞑想する旅をします。
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2024年7月の記事一覧

35.ローマ2:16 神のさばきの日

35.ローマ2:16 神のさばきの日

  伝統や慣習は、私たちの日常生活に根付いていて、無意識にそれらを私たちは実行しています。それとは違ったキリストのメッセージが説かれたとき、私たちは混乱するかもしれません。

  しかし、聖書が告げる「神のさばき」がくだされる世の終りの日はどのような状況になるのでしょうか。

  永遠の神の預言を確信しない限り、本当のところはわからない、としか言えないものです。

  死からよみがえり、人間の生命

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34.ローマ 2:14-15 ”人間の良心の声”

34.ローマ 2:14-15 ”人間の良心の声”

異邦人には伝統的に「モーセの律法」はありませんが、モーセの時代以降、その教えが広がり、異邦人たち独自の宗教倫理に盛り込まれた可能性もあります。

また、人間の心の声である良心というものがあり、それが隣人との関係を良好に保つための慣習の教えとなっています。

しかし明らかに、慣習上の教えは、人を永遠の命に導くことはできません。ですから、私たちは習慣やそれぞれの信じる心を大切にしながらも、神と共に永遠

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33.ローマ2:12-13 神との関係回復?

33.ローマ2:12-13 神との関係回復?

  パウロはここで、律法を持たないギリシア人と、律法を持つユダヤ人の両者のことを話しています。

  律法を持っている人は、神の前で義とされるのでしょうか?いいえ。神の前に義とされるのは、律法を聞いた人ではなく、それを実行している人です。

  ユダヤ人は律法を持っているということで、長い間、異邦人に対して誇っていましたが、ユダヤ人であっても律法を実践せず、律法に従って神との関係を改善することはで

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32.ローマ2:9-11 栄光、誉れ、平和という賜物

32.ローマ2:9-11 栄光、誉れ、平和という賜物

  クリスチャンは、「律法は人と人との関係について、善と悪を教えてくれるもの」と考えることに慣れてしまっているかもしれません。法律を破ることが罪だ、という考え方です。それはそうかもしれませんが、罪の根源は「人が神を神として敬わない」ことだとパウロは言うのです。

  ユダヤ人の考え方では、律法を守るユダヤ人だけが必ず神の国に入れるが、律法を知らないギリシャ人はそれは不可能です。しかし、パウロは「神

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