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32.ローマ2:9-11 栄光、誉れ、平和という賜物

9,悪を行うすべての者の上には、ユダヤ人をはじめギリシア人にも、苦難と苦悩が下り、
10,善を行うすべての者には、ユダヤ人をはじめギリシア人にも、栄光と誉れと平和が与えられます。
11,神にはえこひいきがないからです。

ローマ人への手紙2章9−11節、新改訳聖書2017版

  クリスチャンは、「律法は人と人との関係について、善と悪を教えてくれるもの」と考えることに慣れてしまっているかもしれません。法律を破ることが罪だ、という考え方です。それはそうかもしれませんが、罪の根源は「人が神を神として敬わない」ことだとパウロは言うのです。

  ユダヤ人の考え方では、律法を守るユダヤ人だけが必ず神の国に入れるが、律法を知らないギリシャ人はそれは不可能です。しかし、パウロは「神はにはえこひいきがない」と言いました。

  それは、神は、人の目にだけ「律法」を行っているように見える者であっても、その心は神から遠く離れていることを知っておられる、ということです。彼らは神の目には罪人なのです。

  しかし、人が見て良いというだけではなく、神が見て良いことを心を尽くして行う人には、栄光と誉れと平和が与えられるのです。

  そんなことができる人がいるでしょうか。残念ながら、私はそうした人間ではありませんでした。

  神の恵みがなければ、生まれながらの人間には不可能なことです。

  恵みに満ちた神は、罪の赦しという救いの道を用意し、そして、キリストにある私たちに、栄光と誉れと平和を与えてくださったのです。

  パウロは、このことをまだ続けて説明しています。

考えてみましょう: あなたは神の善を、心を尽くして行っていますか。

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