リーダーとメンバー、関係性が壊れそうな時にはこの2つを試してみよう
さて、少々遅れてしまいましたが書いていきます。
今日は「リーダーとメンバーの信頼関係が壊れたときに何ができる?」ってテーマです。おそらく、これで悩んだことはない人はいないんじゃないかってくらい、メジャーな悩みだと思いますので、どうぞご査収ください。
そもそもの前提
「リーダーとメンバー」というとなんだか特別な関係性のように見えますが、それぞれひとりの人間であり、いたって普通の関係性です。
ただそれが業務上の役割ってだけで、そこには偉い偉くないは存在しないってのが僕の考え方です。もちろん見る視点(責任の所在や指揮命令系統など)によってはパワーバランスは変わってきますが、それも役割のひとつと考えています。
リーダーとメンバーはあくまで人間的にはフラットな関係性。先輩後輩っていうのも大事だと思いますが、それは個々人によって感じ方が変わってくるので、今回はそこには触れません(大混乱引き起こしてしまうので)。
問題点その1「人間としての関係性」
で、そんないたって普通の関係性であるリーダーとメンバーですが、なんで関係性が悪くなるのでしょうか?ってことなんですね。この理由のひとつにはまず、先に挙げた「人間としてフラット」ということがわかっていないことが多いです。
リーダーだからって偉そうにしているとか、命令口調であるとか。今や時代は令和です。平成でも昭和でも明治でもありません。その時代にあった接し方というものがあります。昭和の時代なら多少強引に推し進めるような会話口調も「仕方ない」と捉えられていたでしょう。でも今それをやってしまうと完全にアウト。速攻でSNSネタとなります。
問題点その2「リスペクト」
リーダーに問題が多い場合がもしかしたら比率的には多いかもしれませんが、メンバーにも十分に原因となる素地はあります。
まずリーダーをリスペクトしていない場合。これ結構多いんですが、そもそもなぜその人がリーダーを任されているか考えたことはあるでしょうか?
周りから信頼されている…実際には大したことがない人でも、なぜか周りには気に入られている…というのは一種の才能や努力の賜物みたいなものです。そこは自分にはないものと捉えて受け入れることが大切。叩くならその上でやりましょうってことなんですね。
リスペクトされていないんだなーってのはあいさつからわかります。軍隊みたい整列起立して「おはようございます!!!!」みたいなことを望んでいるわけではないんですよ、リーダーって(いやもしかしたらそういう人もいるかもしれません。というかいますね、僕の近くに…笑)
でも99%のリーダーはそうではない。きちんと聞こえる程度の声量で、明るいあいさつができていればそれだけでもリスペクトは伝えられます。まず「そこに相手がいることを認識している」ことを伝える作業というのは軽視されがちですが、ものすごく大切なことです。
こういうことは小学校、いや保育園幼稚園でも教わることです。それが大人になると出来なくなるのは、きっと自分に対するプライドが高まって、知らず知らずのうちに「こいつより自分の方が偉い、できる、いなくてもどうにかなるんだ」って思い込んでしまっているのも原因です。はっきり言って思い上がるなって話ですよね(大抵の場合、いなくなったら大変なことになります)。
これは何もリーダー→メンバーの方向だけではなく、メンバー→リーダーについても同じことが言えます。
ってことで「リスペクトを伝える」ことをおろそかにすると、その瞬間に関係性が崩壊しなくても、じわじわとダメージが蓄積していくってことは覚えておきましょう。
問題点その3「敬語ができない」
これ、最近ものすごく多いです。
カタカナにひらがな、英語に漢字という4つもの表現方法を日常的に用いる日本特有の問題かも知れませんが、ただ勘違いしてほしくないのは、全員に敬語を使わないといけないってことではありません。気心知れた仲間にはかえって他人行儀になってしまうので、あくまで関係性を重視して表現をチョイスしましょう。
敬語ができないというのは、言葉もそうですが、態度からもわかります。非言語的なコミュニケーションにも「敬語」というものは存在します。
偉い偉くないは関係ないと言いましたが、相手を敬う気持ちがあると自然と敬語になるものです。仲がいい人ならそれは無くなりますが、親しき仲にも礼儀ありって言葉があるように、最低限の表現というものはあります。
これはそれまでの人生経験がモノをいうという人もいるんですが、個人的にはちゃんと相手のことを考えられているかどうか?ってことの方が大切な気がします。バイトや部活を頑張ってきた!って人でも、この辺全然できていない人がたくさんいます。「え?どうやって生きてきたの?」って勘ぐりたくなるような人もいます。そういう人はきっと、周りの人間がたくさん我慢してきたんだなって思うようにしてますが…。
じゃあどうするのか?
こういうコミュニケーションについて研究している学者はたくさんいて、その中での研究結果のひとつとしてこんなことが言われています。
と。。。なんとも恐ろしい。
でもこれは誰しもがきっと経験したことがあると思うんです。一度関係性が崩れた人間とは、簡単には修復できないって。それが子どもの時であれば「ごめんね」の一言で終わるようなことでも、大人になると互いにプライドや利益などを考え出してしまって譲れなくなる。なんと醜い生き物なんでしょうね…人間って。
こんな醜い生き物のために、世界中の心理学の研究者は「どうしたら人間関係がうまくいくのか?」って方法を見つけ出してくれています。もう神かって思っちゃいますねほんと。
その神々方は、崩壊までいかないまでも「なんか微妙だなぁ」と思った時には取れる行動は確実にあるんやで!ともされています。
それが2つありまして、それぞれ基本的なことであるが故に見過ごされがちなことでもあります。
アクションプランその1「謝る」
まず、謝ることに関しては納得でしょう。
そもそも自分悪くないなと思っても、拗れた関係性に関してはどっちかが100%悪いってのはなかなかないモノです。
だからこそどっちからともなく謝ることは結構大切なことなんですね。謝りたくないかも知れませんが、いつまでもぐだぐだして時間を無駄にするのはもったいないですし、何より気持ち的にスッキリしませんよね。さっさと謝って楽になってしまうのが吉。また、謝られたらスッキリと許してあげる。
それで相手の反応が悪かったら、そこはすっぱりと関係性切ればいいだけの話です。そういうタイプの人間と接していてもメリットないですから。関係性切れない場合はそこはもう…ここでは書けませんねえ(気になる方はコメントくだされば答えます←若干サイコパスな思考ですが)
アクションプランその2「相談する」
相談することも関係性改善の方法として有効だとされています。
これについてのポイントは2つあると思っていて。
この2つを意識するだけでもリーダーとメンバーという関係性のみならず、職場全体へのアプローチになるというのが大きなメリットです。
「関係性が拗れても信頼は変わらないよ」って伝えることで、お互いに自分の行動にフォーカスするようになります。その瞬間はモヤモヤしていても時間が経った時に「自分のこういう言動良くなかったな」とカイゼンを試みるようになっていくものです(普通は)。
そして相談することで接点を増やしていくと、心理学的にいうところの「ザイオンス効果」が生じます。要は「何度も接することで好感度や評価が高まるんやで」ってやつです。シンプル過ぎるかも知れませんが、よく接する人に悪い感情を抱くことって確率的にはそうあるモノではないと思いませんか?いや、例外もいますよそりゃ。確率的にはって話です。
なので相談するって行動をとるということは、特にリーダーからメンバーに向けて行うことはかなり効果を発揮します。
まとめ
どこまでいっても人間関係なので、100%これでうまくいく!って方法は残念ながらないみたいです。ただカイゼンできる確率をどこまで上げられるか?って視点は、リーダーのみならず、部下やメンバー側も知っておいて損することは何ひとつないと思います。
いろんな人の話を聞いていると「あの人とうまくいかないんです…」と言いながら、実は逆効果なことをやってしまっているとかザラなので。自分の中でこういう知識を蓄えておくことで、引き出しを多くして、いざその瞬間になった時に即興で使えなくとも、冷静になったときに対処できたりするモノです。
ということで長々と書いてきましたが、まとめますと
ってところでしょうか。
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