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医療従事者はもっと【心理学】を学ぶべき

こんにちわ、だぴてぃ先生です。

普段は臨床検査技師(管理職)をしながら、ブロガーだったり、noteだったり、たまに院内の職員の働き方やストレス相談窓口になったりしています。

さて、こんなワークライフを送っている中で気づいたことがあり、こんなツイートをしました。


これは普段から「コミュニティ形成に心理学は大事だぜー」と啓蒙しているぼくのチームにも当てはまるんですが、他の部署を見ると強く思います。

とにかく現代の医療人は

余裕がなさすぎる


余裕がないから、仕事として患者さんには優しく接することが出来ても、同僚や後輩にはキツくあたってしまうし、他部署の人には攻撃的になってしまう。

それが悪循環を生んでいるとも知らずに。

キツく当たる→→嫌になる→辞めて人足りなくなる→メンタル病む→他人にキツく当たるの無限ループです。

もちろん最近ではコロナ対策で日本中が敏感になっているのもありますが、別にコロナ関係なくコミュニケーションの問題は以前より起きています。なんでもコロナのせいはよくありませんねぇ。

ここでちょっと小話を。

この間も相談に来られた看護師さんがいましたが、その方の言い分だと【全部相手や環境が悪い】とおっしゃっていました。

これはとても良くない。
というのも、全部100%が相手が悪いなんてそうそうありません。
こういうことを言う人は自分の行動を客観的に振り返られていないです。
個人的には自分の目で見たもの以外信じない性格なので、けっして相談者さんの言うことを鵜呑みにはしません。
しっかりと情報を集めて、精査して、裏がありそうなら、人脈をつかってリサーチします。

なんだかんだ相談に乗り、そして最終的に言われたことは次の言葉。

「臨床検査技師ごときに何がわかる!」

…じゃあ相談に来るなよと(笑)こちとらボランティアなんじゃ!と。

この記事をご覧のみなさん、聡明な方はもうお気づきですね。
この相談者さん、【見下して】いますよね。

その発想、そんな考えだからトラブル起こすんだよ…と思いましたけど、こういう人に何をいってもムダなので、さっさと追い返しました。
まずは自分を客観視するトレーニングから始めた方がいいですね。


コミュニケーションは人種・経歴・性別何もかもが言い訳になりません。

つまり別にどんな職種でも関係ないです。
医療業界はたしかに医師や看護師・薬剤師が中心なのは事実ではありますが、事務であれ、検査であれ、いい医療を実現するには全員の協力が必要です。

これをわかっていない人が多すぎるから問題ばっかり起こる。

実際にコミニケーションを十分理解している医療施設は満足度が高いといいます。(日本にはそんな施設があるかは知りませんが…)


心理学は一応学んでいるが…

臨床検査技師でいうと、教育カリキュラム上では一応心理学は学んでいます。が、どこかの大学の講師がめんどくさそうに授業するだけってことが多いみたいですね。(だってメインな部分ではないですからね)

際、ぼくが通っていた学校も心理学の授業はやっていましたけど…意味のわからないレポート出させられて、意味のわからない評価をつけられただけでした。授業なんて全く覚えていない(笑)
高校生のときに独学で学んでいた勉強内容のほうが覚えているくらいです。

別に心理学という学問を学ばなくてもいいんですけど、やっぱり患者さんの命を預かる仕事をしている人間は最低限の心理は学んだほうがいいと思います。

ぶっちゃけ、医療人だからって人格が優れているわけでもなく、偉いわけでもありません。あくまでサービス業の一環であり、我々医療人は「医療」という健康サービスを提供しているのに過ぎないのです。

サービス業にコミュニケーションスキルは必須ですよね。

最初に【学ぶべきは心理学】と書きましたけど、これは医療に限ったことではありません。
ですが、他人の命を預かっている以上はそこにフォーカスする必要があります。医療スタッフ間で内輪揉めをやっている場合ではありません。

職場環境も悪化の一途

人の心理がわからない、人の感情がわからないから、職場環境が悪くなります。これは最近とくに多い相談です。(医療業界は多すぎですが、臨床検査技師もご多分に漏れずこれがホントに多いんですよね…なので偉そうに言えないんですよね…)

一世代前だったらここまで叫ばれなかったと思います。
単純に時代の変化や、受けてきた教育の違い、SNSの発達、価値観のダイバーシティ化…
とにかく色んなことがこの10年間で急速に進んでいます。
新人さんが入ってくるたびに強く感じるのはこれらのことですね。

発言内容も気をつけないとハラスメント一直線です。

ここで旧時代的な考えの人は

・そんなこと言ってたら生きていけない
・だから今の子は…
・仕事できないのに口ばっか達者だし…
・自分は自分
・結局自分が対応できないだけじゃん

なんてことを言いますね。

ただ、これが仮に事実だったとしても、環境に適応できていないのは新時代を生きる人ではなく、旧時代の人たちなんですね。

職場環境を悪くしているのは、他の誰でもなく、もしかしたら自分かもしれないという意識を持つことが、年代関係なくこれからの時代に求められるスキルなのかもしれません。

そして、心理学(コミュニケーションスキルでもいいですね)を学んで、まずは自分の周りから変える努力をしましょう!


医療業界を横断した考え方もある

最後に宣伝です(笑)

ぼくはnote内のサークルで、医療に関わる人を全対象とした【えむてぃ】というオンラインサークルを運営しています。

このサークルは医療の専門スキルを高めるものではありません。今日書いたような、感情・思考面での成長や、リーダー向けのマネジメント論などを文献や書籍から得た知識や経験を使って発信しています。

医療業界を横切った考えで、いろんな職種の方が、いろんな価値観を持ち寄って交流・勉強できればと思っています。

単純に考えても1冊1500円のビジネス書を買うより、毎月ペットボトル2本分のお値段で、医療の現場にあった情報をゲットできるのでお得感があるかと思います。

臨床検査技師がメインのプランと、検査技師以外でも使えるプランの2通りがあります。

医療に関わる人なら、企業のMRさんでもいいですし、まだ医療業界を目指そうか悩んでいる高校生でもOKです。ちなみに今なら学生さんは無料でご招待しています!(事前にTwitterでDMくださると助かります)

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