見出し画像

【翻訳】詩人グレース・ヒバード その3 ~愛を歌おう~

愛を歌おう
A Love Song

もしも私たちがあの砂浜にいる海鳥で、
 どこかへ翔び立とうと私が翼を広げれば、
ああ、愛する者よ、ひと時の住まいとなった岸から
 ついてきてくれようか、白い行雲くもの上まで。

もしも私が砂浜にいる海鳥で、
 翼で蒼穹へと舞い上がれるのなら、
この翼をほかならぬ喜びで広げ、
 貴方について行こう、白い行雲くもの上まで。



このほど、紹介したのは、グレース・ヒバード(1835-1911)というアメリカの女性詩人が1902年の詩集California Violetsに収めた作品です。原文は、こちらのInternet Archiveのリンクからチェックできます。

作者のグレース・ヒバードの経歴についてですが、次の記事にてまとめております。以下の記事もご一読くださりましたら嬉しい限りです。よろしくお願いします。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?