【#読書旅】図書館でウクライナファンブックを読む
転職したばかりなので年休取得ができず、なかなか長期旅行に行けないので、読書で海外気分。
今回は「ウクライナファンブック」という本を図書館で借りました。
1、「ウクライナファンブック」著:平野高志
2020年に発行された、この本。著者は東京外国語大学卒業後、リヴィウ国立大学修士課程を修了され、発行時はキーウに在住されています。
そのため、著書の半分はウクライナの観光名所について書かれていますが、残り半分は文化的なことや言語的なこと、政治的なことをわかりやすく解説しています。
農業分野を学んできた自分にとっては、ウクライナの気候や風土、土壌や作物生産量ばかりピックアップしていたので、この著書を読んで、長年発生しているウクライナと他国との争いについて、その背景を理解することができました。
これまで機会のなかった「語学」という分野を通じてウクライナが1991年の独立後も、どのように独自の文化を築いてきたのかも書かれていて、「ファンブック」という観光を紹介する本としての親しみやすさと手のとりやすさが、この著書の魅力だと思います。
なんとなく所以のなかった本に出会える。
これも、図書館ならではのセレンディピティ!
2、ウクライナ料理レストランに行ってみたい
食べることが好きな私にとって、せっかくだから近くにウクライナ料理のレストランないかな、と思って調べてみました。
・(閉店)スマチノーゴ| 東京・虎ノ門
ウクライナから避難された方を支援する目的で、2022年9月に開店されたお店。しかも、2023年9月30日に閉店されたばかり。お店のインスタを拝見すると、働かれていた方々がウクライナに無事出国される記事がアップされていました。行ってみたかったなぁ。
・betterave.bistro.jiro(ベトラーヴ ビストロ ジロー)| 東京・代々木公園
東京メトロ代々木公園徒歩1分、在ウクライナ大使館のオーナーシェフを務めた後、ウクライナ料理の要素を取り入れたフレンチレストランを開業。
ウクライナ風ボルシチやロールキャベツを提供していて、機会があれば行ってみたいお店のひとつ。
・TheFaina(ザ・ファイナ)| 滋賀県・彦根市
オーナーの娘さんが日本人とご結婚され、その娘さんが住んでいる彦根で開業されたそうです。現在、男性はウクライナを出国できないため、オーナーの夫はウクライナに残ってらっしゃるなど、戦争が現在進行形であることを感じざるを得ません。そのなかでも、前を踏み出すエネルギーを頂いた気がします。
首都圏に住む自分にとっては、なかなか足を運ぶことができないのですが、機会があればぜひいってみたいお店の一つです。
▼(参考)お店の公式HP
▼(参考)しがトコHP
3、最後に | 著者について
著者の平野氏について調べてみたら、noteも書かれている方でした。
勝手で恐縮ですが、こちらでご紹介させていただければと思います。
過去に読売新聞でインタビューをされた記事も、紹介します。
私は有料会員ではないので途中までしか読めませんが、朝日新聞の最近のインタビュー記事です。
観光という親しみやすい視点から、国際関係について知るよいきっかけとなる本でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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