江戸川乱走〜53歳・サブ3チャレンジの軌跡〜

江戸川を駆ける「走るプロデューサー」陸上ど素人の某局現役プロデューサー。42歳で初マラソン。 完走43回。50歳でフルマラソン3時間以内(サブ3)達成。以来、毎年自己ベスト更新中。 PB2時間56分39秒(23.1.29 勝田全国マラソン)*Xは「江戸川乱走」で随時更新中

江戸川乱走〜53歳・サブ3チャレンジの軌跡〜

江戸川を駆ける「走るプロデューサー」陸上ど素人の某局現役プロデューサー。42歳で初マラソン。 完走43回。50歳でフルマラソン3時間以内(サブ3)達成。以来、毎年自己ベスト更新中。 PB2時間56分39秒(23.1.29 勝田全国マラソン)*Xは「江戸川乱走」で随時更新中

最近の記事

北海道マラソン2023"自然に慈悲はない"

はじめに10年前の夏。公認のフルマラソンを初めて走った。それが北海道マラソン。当時は「北海道で快適に走れる!」と、深く考えずエントリーした記憶がある。特にタイムの目標はなく、3時間22分42秒。「マラソンは夏のスポーツじゃねーな笑」と家族とジンギスカンを囲み生ビールを流し込んだ、遠い夏の日…。以来、6回参戦。2016年の3時間18分44秒(1044位)がベストで、サブ3.5圏内で常に撃沈を続けた。サブ3ランナーとして挑んだ2022年は、レースで初めて痙攣し危うく棄権寸前まで追

    • 50代でも獲れる!52歳・サブ3達成の裏側 勝田全国マラソン2023疾走記

      2023年1月29日。3年ぶり開催の勝田全国マラソン第70回記念大会。2017年、2018年の参戦に続き3回目となる。46-47歳当時の記録は3時間13分。2022年の東京マラソンで「公認サブ3」(2時間57分24秒)を獲った2022年。故障が長引き、夏〜秋のレースは厳しく12月も肉離れ…思うような練習が積めない我慢の時期が続いた。でもそれを織り込んで、2023年1月からのレースに照準を合わせることができた。勝田は、2月の本命・大阪マラソンを控えた実戦的な練習でもあり、サブ3

      • NAHAマラソン2022 太陽と海と・・・

        2022年12月4日。今年ラストのレースに選んだのが初参戦となるNAHAマラソン。36回を数え、コロナ禍前は3万人のランナーが参加する日本最大級のレースだ。「太陽と海とジョガーの祭典」というテーマタイトル通り、この時期でも25度を超える気温と、アップダウンの連続コースが特徴。そして、沖縄市民の「私設エイド」、途切れない沿道の声援…全国からのリピータランナーも多い。恒例の5k毎形式のレポートで! スタート〜5k   22分22秒スタート地点は奥武山陸上競技場。曇りの予報が晴天

        • つくばマラソン2022 高速コースは魔物

          2022年は秋レースを充実させた。10月31日の水戸黄門漫遊、そして2週間後に11月13日開催の第42回つくばマラソン。全国屈指の歴史ある高速コースの大会だ。3月に東京マラソンで公認サブ3を奪取。以降、その反動で右臀部の痛みが続いた。6月までjog主体の練習でサブ3練習は7割程度。正直、秋の段階でPBを狙える脚力まで到達していない。が、「レースは最高の練習である」との格言から、水戸→つくばの茨城レースで鍛えるプランにした。 いつものように、5K毎に振り返る。(*記録は全てネッ

          水戸黄門漫遊マラソン2022「疾走記」

          2022秋 レースシーズン スタート!2022年10月31日。秋のレース真っ盛り。8月の北海道マラソンの撃沈から約2カ月。春の故障も癒えて、月間350-400kの走り込みを継続。サブ3チャレンジのメニューもこなし、コンディションも上向きに。復帰戦に設定したレースは、水戸黄門漫遊マラソンだ。今回で7回目とマラソンレースの盛んな北関東では新しいレース。だが「水戸黄門」というパワーワードが強すぎて…なんとなく敬遠していた大会だった。ところが、これがとんでもない「思い込み」。走って大

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          北海道マラソン2022で味わった「天国と地獄」

          9年前の初公認マラソンは「北海道マラソン」だった! 2022年のマラソンレースの号砲を告げる、日本唯一の夏マラソン「北海道マラソン」。コロナ禍で、3年ぶりの開催だ。東京五輪のコースを一部採用と聞いて、春先のエントリー募集で即参戦決定した。私の約10年のマラソン人生において、初の公認レースが北海道マラソンだった。2013年大会で3時間22分42秒(ネット)。当時42歳。暑い北の大地を駆ける過酷なレースは、マラソンチャンンジの原点にもなった。が、過去6回出場はいずれも「撃沈レー

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          東京マラソン2021「サブ3」達成記 「楽しむ、信じる、あきらめない」

          2022年3月6日。東京は快晴。朝から風が強く、冬の寒さ。コロナ禍で延期となった東京マラソンは、3年ぶりの開催だった。国内外のエリートランナーだけでなく、市民ランナー約2万5000人も参加した。応募10年目にして初めて抽選を通過、出走権を得ていた。 これまでのマラソンチャレンジの全てを賭ける覚悟で臨んだ。 「公認サブ3(3時間切り)」の達成である。まず、結果から…。 2時間57分34秒(グロス)。コロナ禍で公認レースが消える中、自己ベスト更新で、公認サブ3を達成する最高の結果

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          2度目のサブ3奪取!なぜ「51歳で最速」を実現できたのか?

          2022年1月23日。「東京チャレンジマラソン」冬大会に参戦した。会場は東京・荒川河川敷の周回コース。51歳にして自分史上「最速」の結果を獲ることができた。その裏側を詳しくお伝えする。 前回、2020.11.28の初サブ3達成(2時間59分39秒)から「57秒」の更新となる。 https://note.com/dude_19701117/n/n3b4e0b626593 約9年間のマラソンレースの中でも、ここまでプラン通りに走れた経験はあまりない。なぜできたのだろう?結論か

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          サブ3チャレンジ2回目 「撃沈記」

          11月28日(日)東京・荒川河川敷にて開催された東京チャレンジマラソン。去年、50歳で2時間59分39秒で初サブ3を達成。コロナ禍で予定していた公認レースが軒並み延期・中止になる中、今年唯一のフルレースだった。 結論から言うと、結果は大撃沈の3時間16分56秒。 6月以降、半年かけて練習の質・量ともに去年を凌駕するトレーニングを積んできた。夏場に350-400k超の走り込み、10月は初めて500kを突破。10kTT 37分26秒 ハーフ走1時間25分23秒と去年のタイムを

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          転・サブ3奪取⑦〜「50歳で獲った!"覚悟"と”執念”」〜

          2020年11月17日で、50歳を迎えた。 約半年に渡り「サブ3トレーニング」を実行してきた。 9、10月のハーフ走、30k走。結果(*前回参照)を前に、まだ42.195kを  3時間以内で走りきれる自信はなかった。あと少し、スピード持続力が足りない…そうした中、11月、誕生月のトレーニングが始まった。月末には荒川河川敷でレース参戦。ここで、勝負をかけることにした。11月のテーマは… 11月:走りと感覚をシャープに コンディショニング期月末にピークを持っていくために、距

          転・サブ3奪取⑦〜「50歳で獲った!"覚悟"と”執念”」〜

          転・サブ3奪取⑥〜「この中年は、弱くない」1K4分15秒で走るために。2020夏から秋にかけて、何をしたのか?〜

          42.195kを 1k4分15秒で走る。                      6月までに約8キロ減量を達成、 本格的な「サブ3トレーニング」が始まった。   使用したメニューは、ランニング雑誌「クリール」で連載されている  「サブ3達成トレーニング」(監修:高田由基・帝京科学大学陸上部監督) 月間スケジュールで、高田コーチが毎日メニュー・設定ペース・ワンポイントアドバイスを記載している。今日のランの目標は何か?毎回、意識して臨める。「最適のトレーニングドリル!」

          転・サブ3奪取⑥〜「この中年は、弱くない」1K4分15秒で走るために。2020夏から秋にかけて、何をしたのか?〜

          転・サブ3奪取⑤〜身体は搾れてきた! “覚悟”は、できているか?〜

          6月下旬に実施した健康診断結果。これが、次なる覚悟を生んだ。 体重が75k→68k。体脂肪が25%→13%。BMI25→22.7に低下。 6月下旬の健康診断。血糖値(Hba1c)の値も5.9→5.0 基準値内に。 約3カ月の食事改善・肉体改造(*前回を参照)により、 確実に「普通のヒト」の体に。身体が軽くなったことをRUNトレする度に、               実感した。  「1キロ体重が減ると、マラソンの記録は3分速くなる」とよく言われる。 2016年 3

          転・サブ3奪取⑤〜身体は搾れてきた! “覚悟”は、できているか?〜

          序・サブ3奪取④〜筋肉は落さない!初の糖質制限&トレーニング〜

          このままの食生活を続ければ、糖尿病発症する可能性が高い…。 医師がそう告げた、2020年4月14日。 自らの肉体を「改造」するアクションプランを発動した。 ポイントは、以下の通り。 ①「タニタの体重計」                    ⇨筋肉量・内臓脂肪レベル・基礎代謝量など細かく分かる、体組成計)毎日朝8時に、計測する。 ②「食事改善」(糖質摂取1日50〜70グラム)      ⇨糖質は朝のみ摂取(パン)昼・夜は「野菜・肉類・魚類のみ」間食禁止。酒はハイボー

          序・サブ3奪取④〜筋肉は落さない!初の糖質制限&トレーニング〜

          序・サブ3奪取③〜身体の緊急事態宣言〜

          いったい、何のために走っているのか? 3時間5分という、自己記録を出して、そこから先の世界に挑む 覚悟のない、オッサンランナー。 「暴飲暴食」の日々、だった。。酒を飲む、うまいモノを食べる! ビールはジョッキ2杯から。炭水化物も食べ放題。シメのラーメンは定番。 昼飯は、例えばそば屋に行っても、大盛り。必ずメシものはセットで頼む。 間食は、チョコ・煎餅は常時。番組試写の際は、必ず、おやつを口に運んでいた。その後、夜の街に飲みに繰り出して、ビールに炭水化物、揚げ物は、

          序・サブ3奪取③〜身体の緊急事態宣言〜

          序・サブ3奪取②〜走る理由はナニ?〜

          マラソンを始めたのは、42歳の時。今から、8年前のこと。 明確な理由は、特になかった。ただ、漠然と・・・ 「42歳になったのか。そういえば、42.195k走ったことなかったな。」 当時、体重は78kくらい。突如、スイッチが入り マラソントレーニングが始まった。頼りにしたのは、 「非常識マラソンメソッド〜ヘビースモーカーの元キャバ嬢が たった9カ月で3時間13分!」(岩本能史著・ソフトバンク新書) という本。タイトルはキャッチーだが、中身はマラソン初心者向けに

          序・サブ3奪取②〜走る理由はナニ?〜

          序・サブ3奪取①〜爆風!荒川河川敷〜

          2020年11月28日。午前8時ごろ。 「ケツが、、チイっセー。きっと、はえーヤツだな。」(*心の声) 若い男の後ろ姿。ボーッと眺めて、歩いていた。 そんな、50歳のオヤジである。そして、迷っていた。 「荒川って、、江戸川の隣だからなー。  走りそうなカッコしてる人が、たくさん!  ついて行くべ。」(*心の声) 荒川河川敷にて、フルマラソンを走る日だった。 42.195kである。 制限時間は、4時間以内。その日の河川敷は、風速約5ー10m。。 (*人の体が

          序・サブ3奪取①〜爆風!荒川河川敷〜