転・サブ3奪取⑥〜「この中年は、弱くない」1K4分15秒で走るために。2020夏から秋にかけて、何をしたのか?〜
42.195kを 1k4分15秒で走る。
6月までに約8キロ減量を達成、
本格的な「サブ3トレーニング」が始まった。
使用したメニューは、ランニング雑誌「クリール」で連載されている 「サブ3達成トレーニング」(監修:高田由基・帝京科学大学陸上部監督)
月間スケジュールで、高田コーチが毎日メニュー・設定ペース・ワンポイントアドバイスを記載している。今日のランの目標は何か?毎回、意識して臨める。「最適のトレーニングドリル!」愚直に完遂あるのみ。中年の計画された猪突猛進、である笑
7〜8月: 「基礎作りのトレーニング」
毎週末30kジョグ(5.00〜0600/km)。週半ばのクルーズインターバルを3k×3〜5本(0350〜0410/km)など…暑さの中で「耐久性」と「スピードを持続する力」を養う。基礎的な脚作りが始まった。これに加えて、自主的に補強トレーニングも取り入れた。ランの前に「片足スクワット」「片足バランス」「腹筋各種」…。特に「腸腰筋」いわゆるインナーマッスル系を鍛えた。加齢に伴う筋力低下を補い、効率的なフォームで速く走る準備だ。ボディバランスを崩さず、ケガも予防する。この地道な補強トレーニングが、 50歳を迎えるオッさんを、陰で支えることになる。
夏場に週1回のポイント練習は、暑さで呼吸が苦しい。発汗量も多い。 3分50秒の設定ペースを維持するのは、とてもキツかった。
また30kの持久ジョグは、早朝中心だが2時間以上、太陽に晒される。今年も気温が35度以上の日が多かったが、メニュー通り走ると7・8月の走行距離は、月350km超に。過去8年間のランニング生活で、真夏に300km超を走ったのは初めてだった。
そして真夏の走り込みを、さらに上げるステージへ。
9・10月トレーニングは、走り込みの質・量が共に上がった。
9〜10月:「土台作り」→「土台にさらに高く積み上げる」
毎週水曜日には、12kmLT走。この時期の設定は0400〜0420/km. さらに、400m×15本(90秒〜94秒)。平日のjogには、坂道流し・緩急走など、心肺と筋力に「刺激」を与える「トッピングメニュー」も入った。週末は、120分〜180分の持久jogも、もちろん継続だ。
この頃から、ランニングフォームの改善を意識した。平日の60分jogは、だらっとjogで、ということはもはやなくなっていた。1k0415〜0515の中で、「真下に着地・反発もらう・楽に推進する・ブレない姿勢と呼吸」のチェックを心がけた。実は4月までは、着地やフォームの乱れから、両アキレス腱痛が常態化。足裏ソールの減り方も、外側が異常に削れていた。
いわゆる「オーバープロネーション」状態と思われる。だが、補強トレーニングで体幹が鍛えられ、ランフォーム・着地の改善を意識すると、アキレス腱の痛みが、全くなくなっていた!(*これについては後日、経験を詳説したい)結果、ランニングパフォーマンスが向上、毎月ケガをすることなくメニューの完遂が進んだのである。
練習の舞台は、江戸川の河川敷。トレーニングの成果をチェックする目的で、昭和記念公園や荒川河川敷でのレースにも参戦した。
9月19日 立川コスモスマラソン ハーフマラソン(*1時間28分45秒)
10月3日 東京30k走(*2時間13分15秒)
設定1k0400-0410。サブ3の目安として、ハーフ1時間25分を目標にした。だが、甘いものではない。達成はできず。30k走もハーフ以降で撃沈…真夏のトレーニング、秋の積み上げの過程ではあったが、「スピード持続力」にさらなる鍛錬が必要。思い知らされた。サブ3ペース・1km0415にどれほどの余裕を持って臨めるか。10月上旬の時点では、行けても30kまでか…。というのが実感だった。。
そして、各地でマラソンレースが途絶える中…
11月28日(土)に「フルマラソン」開催の知らせが!
「この中年は、弱くない。練習は、裏切らない。」
勝負の1カ月が、始まった。
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