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2拠点生活のススメ|第277回|カラダの声を聴こう

昨日、朝起きたら右の耳が聞こえにくくなっていた。

ラジオをつけて、左右交互に耳を当てて聞いて見ると、右耳で聞こえるのは高音ばかりでスカスカな音、中低音が明らかに削られている。耳鳴りも酷く、左右の聞こえ方のバランスが悪いので、まっすぐ歩けていないような気さえした。

実は、3年ほど前にも一度同じような体験をしたことがある。

その時もある朝起きると、水の中に居るようなくぐもった音になっていて、慌てて医者に飛び込んだ。診断は突発性難聴。この病気は最初の1週間が勝負、それを過ぎると治る確率はほぼ無くなると思ってくださいと言われ、青くなったことを今でも覚えている。幸いなことに初期の集中治療で、8割方回復することができた。

前回ほど酷くは無いけれど、明らかに異常を感じたので、初期対応が肝心と朝一番で医師の診察を受けることにした。

耳の穴を覗いた医師が一言、耳くそが溜まってますね。

そういえばこのところ、サーフィンすると耳に入った水が抜けにくいということが続いていたので、それもひとつの要因なのだろうか。掃除して取りだしてもらうと聞こえが少しマシになったような・・・。

いや、そうであってくれと祈る。

続いて無響室に移動し、ヘッドホンを付けて聴力検査を受けると、明らかに右耳の中低音部分が、左に比べ劣っていることが分かった。

突発性難聴ですねと医者が言う。

ストレス、過労、睡眠不足など、いろんなことが言われるが、なぜ突発性難聴が起こるのかは分かっていない、つまり防ぎようがあまりない病気のようだ。

音を感じ取って脳に伝える役割をしている有毛細胞が傷つき壊れるというのが直接の原因らしいのだが、この細胞は片耳に約15,000個並んでいて、その一個一個に「感覚毛」という細い毛のような束をもっていて、音の振動が伝わると、その感覚毛が揺れて興奮し、音を電気信号へと変換し脳に伝えて、音が聞こえるとのこと。

音を捉え興奮している「感覚毛」頭の中ではナウシカのエンディングのような黄金の束が揺れているイメージ。私のは色も悪くEDっぽく萎えているのかな(笑)。

医師曰く、とりあえず薬を飲んで様子をみましょうとのこと。ここ2~3日で症状が進行することもありますので、サーフィンは控えられた方がと言われ、昼ご飯を食べて、早々に徳島を後にして、川西に帰ることにした。

食後に飲んだ薬のせいか、高速を運転していると異常な眠気に襲われ、SAへ。車を止めるやいなや、1時間ほど爆睡してしまった。

そう言えば、同じような年代の友人がワクチンを2回接種してから、どうも疲れやすくなって、昼間も凄く眠くなると言っていたが、それも関係してるのかな。寝不足で運転していても、普段そこまでに成ることは無いので、関係があるのかも。

薬やワクチンは有り難いものだが、一方で何かしらの悪しき影響も与えるもの。できるだけ、お世話にならないように体調管理を行いたいものだ。

何も飲まなくて済むのが一番。

いつも医者に行くとペースが乱されてしまう。自分のカラダの声を自分でちゃんと聞いて、無理をさせず未然に防ぐのが一番ですね。

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