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リアルであること

「泊まるだけじゃないNOMAyado」第一弾の展覧会が始まって、
日々、アートに囲まれて暮らす喜びを噛み締めているイボンヌです。

ひとりの時間に、一点一点じっくり作品と向き合っていると、繊細な筆のタッチや、油彩ならではの色の輝きなど、写真などで見ているのと違って、絵画に命が吹き込まれていることを肌で感じることができる。

やっぱりリアルでしか、分からないこと、感じられないことがあるんですね。

今の時代、人もモノも見栄えやイメージが先行して、なかなかリアルな姿というのか、本質的な姿が見えにくくなっているような気がします。まあ時代的に、あえて見せないようにしているのかもしれませんが・・・。

いくら写真やパッケージが素敵でも、実際手に取るとガッカリといったモノも多いし、お洒落で雰囲気はあるけど、話してみると案外自分が無く、つまらないという人もいる。大切なことは、ちゃんとリアルに向き合って、自分で確かめる必要があるんだなと思うようにもなりました。

宿を始めて、一人ひとりのお客様に向き合ってお話をしていると、当たり障りのない話からどんどん深まって、やがてその人の人生に触れていくような感覚が生まれてきます。今は情報が多過ぎて、深くひとつひとつの物事に相対して感じ入るという機会が減っていますが、タイムラインを流れ行くものより、リアルな人の経験から滲み出る深さこそが、やっぱり価値があるし、面白いな。

巷にあふれる「いいね」より、
リアルで感じる、自分の「いいね」を積み重ねていきたいものです。


泊まるだけじゃないNOMAyado始まっています。
海に面した移りゆく光の中で、アートに向き合う時間はいかがですか
皆さんのお越しをお待ちしています。

海から海へ From inland sea to ocean

Hiroshi Matsumoto・池上夏生 Natsuo Ikegami 2人展

11月11日(土)〜12月10日(日) 11:00~15:00
*上記期間中、金・土・日・祝日 (11/23 ) のみ Open

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