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2拠点生活のススメ|第301回|長い1日

今日は、徳島で初めてのイベント参加。

晴れ渡った秋の日、搬入するだけで汗だくになった。私たちハンドメイドショップの向かいには四国各地から集まった古着屋が集結。オープンすぐから、古着目当ての若者達が宝探し状態で押し寄せる。

すごい人出はありがたいのだが、私たちのハンドメイドショップには目もくれず、皆一目散に古着屋へ。哀しいことにお客さんと目さえ合わない。それでもポツポツと興味を持ってくれる人たちと話し込んだり、楽しい一日だった。

しかし肝心の作品はなかなか動かず、売れるのはカゴに積んだ1個300円の流木ばかり。客層が違う、場所が悪いなど、愚痴が出そうにもなるが、そんなことを言ったところで何も始まらない。コロナも少し落ち着いて、たくさんの人がこのイベントを楽しんでいる様子を見て、やっぱりみんなこんな日を待ちわびていたんだ。

たくさんの笑顔を見たのは久しぶり、感慨深かったな。

明日ももう一日あるので、振り向いてもらえるよう何か考えないと。いつものローカル温泉に寄り、お湯に浸かりながら作戦を考える。作品点数を減らして、流木アレンジの見本のように展示して、流木単体をたくさん並べてメインにするかな。

今日も中学生ぐらいの女の子が時間を掛けて一生懸命流木を選んでいる姿がとても微笑ましかったし、みんな流木そのものに興味が無いわけではない。そんな気持ちをすこしでも手助けできればいいのかな。

せっかく初めての徳島出店、作品が売れることも嬉しいけど、流木を通じてもっともっと徳島の人々と話をしたい。単にお客さんというだけでなく、物づくりをしている人たちや、店舗やイベントを運営されている人たちもやってくる。

そんな人たちと、新しい縁ができることも嬉しいこと。

明日は明日の風が吹く、天気が持ってくれるといいけどな。

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