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2拠点生活のススメ

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#仕事

2拠点生活のススメ|第339回|芝浜と粉雪〜働くということ

落語会なのか、LIVEなのか・・・。 「春風亭一之輔・藤巻亮太 二人会 ~芝浜と粉雪~」を見に行ってきた。一之輔さんの落語はもう何回も生で聞いているけど、藤巻さんの歌を生で聴くのは初めて。 どんなコラボになるのやらと思ったけど、お互い板の上で身一つ、語るか、歌うかの違いはあるけれど、お客さんの雰囲気を感じ取りながら、自分たちの世界に引き込んでいく有様は、同じだなと感心した。 芝浜という話は、飲んだくれの魚屋が有る事件をきっかけに働く喜びを取り戻していくという夫婦の人情話

2拠点生活のススメ|第328回|学ぶ楽しみ

一緒にお笑い番組を見ながら、隣で編み物をしている妻。 思わず笑ったり、感想を言い合ったり、その間も手が止まることは無い。何を編んでるの?と聞くと、レッスンのための課題サンプルを編んでいるとのこと。彼女はニット作家を生業としていて、あちこちに教室を持っている。 お笑い番組を見ながら、実は仕事をしている。 そのことがとても新鮮に映った。自分の仕事ではあり得ないことなので、いろんな仕事のやり方があるもんだなと独り言のつもりが、何気なく口に出してしまった。 すると、教室におい

2拠点生活のススメ|第316回|今日の仕事は、楽しみですか

川西の家の裏が更地になって、早速新しい家が建ち始めた。 基礎だけはもう数週間も前に出来ていたのだが、2日ほど前から柱が立ち始めた。1日の作業で1階部分が完成、今日は2日目で2階の床張りからスタート、ちょうど書斎の窓から工事の様子が見えるので、パソコン仕事をしながらチラ見。 あっという間に柱が立って、骨組みが組み合わされていき、夕方には屋根の骨組みと基礎となる板も張られていた。何というスピード・・・最近はプレカットというのか、すべて細工された木材が運ばれてきて、現場ではパズ

2拠点生活のススメ|第66回|何者でもないという幸せ

人は、誰もが何者かにならないといけないのだろうか。 メジャー指向という価値観がある。目指す道で名を成したい、お金持ちになりたい。そのために切磋琢磨し、あらゆる方法を試し、ステップアップをモチベーションに自分のすべてを捧げ、時間も努力も惜しまない。 それぐらいでないと、その道で名を成すなんてことは不可能だと思う。 しかし、私自身、そういう思考がかなり苦手だ。 こんなことを言うと誤解されるかも知れないが、昔からそういう人を見ていると、しんどくなる。・・・というか、頼むから

2拠点生活のススメ|第56回|肩書きという鎧ならいらない

最近は、見慣れない肩書きに出会うことが多くなった。 CEOにはじまり、CMOとかCTOとか、もうついていけない。またコミュニケーションデザイナーやソーシャルプロデューサーなどなど、何する人か余計に分からなくなる肩書きの人にも良く出会う。専門職になればなるほど、聞き慣れないものが増えている気がする。 もう、ややこしいので止めてよと思う反面、こうした良く知らない肩書きに出会うと、萎縮してしまう自分が居る。知らないのは自分だけなのではないか。恥ずかしくて、肩書きについて聞けない

2拠点生活のススメ|第43回|自分をカタチ作るモノ

幼い頃から、自分は何に興味を持っていたんだろうと、ふと考えた。 バックパッカーだった自分が、なぜ映像業界に進んだのか。 自分にとって、仕事とはいったい何なんだろう? 2拠点生活を始めた本当の意義とは・・・ 今日のnoteは、自分をカタチ作るものについて考えてみた。 子どもの頃に興奮したこと子どもの頃を振り返って、最初に衝撃を受けた事柄と言えば、1970年の万博。 当時8才だった私は、黒人を始めて生で見て、度肝を抜かれた。月の石が見られることより、未知の人間との遭遇