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豪華な出店ラッシュ/古本屋履歴04

おめでとう、世界

DUALBOOKs がこの世界に誕生することを祝して「おめでとう、世界」と発したのは1年ほど前のこと。この『古本屋履歴 -DUALBOOKsになるまで-』のシリーズでは、実店舗誕生前の時代のことを整理してみたいと思います。

軽やかに。
リズムよく。
思い出の Post-it を

(前回03はこちら)


2019年7月 銭函フェス @光超寺

  • またまた、銭函のミュージシャン中田雅史 に声がけしてもらって出店

  • 銭函というエリアを象徴する「銭函フェス」での出店

  • 前回のハリウスマルシェでの反省(嫁からの的確だけどちょと厳しいZな指摘)を経て、心機一転、最高出力で臨む

  • 1年前の 洞爺湖でのイベント『PRYTHM』で初登場した店主お手製四面体(三角錐)。当日棚に並ぶ書物から抽出した言葉によって構成される四面体。今回は最高出力ということで、八面体にトライ

  • 選書した8つ分野(数学・神秘・音・幻想・魔術・民(民族・民俗)・Eros・体)の立体的なつながりを八面体で表現した8面体

  • 店主の棚づくりで見えている世界を別のカタチにしたものがこれ

  • 店主、この作業めちゃすきなことを再認識

  • お客さんにはあんまり伝わらないけれど、まぁ、飾りとしても可愛いからよしとしよう

八面体の頂点からの割り付け
八面体展開図 かっこいいじゃない!
  • そういえば、今では定番となった「棚を曲線的に並べる」レイアウトはこのとき編み出されたものだ。(凸レンズの軸に焦点があつまるみたいに)棚の真ん中に立つと曲線状に放たれる本のエネルギーびんびんでたまらない(かもしれない)レイアウトだ

  • 当日は、海外小説の短編集、なかでもブラックユーモアの強い『サキ』の選集を、中学生女子が!!!!!買ってくれたり、椅子に座って読みふけるお兄さんがいたりと、まぁ素敵な空間となりました。

  • 他の出店者との素敵な出逢いも印象的な一日

  • 嫁からも「いいーじゃんいーーじゃん。ひと目で“いい”ってわかる わー」と言われホッとする店主

  • 「あとは、わかりやすさだね」としっかり課題もいただきましたが、総じて、とっても楽しくて満足な出店となりました。

照明あればもっと雰囲気いがったべなー
これがあの頃の全力

2019年8月 小さな古本市 @サンモール

  • 銭フェスから間もなく昨年に続き3店舗(FREEDOM BOOKSshantibooks 、古本珈琲日曜日)合同の「小さな古本市」

  • サンモール一番街(小樽のアーケード商店街)での出店というはじめましての環境

  • アーケードの真ん中に陣どった店主は、全方位を意識したレイアウトに苦慮したがなんとか実現

  • 銭フェスの勢いのまま臨めたのでテンションは十分

  • 小樽ゆかりの小林多喜二などのプロレタリア文学や、暗黒舞踏関連のものも厚めにしたが、お客さんにはあまり響いていなかったようだ・・・むずかしい

  • 人通りが少なく多少の寂しさはあったものの、他のお店の選書・接客に学ぶことが大きかった

全天候型のアーケードってもっと楽しくできるよなぁ、と今でも思う

2019年9月 ハルモニアの夜 @銭楽

  • 久しぶりの店主主催によるライブイベント『ハルモニアの夜』

  • ハルモニア:古代ギリシャ語。英語 harmony の語源。調和のこと

  • 銭フェスから3か月連続出店ということで多少疲れはあるものの、ライブを成功させたい!たくさんのお客さんに見てもらいたい!のテンションでなんとか実現

  • この古本屋履歴で何度も登場する『PRYTHM』主催の Yoshitake EXPE をメインゲストに招いて、地元からはトライバルテクノバンド『元祖デジタルズ』。そして、翌日の小樽稲荷神社『天寿月』に出演予定の方々も乱入するなど、過去に店主が開催していた『脳みそじゅくじゅくナイト』を彷彿とさせるイベントなりました

  • お陰様でお客さんも想像以上に集まり、夢のような一夜でした。

一生懸命配りました
たくさん集まってくれてもう涙
アーティスには本好きが多いようです

2019年10月 寺市寺座@法華寺

  • 気が付けば4か月連続出店

  • 最近ホットな余市エリアのカルチャー震源地『天照 Amaterasu』のニシくんからお誘いいただきまして、余市の法華寺で開催する音楽&マルシェイベント『寺市寺座』に出店

  • ニシくんセレクトの濃いー感じの出店に加えていただきありがたい限り

  • 着物のお客さんからドレッドのお客さん、子どもからおじいちゃんまで、まさに寺市寺座的なごった煮でいい感じに熟しておりました

  • 余市エリアでの出店は、今後の新たな足掛かりになるのですが、それはまた、別のお話。

着物と古本って、いいですなぁ
LIVE会場のカオスっぷりがすごい

2019年10月 小さな古本市

  • 10月にもう1回ありました。

  • すっかりおなじみとなりました3店舗(FREEDOM BOOKS、shantibooksと古本珈琲日曜日)による古本市。

  • 1回目古本市の反省、そしてこの4か月間の勢いをもちこんで、物量も質も妥協しないように臨みました。

  • 結果・・・・やはり、学びの方が大きかった・・・・

  • わるくはない・・・わるくはないんだが・・・どうなんだろうか・・・独りよがりな感じがでるのかな・・・合同市ならではの力、各店の個性が違うことでの力にはなっていると思うけれど、もっとこう、なにか大切なことを見過ごしている気がする・・・そんなことを思う店主なのでした

このバラバラな雰囲気の店主たち。スキw

さてさて、このシリーズ
『古本屋履歴 -DUALBOOKsになるまで- 』
一つひとつのイベントを思い出しながら書いていると
終わりが遠い気がしますが
たぶんあと1回で終わりです。
最後までお付き合い願います。
・・・
2019年10月
4か月連続出店で終わった今回の履歴。
このあと、翌年1月まで
さらに4回の出店が続きます。
次回、たぶん最終回、乞うご期待!

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