
「課題のネタ帳」を作りましょう
スキルは一気にジャンプアップしません。
亀の歩みで少しずつ、小さなステップを上がっていきます。そして、その階段は非常にゆったりとした“らせん状”になっているため、かなり登ったつもりでも、見たことあるような風景に落胆してしまうこともあります。
でも、登り続けないと実は落ちていきます。
課題のネタ帳
そこで、オススメしたいのが「課題のネタ帳」です。
「ネタ帳」からは“よいアイデアを貯めること”を想起しますが、「課題のネタ帳」では、次のようなことをメモします。
• これ、どんな意味?(用語とか設定値とか)
• 想定通りにうまく動かない(注意点やコツは?)
• どこで使うんだろう?(使いどころは?)
• こんな機能があったらいいのに… このUI、こうだったらいいのに…
• 何度もやる作業、毎日繰り返す作業、もっとラクできないかな…
カラーバス効果
問題意識を持っていると、ふとしたきっかけで、それについての情報が入りやすくなります。これを「カラーバス効果」と呼びます。
📌カラーバス効果
多くの場合「時間があったら」は、そのまま終わってしまいますが、メモに残しておくことで自然と解決策が目に入ってきます。つまり、「後で調べよう」をメモしておくことでマジックが起こるんです。
いつやるの?
「時間があったら」は実現されにくいのですが、仕事には次のような時間が生じます。
• スキマ時間
• 脳ミソの切り替えタイミング
• 気分が乗らないときのウォーミングアップ
こんなときこそ課題のネタ帳の出番。ネタ帳を開いて「これを調べてみよう!」と生産的に取り組めます。
質問の機会に備えておく
「何か質問ありますか? 今日扱った内容の範囲を超えてもいいのですが… 手を挙げにくい場合には、終了後にお声がけください」と講師の仕事の際にお聞きすることがあるのですが、質問される方はあまりいません。
セミナーの懇親会の場などでも「こういうとき、どうしてる?」と話題に出せるとよいですが、これもやはり問題意識が可視化されているからこそ。
漠然とした問題意識
もうひとつ重要な視点に「この面倒な作業、なんとかならないものか?」という漠然としたものがあります。
具体的な解決方法につな