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記事一覧

(Keyboard Maestroで)テキストからの項目を抽出してメールの下書きを作成する

たとえば自動返信メールの次のような文章から「鷹野 雅弘」takano@swwwitch.com」を取り出したいことがあります。 お名前鷹野 雅弘メールアドレスtakano@swwwitch.com 次のようにSearch Using Regular Expressionアクションを使うことで、それぞれを取り出せます。 正規表現の「.」は改行を除く文字ですので、「お名前」、「改行」(\n)に続けて、次の改行までの文字列を抜き出します。 メールアドレスも同様です。 抜き

選択したテキストを1行ずつペーストするKMマクロ

選択したテキストを1行ずつペーストするAppleScriptを配布されている方がいて、それをKeyboard Maestroでマクロ化して使っていました。 次のような不満点がありました。 ペースト時に改行が入ってしまう(フォームなどに入れていくとき、誤操作が生じる) 再配布できない Keyboard Maestroだけで完結するように作り直してみましたので、その知見を共有します。 まずは復習コンテンツ複数行のテキストを配列として扱う(1)次のようなテキストがあるとし

再設計が必要だと思われるIllustratorの[ファイル]メニュー

IllustratorとPhotoshopで[ファイル]メニューを比べると、Illustratorの方は明確なグルーピングの指針がないように思えます。 Photoshopは、並び順やグルーピングの意図が理解できます。 Illustratorは混沌としています。 〈PDF書き出し〉をメニューにInDesignでは[ファイル]メニューの[PDF書き出しプリセット]があり、そこからダイレクトにPDF書き出しを行えます。 そもそも[ファイル]メニューの[書き出し…]のサブメニ

さっき選択したフォントに〝リバウンド〟するには(Illustrator)

Illustratorを使っている人なら、おそらく全員思うペインポイントの話です。 それは、さっき選択したフォントに戻って欲しいのに… リストの一番上に戻ってしまうという仕様。 フォントメニューを開いたときのリストの一番上は、〈最近使用したフォント〉が表示されます。これはこれで便利なのですが、優先順位からしたら、「さっき選択したフォント」に軍配が上がります。 フォントによっては、〈最近使用したフォント〉ではウエイト変更ができないこともありますし。 回避策実は回避策が

カテゴリ別Illustrator 2023/2024の新機能、機能強化

Illustrator 2023/2024の新機能、機能強化をカテゴリ別にまとめました。 ツール[寸法ツール]が追加 [スターツール]がライブシェイプに 選択、レイヤー選択範囲内のオブジェクトのみを選択するモード [レイヤー]パネルに[選択範囲を保存]が追加 レイヤーのフィルタリング(種類や名前、ロック、非表示) リンク配置ファイルの再リンク時に同じフォルダー内の無効なファイルを自動的に検索 [サイズ順]のソート システム間でのシームレスな移動 [削除]ボタ

チケット風アートワークの扱い

セールやイベントなどで用いるチケット風アートワークをIllustratorで扱う方法についてまとめてみます。 ストック素材を使うAdobe Stockで「チケット」と検索し、Illustratorで使えるベクター素材をダウンロードして使えます。 Adobe ExpressやCanvaのテンプレート、Pinterestで検索するのもよいですね。 Adobe Expressのテンプレート Canvaのテンプレート Pinterest チケットらしさチケット風グラフィッ

Illustratorのアピアランスで実現する「下辺だけが抜けているカプセル型のカコミ」

6月9日に発売予定のタマケンさんの著書『Photoshop & Illustrator & Firefly 生成AIデザイン制作入門ガイド』のカバーに、次のようなあしらい処理がありました。 こちらをIllustratorのアピアランスで実装することを考えてみました。 アプローチ13本の線で構成します。 [形状に変換]効果で線アピアランスを長方形化後、[変形]効果で罫線に [ワープ(アーチ)]効果で縦罫線を半円化 大きさ変更が必要なとき 3つの線の[形状に変換]効果

Firefly、Illustrator、Photoshopなど、アドビの生成AIに関しての考え方、アプローチに関して

Firefly、Illustrator、Photoshopなど、アドビの生成AIに関しての勝手な解釈です。 基本的な考え方(まとめ)繰り返しますが、勝手な解釈です。 生成AIといえば「プロンプト」。しかし、正直なところ面倒い。 極力、テキスト入力せずに済むようなインターフェイスに 生成AIは、対話形式で追加情報を与えてリファイン(改善)していく。 テキストベースのプロンプトでなく、「こうしたい」をグラフィカルに提示すればラクだし、精度が高まる 生成拡張切り抜きツールを

省スペースでの矢印、そして、アピアランスで作る「矢印2」の先端形状

図解において重要や役割を担う「矢印」。アイテム同士の距離によって向き不向きがあります。 また、矢じり(=矢印の先端形状、アローヘッド)によっては、そもそも使わない方がよさそうなものもあります。 このうち、「<」タイプ(大なり小なり)の矢じりは不等号に見えてしまうため、慎重に使用するのがよさそう。さらにいうと、矢印の方向と「大なり小なり」は意味付け的に方向が真逆です。 省スペースのために「>」を使うのであれば、「>>」のように二つ重ねるか、三角形状にするのがよさそう。

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表組みで使う「固定幅フォント」の選び方と活用法

固定幅フォントの使用 表などの数字には桁を揃えるために、固定幅(等幅、mono space)のフォントを使用しましょう。プロポーショナルフォントのままだと、同じ桁数でも詰まって見えるため、値を把握しにくくなります。 固定幅フォントの探し方固定幅フォントの探し方は次のとおりです。 フォント名で絞り込む [フォントファミリ]欄に「mono」と入力する → フォント名に「mono」が含まれ)るフォントが絞り込まる フィルターを使用する フィルターの漏斗アイコンをクリッ

Illustratorで背景色をカスタマイズする3つの方法(+PhotoshopとInDesignも)

Yugo Nakamuraさんがアートボードの背景色についてツイート(ポスト)されていました。 Illustratorに限らず、そもそも疑ってみるの、大切ですよね.。 Illustratorでアートボードの背景色を設定するには、次のようなアプローチがあります。 透明グリッド 紙色のシミュレート 長方形を描いて設定する チェックすべきポイント: カラーリングされる領域 アートボードのサイズ変更時に自動的に拡張されるか? 書き出し時に含められるか? まとめ

iOSのアラートボックスのようなパーツ制作

iOSのアラートボックスのようなパーツのような角丸処理にライブコーナーを使ってもよいのですが、後から変更したい場合、ほかのパーツと連携して更新には対応できません。 追記:手順Aを追加しました。個別のカラー変更が不要であれば、こちらがハンドリングがよいです。 手順A長方形を描き、[角を丸くする]効果を適用する 分割用の線を2本描き、[パスのアウトライン]効果を適用する グループ化し、[パスファインダー(前面オブジェクトで型抜き)]効果を適用する 線を移動したり、複製す

複数行のテキストを文字サイズを変更して幅を揃える(Illustrator)

カバー画像のように「複数行のテキストを文字サイズを変更して幅を揃える」ソリューションは、Gorolib Designさんがスクリプトとして公開されています。 大変重宝して使わせていただく一方、次のような不満がありました。 行間の設定が面倒い 幅の対象となるオブジェクトを描くのが面倒い 「ポール/イラレ効率化マン@0.5秒を積み上げろ」さんのアプローチ「ポール/イラレ効率化マン@0.5秒を積み上げろ」さんが次の条件でぴったり揃うよ!とツイートされていました。 行送り:

エアリーな吹き出し

“しっぽ”部分をきちんと閉じないことでエアリーな感じになる吹き出しのアピアランスです。

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