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椎名洋ラン園さんへ生産者見学に行ってきました!

先日、千葉県旭市でミディなどを生産している椎名洋ラン園さんに見学へ行ってきました。栽培方法やお手入れの仕方など貴重なお話を聞かせていただきました。



生産から出荷まで

椎名洋ラン園では、海外でタネを発芽させ苗を作り、日本で温度調節をしながら、開花させています。発芽から販売されるまでに約4年もの月日がかかっています。


お手入れ

《適切な置き場所に飾り、快適な環境をつくる》
コチョウランはとてもデリケートな植物です。
人が過ごしやすい場所(風通しが良い・明るい室内・適度な温度)を好みます
温度管理・日当たり、水やりの3点が大切な重要ポイントです。

温度は、15〜25℃が人が最も過ごしやすい温度です。椎名洋ラン園さんのハウスは25℃くらいとおっしゃっていました。冬の寒さで枯らしてしまう場合は、暖かい場所に移動させましょう。

日当たりは、直射日光が当たらない明るい室内が適切な置き場所です。直射日光が当たると葉焼けを起こすので、窓辺のカーテン越しなどの半日影が良いですね。また、風通しも良い場所に置きましょう。乾燥の原因になるので、エアコンの風が直接当たる場所は避けます。

水やりは、1ヶ月に約2.3回程度の割合でおこないます。コチョウランは、空気中からも水分補給できるという特徴があるので、控えめにしましょう。水のあげすぎは根腐れの原因にもなるので注意です。毎日水やりをおこなわない分、霧吹きやタオルなどで葉っぱを拭いたり、水コゲが敷かれている場合は、コケに霧吹きをかけるのも良いですね。

《花が終わったら...》
環境がとても大切ですが、上手く育てれば、2度3度花を咲かせることができます。花が終わったら2〜3節残して切り取ります。コチョウランは、切った節から花芽が出る性質を持っているので、年に何度も咲かせる事が可能です。発芽させるには寒暖差をつけることが重要です。なかなか芽が出てこない場合は、玄関先など少し涼しい場所に置き、芽が出たら暖かい部屋などに移動させるのがポイントのようです。
元々着生の性質があるので、板などにつけて着生ランとして育てるのも楽しいですね。

着生ラン


椎名洋ラン園さんの横には小さなショップもあり蘭はもちろん観葉植物なども販売しています。
スタッフも夢中になって買い物していました。



アクアポットのアンスリウム


底面給水で育てるアンスリウムやミディも置いてありました。お手入れも簡単です。切花のブーケも素敵でした。

切花のブーケ


高価なコチョウランですが、環境を整えてあげる事で、長期間綺麗に咲いてくれます。空気洗浄効果もあります。
花言葉は"幸せが飛んでくる"、大切に愛情を込めてお世話をする事で新鮮な空気と幸せをもたらしてくれることでしょう。

椎名洋ラン園
住 所:〒289-2531 千葉県旭市井戸野3665
行き方:JR総武本線 干潟駅より徒歩25分

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