「写真掲載」を断られたら、要注意

こんにちは。
ディーズエージェンシーの池田です。

今回は「スタッフに写真掲載を断られたら要注意」というテーマでお話ししたいと思います。

先日、「写真」の件で2つのトラブルについての相談がありました。

・クリニックのチラシに集合写真を入れようとしたら、スタッフから不満の声が出で掲載できなかった
・クリニックでスタッフ全員の名刺を作ろうとしたら、スタッフ全員から拒否された

顔写真の使用については、個人の肖像権の問題があり、断られれば、無理に撮影できません。

トラブルを防ぐために、

入社時点でホームページへの写真掲載やチラシへの使用を告知し、署名捺印をしてもらうことが望ましいでしょう。


ただ、それ以上に問題だと感じるのは、

「日頃からのスタッフとの関係性について」

こういう問題が出てくるクリニックはたいていの場合、

「スタッフの意識が患者さんへ向いていません」

写真掲載の拒否については、スタッフの言い分としてはこういったものが多いでしょう。

「HPに写真が乗ると自分が恥ずかしい」
「なんとなく抵抗がある」
「個人情報だから」

なんだか自分都合のような気がしませんか?

ホームページやチラシなどにスタッフ写真を掲載するのは「患者さんへの安心感」のため。

行きたくない歯科医院が少しでも行きやすくなるよう、安心して来院できるようにするために必要なはずです。


患者さんに矢印が向いているスタッフなら「患者さんのために」「仕事として」ということで、協力してくれるでしょう。

しかし、写真掲載を断るスタッフが多い、というのは、スタッフ意識が自分自身に向いているというシグナル。

日頃の診療でも

「残業が多い。スタッフ入れてください」
「スタッフが減ったから忙しくなったので、給与あげてください」
「忙しいのに、新しいことなんかできません」  など

こんな不満が出ていませんか?
自分のことしか考えていないスタッフの不満の典型例です。

ぜひ、スタッフの意識の改善していくようにしましょう。
ただし、

改善については、すでに根付いている意識のため、なかなか改善するには時間がかかるはず。

まずは、スタッフのまとめ役など『院長の気持ちに配慮してくれるスタッフ』に相談し、今後の対応について考えてください。

まずは一人でも協力者を作ることが大切です。

いかがでしたでしょうか?

現在では90%以上のクリニックがホームページを持っている時代。他のクリニックとの差別化、安心感を持ってもらう意味でもスタッフ写真は必須。

ぜひ、気持ちよく協力してくれるスタッフを育て、良い関係性を築いていきましょう!


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