こんにちは、データアナリストの小川知紘です。
皆さんは「小4の壁」(9歳の壁、10歳の壁)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
私自身、言葉を目にしたことはありましたが、「この年齢あたりで何か変わるんだな」くらいにしか捉えておらず内容は分かっていませんでした。
文部科学省のホームページを見るとこのように書かれています。
今回は小学3年生~6年生の保護者の子育て関連悩みをランキング化することで、
・保護者の悩みが学年ごとにどう変わっていくのか、
・小4の壁が検索キーワードからも見えるのか、
について調べてみることにしました。
早速ランキングの結果を見てみましょう。
こちらは保護者の子育て悩みキーワード上位を学年別にまとめたものです。
「小4」というキーワードが直接入っていることで上位に来ている可能性もありますが、「小4の壁」というキーワードが小学4年生の2番目に来ており、やはり関心の高さが伺えます。
他にも、黄緑字の「夜驚症」が小学4年生まで多く検索されている様子や、
紫字の「ジュニアシート いつまで」「小児科 何歳まで」のようにいつまで利用して良いものか気になるタイミングなども見えてきました。
全体を眺めていると、特に高学年は「求め方」「書き方」といった勉強に関する検索が多いことが気になります。
分かりやすいように勉強に関するキーワードを色付けしてみましょう。
すると、小学5年生を境に一気に勉強に関するキーワード検索が多くなることがはっきりと見えてきました。
もしかすると、保護者が子供に勉強を教える中で、忘れていたり教え方が分からなくなってくるのが小学5年生頃なのかもしれません。
一方で「作文の書き方」は小学3年生~5年生まで常に出て来ており、保護者を長く悩ませるテーマの1つであるとも言えそうです。
今回は小学生の子供を持つ保護者の悩みに着目して見てみました。
もしかすると保護者にとっての壁は小学4年生ではなく、勉強を教える難易度が上がる小学5年生にあるのかもしれません・・
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