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自分が気になったことを調べて、自分が読みたいと思える記事を書いていきます。

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マガジン

  • 令和版男の育児録

    育児休暇をしっかり取り、育児に奮闘した記録です

  • 銘柄紹介

    今気になる銘柄を解説

最近の記事

三ヶ月目のこと

 三という数字は昔から区切りとしてよく使うもののようで、「吾日に吾身を三省す」、「男子三日会わざれば刮目して見よ」など三の入った名句も多い。育児も三ヶ月くらいすれば一通り慣れてくると巷では言われており、育休を取った男性も三ヶ月で職場復帰することが多い。しかし実際は子供のリズムに慣れてきたと思ったら、また新しいことができるようになって生活リズムが変化するというイタチごっこを繰り返していて、落ち着く暇もない。  娘は三ヶ月半くらいで寝返ってうつぶせになれるようになったはいいが、

    • Mpoxとその関連銘柄

       8月14日にWHOはアフリカの一部地域で発生しているMpoxのアウトブレイクについて「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。  現時点でMpoxの感染はアフリカの一部地域に限定されており、COVID19のような世界的な流行になる兆しはありませんが、Mpoxを予防できるワクチンや治療薬の不足が懸念されています。  そしてこれらのワクチン、治療薬を製造している会社は各社ともに上場しており、東証やNYSE/NASDAQで取引が可能ですので、株式投資の観点からも注

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      • 肥満治療薬をめぐる攻防 LLYとNVOと新たなライバル

        本記事では肥満治療薬、減量薬として人気のGLP-1アゴニストとその販売元であるEli Lilly、Novo Nordiskについて解説した上で、これら2社に対抗しようとしている新たな製薬企業について最新の動向をまとめます。 本記事は分量も多く、今後新たなトライアル結果も随時発表されるため、適宜加筆、修正を行い、記事購入者には通知していく予定です。 以下に修正履歴を記載していく予定です。 2024/8/21 初版執筆 また本記事は医学的な内容はエビデンスに基づき、正確を期

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        • いぐさの香り

           生後三ヶ月になると、あれだけ大きく見えたベビーベッドも手狭に感じてくる。少し動くともう足がベットの木枠に当たりそうだ。日々抱っこしていると、娘がどんどん重くなっていることは実感していたが、どうやら身長もグングン伸びているらしい。久しぶりに測ってみると出生時から十センチも伸びていて、成長曲線の真ん中を突き進んでいた。  そろそろ広々した自分の遊び場を作ってあげようかと考えていた折、産後ケア施設で琉球畳の上で気持ちよさそうに寝ている赤ちゃんをみて、我が家も畳を敷くことに決めた。

        三ヶ月目のこと

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        • 令和版男の育児録
          11本
        • 銘柄紹介
          12本

        記事

          FMC Q2 2024 earnings

          EPSは予想$0.55に対して、結果$0.63でした。 売上高は予想$1.03Bに対して、結果$1.04Bでした。 売上高成長率は前年同期比+2.0%でした。 2024年通期EPSガイダンスは予想$3.50に対して、$3.02-$3.64を提示し、 2024年通期売上高ガイダンスは予想$4.42Bに対して、$4.30B-$4.50Bを提示しました。 EPS、売上高ガイダンスはともにQ1の会社予想(EPS$3.23-$4.41 売上高$4.5B-$4.7B)から下方修正され

          FMC Q2 2024 earnings

          【番外編】我が家のベビー用品購入基準

          はじめに 育児録を書いている夫に、ベビー用品については執筆しないのかと問うたところ、あまり興味がなさそうだったので、私(妻)が番外編として投稿してみようと思う。冷静に考えると、我が家のベビー用品は、私が研究を重ねて購入しており、夫はその裏側の選定基準までは理解しておらず、執筆するほどの思い入れがないように感じる。出産前、私ばかり育児グッズを調べている状況に嫌気が差し、調べるように迫ったこともあるが、自分で調べた方が納得できるし、夫による調査の網羅性に疑問があるので、結局は今

          【番外編】我が家のベビー用品購入基準

          沐浴担当大臣の失脚

           人間、誰にでも得手不得手があって、我が家の場合、妻は書類仕事や行政関係の調べ物(助成金申請や保育園情報など)にめっぽう強いが、手先を使うこと(耳鼻の掃除、爪切りなど)は僕の方が得意だ。そういうわけで、沐浴はポンが産まれてからずっと僕の担当である。  産前のパパママ学級で沐浴練習をしたときも、新生児室で初めて沐浴をしたときも、助産師さんに「上手ですね、初めてとは思えません!」と褒めてもらって気を良くしたこともあって、自宅でも意気揚々と沐浴を続けていた。  ポンは沐浴をすると

          沐浴担当大臣の失脚

          我が家のネントレ 夜泣きよ、さようなら

           遡ること数年前、職場の後輩がフランス人と結婚し、出産祝いに行ったことがあった。夜8時頃に家に着くと、子供の姿は見えず、泣き声もしない。聞くと、すでに子供部屋で1人で寝ているようである。僕たちは庭でバーベキューをしていたが、生後数ヶ月の赤ちゃんがいるのかと思うくらい静かで、ちゃんと呼吸してるのかと、こちらが心配になるくらいであった。  子供が小さいうちは抱っこであやし、夜は親が近くで寝るというイメージだったのでこれは衝撃だった。どうしてそんなことが可能なのか聞いてみると、フラ

          我が家のネントレ 夜泣きよ、さようなら

          僕たちはギャザーに守られている

           LORENZOの5番が染み込んだ綿棒をポンのお尻に入れ、しばらく円を書くように回していると、緑がかった便が土石流のように流れ出てきた。指は爪の中まで便まみれだったが、僕は笑顔で拍手し、ポンはご満悦の表情でキョトンとベットに寝転がっていた。まさか人の便を見て、こんなに嬉しい気分になる日がくるとは、ちょっと前まで想像もできなかった。  ポンは基本的に1日1回の排便があるが、たまに2日間くらい出ないときがあると綿棒浣腸を試してみる。便通の問題は大人だろうと生後1か月の子供だろうと

          僕たちはギャザーに守られている

          夜勤担当者の憂鬱

           連理の枝という言葉があるが、我が家はその言葉で形容できるくらい仲の良い夫婦生活を送ってきたと思う。僕はあまり感情の起伏がない方で、妻は睡眠が十分で美味しい食事があればご機嫌なので、このあたり注意をしていれば喧嘩になることはほとんどなかった。しかしポンが生まれると生活は一変する。自宅での育児が始まると夜は断眠になるだろうし、食事の用意もままならない日も出てくるだろう。  僕は睡眠第一主義の妻の機嫌が悪くなることを恐れていたので、産後ケア施設から戻ってきた日から夜の授乳担当を

          夜勤担当者の憂鬱

          寄り添って産後 産後ケア施設の価値

           日本で産後ケア施設が人口に膾炙するようになったのはいつ頃だろうか。コロナが流行する前から少しずつ認知されていたようだが、感染症の流行で集団生活が倦厭された時期も長く、最近になってようやく周知されてきた感がある。  海外に目を移してみると、中国、台湾、韓国で行われる産後ケアの文化は「坐月子(ズオユエズ)」と呼ばれ、市井に広く普及している。遡れば宋の時代に「坐月子」の記述があり、「緊張したり憂鬱になったり泣いてはいけない」「重い物を持ったり力仕事をしてはいけない」などと産後の禁

          寄り添って産後 産後ケア施設の価値

          母子同室は正義か

           出産翌日の午後、ポンが病室に戻ってきて母子同室が始まった。ポンは産まれてから半日くらい何も口にしていない状態だったが、無事に生きていて穏やかに眠っていた。時折目を開けることがあるが、焦点はまだ合っていない。体は細く、柳の葉のように風が吹いただけでヒラヒラしそうだが、心臓は脈打ち、呼吸は確かで、力強い生命力を感じる。同じ部屋で過ごしていると、愛おしさを感じる一方、抱っこをしても互いにまだ頼りない感じがあり、不安と疲労が首をもたげてくるといった塩梅であった。  お世話になった

          母子同室は正義か

          君の名は

           お腹にいる間、娘はポンちゃんと呼ばれていた。妻がお腹の中の赤ちゃんに話かけるとき、しゃっくりをしているとき、向こう側からキックされたときにお腹を手でポーンと叩いていたことに由来している。僕にはその様子が立合いの制限時間いっぱいでまわしを叩く朝青龍の姿と重なったが、当時は胸の内に秘めていた。(産後に伝えた際、私はこんなに強くは叩いていないと笑っていた。)  数ヶ月間ポンちゃんと呼んでいると愛着も出てきて、産後もしばらくそう呼んでいたが、親にたぬきみたいだからやめてほしいと言わ

          君の名は

          Welcome to the world、そして無痛分娩のこと

           予定日1日前。篠を突くような雨が降る明け方。  お腹が張る間隔が10分をきってきたように思うと妻から報告があった。ベットから起き出して何度か測ってみても、確かに10分以内に子宮収縮が来る。陣痛の始まりであった。  病院で診察を受けると、すでに破水していたらしく、尿漏れのような感覚があった約24時間前には高位破水していたのでしょうということで、そのままLDR(Labor、Delivery、Recoveryの略)に入室した。  数時間すると陣痛の痛みが強くなってきたので、無痛

          Welcome to the world、そして無痛分娩のこと

          令和版男の育児録

           令和版男の育児録と銘打って筆を取ってみたものの、そもそも平成版、昭和版の男の育児録というものは存在しないのではないだろうか。  最近でこそ、一部の上場企業が男性社員の育児休暇取得率を公表し始めているが、男性の育児休暇取得が一般的になったのはここ数年の話である。  事実、平成や昭和の時代に男性が数ヶ月に及ぶ育児休暇を取って、育児に専念したという話は杳として聞かない。明治ともなると、伊集院静氏の「琥珀の夢」に、鳥井信治郎が生まれたての息子を一目見て、「後は任せた」と言い残して外

          令和版男の育児録

          銘柄紹介:Blade Air Mobility(BLDE)

           Blade Air Mobility(BLDE)は都市間の短距離空輸サービスを提供する企業で、主にアメリカで事業を展開しています。以下ではBlade Air Mobilityの歴史、事業内容、ビジネスモデル、決算、財務状況について詳しく説明します。 歴史

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          銘柄紹介:Blade Air Mobility(BLDE)

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