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【番外編】我が家のベビー用品購入基準

はじめに

育児録を書いている夫に、ベビー用品については執筆しないのかと問うたところ、あまり興味がなさそうだったので、私(妻)が番外編として投稿してみようと思う。冷静に考えると、我が家のベビー用品は、私が研究を重ねて購入しており、夫はその裏側の選定基準までは理解しておらず、執筆するほどの思い入れがないように感じる。出産前、私ばかり育児グッズを調べている状況に嫌気が差し、調べるように迫ったこともあるが、自分で調べた方が納得できるし、夫による調査の網羅性に疑問があるので、結局は今も自分で調べている。

購入する前に認識しておくこと

まず、世の中にはベビー用品が多すぎる。用途が細分化されすぎていて、利便性を謳うものの、使用期間が短いものも多い。アカチャンホンポや百貨店のベビー用品売り場、雑誌に掲載されている出産準備品リストに載っている購入品の多いこと多いこと…
私が言いたいのは、こういった出産準備品リストに惑わされる必要はないということだ。

ベビー用品業界には、こういったリストを作成し、顧客に無料で配布することで、特に初産の勝手が分からない妊婦にさまざまな商品を購入してもらいたい、という思惑がある。売り場に行っても、みなさん親切に教えてくださるが、彼らにも営業目標があり、それを達成する必要があるのだ。赤子との生活を前に、夢がないように思うが、実態はこのようなものだと思っている。

また、子育ての相手は赤子であるものの、人間であり、大人の人間がそうであるように、個性を持っており、千差万別である。子育ての環境も違う。ある人が絶対必要と言ったものが、ある人にとっては不用品であることもよく聞く話である。

結局は、至極当然であるが、自分の判断基準を持って取捨選択していく必要があるということだ。

我が家の購入判断基準

我が家は普通のマンション暮らしであり、所有物はなるべく少なくして、部屋をスッキリさせることを大切にしている。ベビー用品も購入は最小限にしたい。購入判断を適切に行うためには、本当に購入する必要があるか考え尽くす必要がある。

考えるポイントは下記の通りだ。

本当にその行為が必要なのか?
子育てには正解がなく、日本で常識と思われていることも、海外ではそうでないということもよくあるらしい。まずは常識を含めて、その行為の必要性を疑ってみる。
例えば哺乳瓶の消毒。哺乳瓶の消毒の効果は、夫によると論文で立証されていないようだし、そもそも一般家庭で無菌状態にすることは不可能。口に触れるタオルは消毒していないのに、なぜ哺乳瓶だけ消毒するのか?我が家では哺乳瓶の消毒は不要と整理し、関連商品は一切購入していない。これでキッチンは大分スッキリする。気になるなら食洗機に入れれば良い。赤子も問題なく成長している。

代用品で目的は果たせないのか?
ベビー用品として購入せず、一般用品で代用できないか考えてみる。ベビー用品は少ない市場向けに作られていることもあり、単価が上がりがちである。それを一般用品で代用することでコストを抑えることができる。
沐浴布という商品があるが、目的は布を赤子にかけておくことで安心させることができると書かれている。布かけるだけなら、専用商品でなくても、普通のガーゼかタオルか、着ていたベビー服をかけておけばいい。

レンタル(含サブスク)はどうか?
メーカー推奨の対象年齢より使える期間がずっと短かったという話はよく聞く。まずはその商品を実際のユーザーがどれくらいの期間使っているのか調べてみる。Youtube、Twitter(X)、インスタ等のSNSも網羅したい。大凡の使用期間が定まったら、レンタルと購入のコストを計算して比較してみる。レンタルの方が安ければ、レンタルで返せた方が部屋のものが増えなくて済む。二人目以降も産むかもしれないから購入というコメントも見るが、そもそも産まれるかも分からないし、その頃には新しい商品が出てそちらを使いたいと思っている可能性が高く、基本考慮しない。
レンタルはどの会社が一番安いというものはなく、品揃えも異なるし、同一商品でも価格が異なる。また、送料も異なる点に注意する。ベネフィットステーション等、会社の福利厚生割引が適用できることも多いので併せて調べて価格を比較する。色々とレンタルしているが、企業によるレンタル品の品質の差はあまり感じられない。

中古はどうか?
肌に直接触れるものや衛生商品でないのであれば、メルカリなどで質の良い中古が出ていないかも確認する。新品購入をする場合であっても、メルカリは使用後の出口になりえるので、需要がありそうかも確認しておく。

本当にその商品がいいのか?
抱っこ紐ひとつとっても商品は無限に存在する。上述したように、赤子は千差万別であり、みんなが良いと言っている商品が、本当に自分や自分の赤子にあっているかは別問題である。そのため、できるだけ試してから購入するようにしている。試す場所は、ベビー用品売り場のみならず、児童館、産後ケア施設等で探せばいくらでもある。
抱っこ紐で言えば、エルゴのオムニブリーズを勧めている人が多いが、実際に試すとバックルが背中側にあり、身体が異常に硬い夫は自分でバックルを留めることができなかった。その時点で、購入候補からは外れることとなった。

どこで購入すべきか?
まず見てみるのは、東京都の子育て支援政策である、赤ちゃんファーストのリストである。リストにあるのであれば、有り難く無料で頂く。リストにあるからそれにするということではなく、検討の結果、あくまで自腹でも買いたいものを頂くようにしている。中途半端なものは気に入らず、使わなくなる又は買い替えたくなるからだ。
自腹購入するのであれば、ネットで商品名を打ち込んで価格をひたすら比較し、一番安いところから購入する。同じ商品でも、あるサイトでのみセールでお安くなっていることはよくある。

終わりに

当初は、我が家で気に入っているベビー用品を紹介しようと思っていたが、そもそも我が家で気に入っているベビー用品を記載したところで、読者に合うとは限らないと思い直し、どのように購入品を決めているかを記事にすることにした。あまり面白い記事にはならなかったが、この記事を読んで、普段何気なく使っている育児グッズも試行錯誤の上で購入されていることを夫に理解してもらえれば良いなと思っている。



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