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エッセイ集

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僕の人生の1ページを切り取りました。
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#コロナ

「ありがとう、さようなら」 僕とコロナのn日戦争 5/13

「ありがとう、さようなら」 僕とコロナのn日戦争 5/13

「2週間お疲れ様でした!」

その言葉は僕に対してではなくて、僕から関係者の皆さんへ言いたい。ホテルの一室で2週間も快適に過ごすことができたのは、本当に多くの人のおかげだった。

医療従事者のみならず、毎食美味しいお弁当を作ってくれた皆さま、差し入れをしてくださった皆さま、本当に皆様のおかげで無事に退所することができました。

テレビやニュースでは、宿泊療養施設で過ごす患者に対して、どのくらい手厚

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「陽性判定から宿泊療養へ」 僕とコロナのn日戦争 4/28

「陽性判定から宿泊療養へ」 僕とコロナのn日戦争 4/28

いつも通りの朝を迎えた。

もうすっかり元気になった。それでも自宅から一歩も出ることができない生活は不満が溜まっていく一方だ。同期に買い足してもらった食料品もそろそろ底をつきそうで、今日も白米と缶詰という食事だ。

朝食を食べ終えて、始業時間前に社用PCを立ち上げてログインした。毎朝のの検温報告メール作成とメールチェックから業務が始まる。

午前中の業務も終わって昼休憩に入ったが、病院や保健所から

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「戦争勃発、味覚をやられた」僕とコロナのn日戦争 4/24 後編

「戦争勃発、味覚をやられた」僕とコロナのn日戦争 4/24 後編

「はあ、大変なことになったなあ。」

車に戻りシートベルトを締めながらそう呟いた。まだ時計は12時も回っておらず青空からの陽射しも眩しいのに、僕の心の中だけは鬱蒼としていた。こんなことでクヨクヨしてもどうしようもないと開き直り、お気に入りのプレイリストを流しながら帰路につく。

家に着くなり会社に電話した。すると、上長から在宅勤務へ切り替えるためにPC等の必要な備品を今から自宅まで届けると告げられ

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「戦争勃発、味覚をやられた」僕とコロナのn日戦争 4/24 中編

「戦争勃発、味覚をやられた」僕とコロナのn日戦争 4/24 中編

病院に着くと正面玄関前には検温ブースが設営されていた。看護師さん達が複数人とパイプ椅子が10脚程度あった。僕は電話で言われた通りに正面玄関前に向かい、近くの男性スタッフに事前電話した旨を伝えると、玄関口にあったインターフォンで名前を名乗るように指示された。

言われた通りにインターフォンを押すと女性の方が出て、今からスタッフが向かうから待機するよう伝えられた。

待機して数分後に男性スタッフがバイ

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「戦争勃発、味覚をやられた」僕とコロナのn日戦争 4/24 前編

「戦争勃発、味覚をやられた」僕とコロナのn日戦争 4/24 前編

朝起きると昨日の喉の痛みは少し収まっている気がした。そして昨日よりも少しだけ倦怠感もあった。やっぱり空気が乾燥していたことによる喉からくる風邪を引いただけだったんだなあ。そう思いながらカーテンを開けて朝陽を身体いっぱいに浴びた。

ベランダの鍵を開けて軽く伸びをすると、慣れた手つきでタバコとライターを取り出した。キャメルのシガーメンソールが最近のお気に入りだ。

タバコを咥えてライターで火を灯し、

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「不穏な兆し」僕とコロナのn日戦争 4/23

今日もいつも通り出勤して自分の仕事を早めに済ませて他の同僚の仕事も手伝っていた。こんなご時世だから仕事も落ち着いており、定時前だったが早上がりしてもいいと許可が下りた。

家に帰ると、少し喉が痛い、乾いた咳も出る。顔と耳もほんのりと火照っているのが分かる。

「あれ?今日って乾燥してたっけ?それか風邪かなあ?」

そう思いながらいつもよりも多めに水分を取って、早めの夕食と入浴を済ませて就寝すること

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