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【小説】街風

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創作小説。 一つの街を舞台に縁ある人達が紡ぐ物語。
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#オリジナル

街風 episode.29 〜ネガイ カナエ タマへ Part.Ⅲ Re: 〜

 見知らぬ美女が店内に入ってきたと思ったら、ダイスケを連れて颯爽と去っていた。マナミは、…

けーすけ
2年前

街風 episode.25 〜Who Killed JAZZ?〜

 「この街にこんなお店あったんですね。」  すでに出来上がっているショウコちゃんの隣で、…

けーすけ
2年前
3

街風 episode.24 〜フィルター越しの一瞬を〜

 「行くよー!」  ショウコさんは、すでに取材準備万端で俺の席の横に立っていた。デジカメ…

けーすけ
2年前
4

街風 episode.22 〜WALKING UNDER THE MOON〜

 「あー、お腹いっぱい!」  ケンジ先輩は膨らんだお腹をポンポンと叩きながら、満足そうな…

けーすけ
3年前
5

街風 episode.20.1 〜真夜中の来訪者〜

 「もー、ノリさん。最近なんかおかしいですよ。」  また今日もケンジはぐちぐちと文句を言…

けーすけ
3年前
1

街風 episode.20 〜GOOD NIGHT、GOOD BYE〜

 「本当にこれで良かったのか?」  「ああ、付き合ってから今までもずっとあいつの心の中心…

けーすけ
3年前
3

街風 episode.18.4 〜そよ風と猫〜

 「ほら、あの人だよ。」  タマは私に撫でられて喉をゴロゴロと鳴らしながら、寝転がったまま声を出した。全く、本当に私の友は呑気なんだから。自分から私に願い事をしたのに、依頼主はお気に入りの場所でゴロゴロと寛いでいるだけ。猫が飼い主を自分の下僕だと思っていると人間達は言っているが、それはあながち間違っていないのかもしれないな。私は、タマを撫でていた手を止めて斜め後ろを振り返った。  やっぱりダイスケくんだった。タマにお願いされた時から分かっていたけれど、改めて自分でも実際に

街風 episode.17 〜好きの気持ち〜

 「あー、今日は飲みすぎたなー。」  ケンジ先輩は少し千鳥足でふらふらと歩いている。いつ…

けーすけ
3年前
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街風 episode.16 〜コーヒーブレイク〜

 「今日はお客さんも少ないですね。」   ケンジはテーブルを拭きながら俺に言った。  「…

けーすけ
3年前
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街風 episode15 〜夢の続き Part.2 デスマーチ編〜

 デスマーチが始まった。  初めはみんなで自分達のクラスの誰が可愛いとか誰と付き合いたい…

けーすけ
3年前
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街風 episode.11.1 〜並んだグラス〜

 年季の入ったドアを開けて入ったお客さんは意外な2人だった。つい先日に仲良しのダイ坊を連…

けーすけ
4年前
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街風 episode.9 ~黄昏の海~

 ユミが、この場所を気に入るとは思わなかった。ユミがワタルに失恋してから、俺はここにユミ…

けーすけ
4年前
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街風 episode.1 〜日常に彩りを〜

 「いらっしゃいませー。」  今日はお客さんがたくさん来る。このお客さんはどんな花を買う…

けーすけ
4年前