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小児科医が実践するポートフォリオ戦略 <アクティブ運用編>

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2020.8.29  公開日
2020.8.30  10部突破
2020.8.31  20部突破、読者の感想を追加
2020.9.3   30部突破
2020.9.12  40部突破
2020.9.13  60部突破
2020.9.17  70部突破

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こんにちは。

小児科医 兼 投資家のトシキです。

普段はごく普通の小児科医です。

しかし、他の医師と違うのは、経済的自由と金融リテラシー向上を目的として投資とSNS発信を行っていることです。

現在、@dr.toshikiというアカウントでインスタ発信をしており、約2600人の方にフォローして頂いています。

特に、お金の悩みをもつ人に私なりの切り口で情報を伝えたい、カモとして騙される人を減らしたい、という気持ちで日々発信しています。

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今回は、私流のポートフォリオ戦略について書いていきます。

このnoteを読めば、ポートフォリオの基本的な考え方がわかります。

また、私がポートフォリオを組むまでの思考プロセスをわかりやすく文章にしました。

・投資を始めてみたい
・投資をやっているがもっと学びたい
・ポートフォリオについて悩んでいる
・投資信託に興味がある
・インデックス投資しかやっていない
・投資したいが時間がない

そんな方々には是非読んでいただきたいです。

終盤では私が投資する具体的なファンド名、投資割合、国・地域別割合をご紹介します。

後半はパーソナルな部分なので有料にさせて頂きます。

収益は、プレゼント企画に使う予定でしたが、Instagram規約変更によりプレゼントは困難になりました。そのため、本やnoteの購入などに当て、情報としてフォロワー様への還元とさせて頂きます。

まだフォローしてないよ、という方はフォローを是非よろしくお願いします。

無料部分を読んでいただき、有益な内容で最後まで読んでみたい、と思った方は最後まで読んで下さい。

前半も後半も知って損はない内容だと自負しております。

※投資対象や相場観は参考にして頂きたいですが、銘柄推奨はしておりません。投資判断は自己責任でお願いします。

※読者の方から用語の説明が少ないとご指摘を受けましたが、それらはGoogle等で検索可能な範囲と考えております。

※購入者の方で、もし難しい部分があればインスタグラムのDMでご説明致しますので気軽にお声かけください。


<読者の感想を一部ご紹介します>

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以下、本編。

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ポートフォリオ戦略とは

本題の前に、ポートフォリオとは何かを念のため説明しておきます。
基礎的な内容なので、ご存知の方は読み飛ばしてください。

ポートフォリオとは資産運用する商品の割合のことです。


※アセットアロケーションは似た用語ですが、現金、株式、国債、REITなど総資産の配分を指します。

どの商品をいつ買うかよりどんなポートフォリオを持っているかの方が重要だ、とも言われています。
ポートフォリオを組むことは、リターンを最大化するとともに下振れリスクに備えることに繋がります。

そのため、中長期投資においてはこのポートフォリオ戦略こそ結果を左右するといっても過言ではなく、自分なりのポートフォリオを組んで市場平均以上のリターンを追求することになります。
それほど重要な考え方です。

例えば、投資対象には国債、株式、ETF、REIT、金、暗号資産、不動産などがあります。

地域別では、全世界、先進国、新興国、日本、米国などがあります。

そして、手数料を払ってファンドマネージャーが運用してくれる投資信託という金融商品があります。

それぞれの投資信託はどんな資産に投資するかという運用方針が決まっており、沢山の商品が売られています。

この投資信託にもポートフォリオがあり、これは目論見書や月次レポートなどで確認できます。

以下のサイトも参考にされてください。

SMBC日興証券
https://www.smbcnikko.co.jp/first/inv/kiso01/kiso01_3.html

アセットマネジメントOne
http://www.am-one.co.jp/asset_formation_assist/04-2.html

わかりやすい例で言うと、
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)という投資信託の商品があります。

下図に示すように8種類の資産に均等なバランスで投資してくれるファンドです。

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また、eMAXIS Slim 全世界株式 という商品では、投資する資産は全て株式ですが、国・地域が分散されています。

これも目論見書を見ると、下図のような構成比率であることがわかります。

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他に皆さんの年金を運用するGPIF(年金積立管理運用独立行政法人)に非常にわかりやすくポートフォリオの考え方が書かれています。
https://www.gpif.go.jp/gpif/portfolio.html

これによると、2006年以降の運用ポートフォリオでは、徐々に国内・外国株式の比率を高めてきていることが分かります。

2020年4月1日からの5年間における基本のポートフォリオは下表のようになっています。

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もちろん大規模な年金の運用と個人の資産運用は、条件が全く違うわけですが、一つの視点として参考にはなります。

ポートフォリオを決める4つのポイント

ポートフォリオを決める上でのポイントは以下の4つです。
・どのくらいのリターンを期待するか。
・どのくらいのリスクを許容するか。
・資産の割合、国・地域別の割合はどうするか。
・最終的にどの商品をいくらずつ買うか。

つまり、自分のライフスタイルや資産に応じてリターンやリスクを設定し、理想のポートフォリオを考えます
それに近づくように商品を組み合わせて購入していきます。

この割合を定期的にチェックし、バランスの崩れを補正することをリバランスと言います。

特に株式については、先進国、日本、新興国の割合をどうするかが重要になり、いくつかの考え方があります。

例えば、以下の3つです。

①先進国:日本:新興国=1:1:1
これは各地域に均等に投資するパターンです。
同じ比率は、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)というファンドで購入できます。

②先進国:日本:新興国=8:1:1
これは各地域の株式市場の大きさに準じた割合で投資するパターンです。
日本株が世界に占める割合は、約7-8%と言われています。
一方で米国株の割合は50-60%と非常に高いです。
この比率は、先ほどご紹介したeMAXIS Slim 全世界株式というファンドと同様の比率です。

③先進国:日本:新興国=6:3:1
これは①②と比べると日本の割合が多いパターンです。
投資には為替リスクがありますが、世界的に見れば円の価値は高く、日本に住んでいる以上は円建ては都合がいいです。
また、新興国市場は不確実な要素もあり、その比率を少なくしたい方にもこの割合は有用です。

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2020年夏の戦略見直し

さて、私は今年の夏に投資戦略を下記のように見直しました。

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