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#チロシンキナーゼ阻害薬
慢性骨髄性白血病の方の妊娠
慢性骨髄性白血病の治療薬であるチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)は、胎児への悪影響を懸念して、妊婦には基本的に服用させません。また内服中に妊娠しないように説明しています。
どのような影響があるのか、どのようにして妊娠すればよいのかお話します。
慢性骨髄性白血病は若い方でも発症することのある病気であり、これから結婚、妊娠というライフイベントを控えている方にとって、「妊娠は可能なのか」、「どのように
慢性骨髄性白血病を深く知る part 3
これまでpart1で慢性骨髄性白血病の概要(詳しめ)、part 2でチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)の副作用について書いてきました。
part 3では、TKI時代における予後について書いていきます。
part 1でも書きましたが、TKIのない時代、慢性骨髄性白血病は5年後に爆発する時限爆弾でした。骨髄移植をしないと長期生きることはできない病気でした。
それが最初のTKIであるグリベックが登場