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Dr.Reve監修医”脳内美容”コラムVol.1【PQQ-①】

図2


《何故、いま「脳内美容」なのか?》

ここ日本でもワークアウト文化が定着しつつあり、運動習慣や筋肉トレーニングを日常的に行うことによって、身体的な健康や若々しさを維持できる人が増えました。同時に、美容技術の進化、美的意識の向上により、年齢よりもずっと若く見えたまま年齢を重ねることが可能となりました。
ところが最近、ふと思うことがありました。

見た目は若く健康。では脳は?
衰えていくのを運命と甘んじて、一方的に受け入れる?
カラダが健康でもアタマが衰えていたら勿体無い!

これは、平均寿命と健康寿命の差は拡大し続けていると言い換えることもできるでしょう。
人生100年時代を健康で生きるために、私たちはどうしたらよいのでしょうか?

人の神経細胞数は生下時から150~200億個あり、 20才を過ぎると1日に数万個減少すると言われてます。神経細胞は一度死ぬと再生しません。
しかし、まだ絶望にば及びません。脳の機能には、神経細胞の数より神経細胞間のシナプス結合が大切であり、学習やトレーニング、環境次第では、シナプスの機能が新生する可能性を持っています。
私たちは、摂取する栄養、生活環境、生活習慣をより良いものにすることで、老化のスピードを遅らせたり、脳機能を最大限に発揮させる手立てを得ることができるのです。

ここで私たちが着眼したのが、
「脳内」を美容する:記憶、認知機能を改善・高める
という、〈脳内美容〉の概念です。
ドクターレーヴが掲げる〈統合美容〉、それは見た目の美しさだけでなく、心身一体の “健康美” であることは、以前お伝えした通りです。
脳内美容のための、有効な成分、それが “PQQ” なのです。

《PQQとは何か?》

PQQという物質をご存じですか?
ピロロキノリンキノン (Pyrroloquinoline quinone, PQQ)
「14番目のビタミン」とも言われ、生体内で様々な働きをすることがわかっています。
(※ビタミン;微量で、動物の生理機能を調節する働きのある一群の有機化合物。体内で合成することができず、栄養素として外からとり入れなければならない。)

図1

比較的発見の新しい栄養素であるPQQですが、その生理的機能は、

栄養素としての役割(気分の向上、睡眠の質向上)
細胞増殖作用
● ミトコンドリア新生・活性化作用(インスリン抵抗性改善、乾燥肌改善、筋量増加など多岐にわたる)
神経保護作用
神経再生作用(神経成長因子の活性化)
抗酸化作用(ビタミンCの6倍の抗酸化力。白内障抑制、脂質正常化、心筋梗塞や脳梗塞の防止、椎間板変性予防等)
脳機能改善機能(認識能力の改善、記憶保持)

と、非常に多彩で、かつ重要です。

「栄養素」としての必須量は通常の食事で補えていることが多いとされますが、仮に極端に欠乏すると、成長障害、皮膚や毛並みの悪化、免疫機能低下、不妊、ミトコンドリア量低下などが引き起こされることが動物実験でわかっています。

先に挙げたPQQの多彩な機能の中で、私たちが特に注目したのは、ミトコンドリアへの働きと脳機能向上効果です。

図1


ミトコンドリアは、ほとんど全ての真核生物の細胞の中に存在する細胞小器官1つで、太古の時代に我々の原始細胞がミトコンドリアを取り込んで共生した(細胞内共生説)とされ、独自のDNAを持ち半自律増殖可能で、細胞質遺伝にも関与する…といったユニークな特徴を持っています。(『パラサイト・イブ』という小説がありますが、それはこのミトコンドリアの共生から着想を得ています)

約37兆個あるとされるヒトの細胞一つの中に、ミトコンドリアは300〜数千個以上存在します。その重量はなんと体重の1割程度をも占めるのです!そしてその主な機能は、エネルギーを生み出すという極めて重要なものです。

図1

ミトコンドリアはエネルギーを非常に効率的かつ沢山産生することができます。
(ここでいうエネルギーとはATPのことで、全ての細胞機能を動かす“もと”となり、生きていくために必要不可欠なものです)

図1

ミトコンドリアには、質のよいミトコンドリアと悪いミトコンドリアがあり、加齢とともにエネルギー産性能が低く、有害な活性酸素を発生する質の悪いミトコンドリアが増えてくると言われています。また、運動やカロリー制限などでエネルギーが不足すると、それを補うために新たにミトコンドリアが増えますが(ミトコンドリア新生)、逆に運動不足やエネルギーを必要としない状態が続けば、ミトコンドリアは減ってしまいます。そしてそれは、細胞機能の低下、老化による様々な障害を引き起こすのです。
すなわち、ミトコンドリア機能の向上が、健康や抗老化の鍵を握っている言えます。
(PQQの効果の詳細については、次回以降のコラムにて詳しくお話しさせていただきます!)

\次回予告/

《「脳内美容」とドクターレーヴ理論との関連性》

ドクターレーヴが掲げる〈統合美容〉。
それは、
“肌(免疫系)”
”カラダ(自律神経系)“
”心(内分泌系/ホルモンバランス)“

三つの系を整える、「統合美容型」のアプローチ。
”肌“ ”カラダ“ ”心“ 本来の力をサポートし、健康美へと導きます。

図1

脳は、”心” でもあり、さらには”中枢神経系” であることから、全ての系を束ねる役割すら担います。
今回、この「脳内美容」という概念に着目したことにより、〈統合美容〉は “健康美” の理想をより一層具体化できるといっても過言ではないでしょう。

次回は、PQQの効果、最新の臨床研修によるエビデンスを含めたお話をさせていただきます!お楽しみに。

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