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統合失調症青春狂騒回想録スピリチュアル編2

 e本さんは、バリバリの陰謀論者になっていた。コロンビアレコードの目のように見えるデザインやサッカーの八咫烏の三本足、マルボロのデザインなどはイルミナティだと片付けていた。アメリカの大統領戦でサンダースとヒラリーが民主党候補だったのだが、イルミナティ側のヒラリーがサンダースを家族もろとも殺すと脅したので、サンダースは降りたという。e本さんはそれだったらトランプを支持すると言っていた。確かにアメリカ国内の問題はあったものの、トランプが大統領の間、オバマのときのようなテロや紛争はなかった。
 政治の話しは苦手なので、この辺にしておくが、e本さんははじめ、栃木からストーカーされないようにバスで来た。その時まだレコードはウチに沢山あったのだがwilson turnerのambientを聴いて、弱りながら来たときと違い復活していた。e本さんは、そのレコード借りていい?と言って、別に行く場所があるからと言って帰っていった。
 e本さんは徐々に薬を減らし、完全に断薬していた。幼少期から神社や寺で、幻視が見えていたらしい。 
 e本さんが次に来た時、e本さんとhmちゃんと飲むことになったのだが、e本さんはロシア語を勉強していて、プーチンに山本太郎を応援するよう手紙を書いて出していた。最後にウチに来て、風水だと言って、うちをめちゃくちゃにして、南無妙法蓮華経と玄関に書き、16万請求してきた。占ってほしいと一言も言ってないのにである。しかし、たしかに漢字を崩したような霊符を見たとき、一瞬病気が治った気がした。

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