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スキルコラム「若い人たちからドンドン進む、カイゼンの血潮」

さて、カイゼン活動について、最近では初等教育からスタートしているとい言います。

というのも、この日本という国が大きな危機感を持っているからです。

これはSDG'sにも掲げられている課題です。


以下の表を見てもらうとわかりますが、18歳の意識調査の中で、日本は「自分で国や社会を変えられると思う」という項目が最低ドン底です。

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日本財団「18歳意識調査」第20回 テーマ:「国や社会に対する意識」(9カ国調査)


国によって、統治方法や法律、紛争の有無など、状況が異なるのは確かですが、若手だけでなく日本人はとても社会課題に対する考えが希薄なことがわかります。


この事が、企業にも大きく影響していると言えます。

会社にいるサラリーマンは、誰も課題設定もせず、目の前の仕事に忙殺される。そんな状態が続いているのです。


※私達、ちょいメシプロジェクトの活動は、もちろん自分たちの利益(給料が上がる)ことを目指しつつ、社会課題の解決についても期待しているところがあります。


以前一度プレゼンテーションを聞いて、素晴らしいと思ったのは埼玉県の戸田市です。

活動については自分が説明するより、動画がよく出来ているので見てみてください。

ちょっとここで子育てをしたくなります(笑

Project Based Learningといって、問題解決をベースとした学びで、文科省がチカラをいれている分野です。

例えば、「夏休みの自由研究」一つ取ったって
 ただ花の観察をする
 すぐ枯れてしまう花が、何故枯れてしまうのかを観察する
というように、課題を置くだけで随分印象が変わるものです。


これに重要なのが、STEM教育と言われます。

Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字をとってSTEM(ステム)と言われます。

カイゼンの話とは逸れるので細かくは話しませんが、今の時代の課題解決にはITや科学的アプローチは必須です。

子供のころから、そういう教育をしていく必要があるのです。


さて、僕は少し恐怖を覚えます。

彼らが成長した時に、自分の仕事は奪われてしまうんじゃないかって。

そうならないように、自分は課題解決とカイゼンを繰り返す体質になり、組織づくりをしていかなくちゃいけないなと思うわけです。


もしかすると、「いやいや、職人みたいな仕事は残るでしょう。変化ばかりが正義じゃないですよ。突き詰める仕事だってあるんですよ。」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも、僕は職人こそカイゼンの繰り返しなんだと思います。

「いつまで経っても完璧なものは出来ない。」という職人さんは言います。

つまり、いつまでもカイゼンを繰り返しているのです。


本編でもカイゼンには”体質づくり”が大事だと話しています。

是非読んでみて、考える時間を持ってみてください。


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