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(後編)デキる人とデキない人の決定的な違い(行動)

デキる人とデキない人の行動面での特徴の違い説明し、対策も考えています。昨日は前編として3つの行動特性を説明しました。今日は残りの3つをご説明します。(キシ)

・デキないと伝える ←前編
・伝わる努力をする ←前編
・時としてロボのように働く ←前編
・ごまかさず楽しそうに笑う
・よく短い電話をする
・部署のチャットやMTGで発言する


ごまかさず楽しそうに笑う

いきなりなんだそれと思われるかもしれませんが、デキる人ってよく笑う人が多いです。ごまかし笑いではなく、朗らかで包容力のある笑い方なのです。

〈デキる人の行動〉
・積極的に笑うことで、場の空気をよくする
・笑って相手を受け入れてあげる準備をする
〈デキない人の行動〉
・職場で笑うことがない、真面目な場に笑いは不要だと考えている
・笑って許してもらおうとする

私が新入社員のときに「この人デキる人だなぁ」と思った人はよく笑う人でした。実は最初は「なんでこの人、こんなツマラナイ話でこんな笑ってるんだろう?」と不思議に思いました。何なら、笑いのレベルが低いなぁと思っていた程です(笑)

しかし、一緒に仕事をしていて違いに気づきました。仕事がしやすいのです。そして、みんなが気軽に相談しやすい雰囲気がある良いチームなのです。当時別チームにいた自分は、なんだか羨ましく思った記憶があります。

今になってわかります。あの出来杉さんは笑いを使ってチームビルディングをしていたんですね。しっかり出来ていればアイスブレイクすらいらない雰囲気でした。私もリーダーになってからは、必ず相手の笑い声を聞けるように心がけています。

反面、受け身なごまかし笑いには注意しましょう。怒られているときに笑ってごまかそうとするのは、すぐに見抜かれます。もし、どうしてもごまかしたいのなら、怒られる前に笑って許される関係性を築きましょう。これも高等テクニックの一つです。

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よく短い電話をする

電話ばかりしている人は忙しそうに見えますが、実は効率の良い業務をしている可能性があります。オンラインコミュニケーションが増えた昨今においても、声を通したやりとりがニュアンスを零さない重要な手段です。逆に長時間だらだら電話するのは効率も悪く、話している内容も流れていってしまうので注意が必要です。

〈デキる人の行動〉
・文字ベースで認識ズレが起きそうな時は、並行して電話もする
・クリティカルパスを意識し、電話で即座に回答を引き出す
・声の様子から相手の感情を把握する
〈デキない人の行動〉
・チャットで伝え方を誤り、相手からクレームが来る
・進捗MTGで「メールを送ったけど返事がありません」と報告する

「電話して確認しましたか?」これはこの職場で業務をしていて、何十回?いや何百回も聞いた言葉です。進捗MTGで「メールを送ったけど返事がありません」という報告をすると、ほぼ100%管理者から言われる言葉です。

デキない人は認識齟齬(が発覚するの)を恐れ、言いっぱなしにしてしまいます。しかし出来杉さんは認識齟齬(が発生するの)を恐れ、電話等で補足するということです。

また、チャットを含むテキストコミュニケーションは即時性がありません。急いでいるとき、クリティカルパスが近いときは短い電話でしっかり回答を引き出すことも重要です。

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部署のチャットやMTGで発言する

数十人が参加するチャットやMTGで発言するのは、デキる人の特徴といえるでしょう。もちろん、ただのお調子者もいるわけですが、少なくもとそういう場で発言する事は「存在をアピールする」面でも、「自分の意見をぶつけてスキルアップする」面でも非常に有効な手段なのです。

〈デキる人の行動〉
・上長(の上長)まで含めて、発言を通して存在を認識してもらう
・頼れる存在だと認識してもらう
・ディスカッションを通してスキルアップする
〈デキない人の行動〉
・発言しないことでone of them(その他大勢)に埋もれてしまう
・自信がなく発言しないことで、自分の実力を試せない
・質問もできず消化不良(理解不足)に陥る

ある出来杉さんは着任早々、部長の問いかけに返事をしました。その出来杉さんは協働者であり、(好ましくない表現ですが)下請けの下請けの立場でした。ただ、その問いかけとは「○○社の製品説明を聞いた人はいますか?」という単純なものでしたが、出来杉さんはキーマンに着任早々”色々知ってそうな人”と認識してもらうことに成功しました。

その後、出木杉さんは「あぁ、あの時の」という関係性で仕事をすすめることができました。知らない人との差は歴然で、とても仕事がしやすそうです(もちろん他の点でも出来杉さんなのですが)。

思い出してください。就職活動中の会社説明会で「質問がある方はいますか?」と聞かれたときに、いの一番に手を挙げることが重要と言われませんでしたか。これは職場においても変わりません。最初が肝心、失敗しても良いうちに手を挙げることが重要です。

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デキる人の行動特性をまとめます

最後にまとめると、今回のコラムでは6つの「デキる人の行動特性」について説明しました。実は、この一連の行動特性は以下のように分析できます。

・評価者から信頼される状態になる
・評価者であるリーダーや上司から、業務を任せてもらう
・巻き込み力、チームビルディングを徹底し業務推進し結果を残す

これらのループ構造を生み出すことが重要で、デキると言われる人たちは

組織に存在感をアピールし、リーダーにちゃんとデキないことを伝わるように伝え、実務もしっかり行う。楽しそうに仕事をし、チームビルディングやコミュニケーションも活発である。

こんな状態を続けているということです。ちなみに私が最も仕事で重視しているのは「信頼を得る」部分です。ここについてはいつかまた、お話できると良いなと思います。


最後にちょっと違いますが、行動について有名な書籍をご紹介しておきます(有名すぎてすみません)。最近は新入社員研修等でも使われているようです。


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