桐村里紗|地域創生医/プラネタリーヘルス

プラネタリーヘルス・イニシアティブ(https://jahi.jp/phi/)代表/人…

桐村里紗|地域創生医/プラネタリーヘルス

プラネタリーヘルス・イニシアティブ(https://jahi.jp/phi/)代表/人と地球の健康”プラネタリーヘルス”をローカルから社会実装。『腸と森の「土」を育てる』https://amzn.to/3gmuB8P tenrai株式会社 https://tenrai.co/

マガジン

  • プラネタリーヘルスマガジン

    「プラネタリーヘルス(人と地球の健康)」を日本のローカルからリードする。 歴史文化、気候風土、日本古来の精神性を踏まえ、自然の原理原則への洞察をもとに、最新の科学、技術による古くて新しいプラネタリーヘルスの社会実装について、レポートします。

  • NGNG 〜”腸”と地球のヘルス&ライフマガジン〜

    NO GUTS NO GLORY!良い腸なければ、栄光なし! NO GUTS NO GLOBE!良い腸なければ、地球の未来なし! 腸は土。土は腸。 腸内環境の改善から地球環境を回復する。 日常の食やライフスタイルを通して、人と地球の健康・プラネタリーヘルスを実践している医師&ときにTVでは”腸内環境評論家”の著者が綴る暮らしや健康のヒント。

  • HELLO MINERAL

    HELLO MINERALは、ミネラルの辞典。兼、情報マガジンです。 ミネラルは、生命のスープの素。 生命にとって、根源的に不可欠です。 一方で、ミネラルについての情報は少なく、ビタミンやその他の栄養素に比べてマイナーです。 ミネラル不足は、現代人にとって深刻で、多くの不調の原因になっています。 土壌菌や腸内細菌のアンバランスが土のミネラル不足や植物や人のミネラル不足を招いています。 何か特別なことをする前に、生命にとって根源とも言えるミネラルについて知るきっかけになれば、もっともっと人と地球は元気になるはずです。 体だけでなく、心にも、そして地球にも効くミネラルについての総合的な情報をお伝えします。

最近の記事

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新著『腸と森の「土」を育てる〜微生物が健康にする人と環境』”はじめに”と構成公開

渾身の一冊。 『腸と森の「土」を育てる〜微生物が健康にする人と環境』(光文社新書) お陰様で多くの方に共感頂き、増刷を重ねております。 地球全体が動乱の中にある今、目を開けば分断された世界で、目には見えないが確かに存在する繋がりを取り戻すこと。 それが、未来への切り札だと思うのです。 この不安定な時代において、地に足をつけて未来へと歩みを進めるヒントになれば幸いです。 人の不調と、地球の不調は 「土」でつながっている―― アレルギー、がん、精神疾患など様々な人の病

    • プラネタリーヘルス・イニシアティブ発足

      プラネタリーヘルスを日本のローカルから社会実装する【プラネタリーヘルス・イニシアティブ】を(公財)日本ヘルスケア協会の多大なるご支援のもとに同協会内に発足し(2023年7月)、2024年3月3日、記念シンポジウムを日比谷図書館にて開催しました。 ご参加頂いた皆様、ありがとうございました! 2015年、ベルリンの国際サミットで出会ったプラネタリーヘルスからイニシアティブ発足に至る流れをまとめました。 プラネタリーヘルスの世界的流れと経緯 私自身、2015年ベルリンで開かれ

      • プラネタリーヘルスイニシアティブ設立記念【3/3】日比谷図書館

        気候風土、歴史文化に根差した古の知慧と科学技術の融合によりすべての人の営みが、人と地域、地球の健康を実現する文明を築くことを描き、プラネタリーヘルス・イニシアティブを設立します。 3月3日、設立記念シンポジウムを開催します。 日本から世界を変える、古くて新しいプラネタリーヘルス 現代の医学や医療技術は急速に進歩したにもかかわらす、一方で病や病者は増え続けているのはどうしてなのでしょうか?  その問いに対するひとつの答えがプラネタリーヘルスにあると私たちは考えています。

        • 裏日本式プラネタリーヘルス~素戔嗚code

          4月になりました。 桜咲く🌸江府町の神社横の広場にて、集落の酒を片手に、菖風社による荒神神楽を見物しました。 荒神=素戔嗚 乱暴者のイメージがあるかも知れませんが、裏日本式プラネタリーヘルスは「素戔嗚の視座」がテーマなのです。 素戔嗚の視座とは素戔嗚が退治した八岐大蛇は、愚かな知恵の象徴との説もあります。 中国山地は鉄が豊富な山脈で、古代から製鉄が行われていました。山を削って鉄を切り出すことで山の保水力が低下し、そのために川が暴れ、この暴れ川を八岐大蛇と表現したとされていま

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        新著『腸と森の「土」を育てる〜微生物が健康にする人と環境』”はじめに”と構成公開

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        • プラネタリーヘルスマガジン
          5本
        • NGNG 〜”腸”と地球のヘルス&ライフマガジン〜
          14本
        • HELLO MINERAL
          29本

        記事

          プラネタリーヘルス拠点@鳥取県江府町

          江府町とtenrai株式会社は、2022年11月にプラネタリーヘルス連携協力協定を結びました。 水を育む環境を守りながら、誰一人取り残さないという理念の下、町をあげてプラネタリーヘルス実現のためのアクションを起こしていきます。 江府町の有休施設である、せせらぎ公園あやめ館を再生の拠点に、大山山麓の'火’の川流域にプラネタリーヘルスを実現する文明の装置を仕掛けます。 せせらぎ公園は、古来から使われてきた水源がある2haの公園です。 古来からの水源の周囲には縄文の頃から人が

          プラネタリーヘルス拠点@鳥取県江府町

          腸と土でつながるプラネタリーヘルス

          プラネタリーヘルス(惑星の健康、地球の健康)は、人と地球を一体のシステムと捉え、その全体を健康にするという考え方です。 非常に大きな概念でイメージしづらいという方には、腸内環境の土と環境の土を食を通して再生することをテーマにした『腸と森の「土」を育てる』をご覧ください。 現在5刷目となり、ご好評をいただいています。 プラネタリーヘルスはただの概念ではなく、一人一人が創造的再生者として日常の営みからアクションを起こすことがとても重要です。 繋がり合うあらゆる分野、あらゆる業

          腸と土でつながるプラネタリーヘルス

          協生農法ハーブ活用あれこれ〜シンバイオな赤紫蘇ジュース養命酒ジェノベーゼetc.

          ガイナーレ鳥取の協生農法圃場には、一年草・多年草織り交ぜた色々な種類のハーブを混成密生させています。 赤紫蘇もたくさんできました。 赤紫蘇は全く虫食いもなくたくさんとれるので、秋バテ予防に赤紫蘇ジュースにします。 といっても、たっぷり砂糖の代わりにプレバイオティクスであるオリゴ糖とプロバイオティクスなオーガニックアップルサイダービネガーを加えたロカボかつシンバイオティクスな赤紫蘇ジュースです。 茎ごと収穫して、2本ほど枝を残しておくとそこからまたモサモサと生えてきます。

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          長月の乱(撹乱)が勃発!?畑がツルツルに!

          2021年4月から、SONYコンピューターサイエンス研究所の指導によって、鳥取のJリーグチーム・ガイナーレ鳥取のYAJINスタジアム横で始めている協生農法の圃場。 米子市のある弓ヶ浜半島は、たたらばの砂の堆積と海砂の堆積によってできた砂地で、この場所も元々砂丘だった場所です。 1年4ヶ月で、こんなにモサモサになり、表土が覆われ、有用植物も雑草と呼ばれる草も混成密生し、多様な動植物が暮らす圃場になっています。 詳しくは上記リンクや拙著『腸と森の「土」を育てる』に書いていますが

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          協生農法の野人ムーさんと茶野人さんに初対面!鳥取YAJIN畑の報告

          ずっと心残りがありました。 『腸と森の「土」を育てる〜微生物が健康にする人と健康』(光文社新書)では、SONYコンピューターサイエンス研究所の舩橋真俊さん(通称:原人)に取材させて頂きつつ、研究圃場をみせて頂いたり、指導して頂いてガイナーレ鳥取のYAJINスタジアム横に圃場を開いたエピソードを書きました。 しかし、協生農法の生みの親は、通称・野人。 書籍の注釈にもある桜自然塾の主催である野人・ムーさんこと、大塚隆さんなのです。 コロナ禍に出版前に結局、伊勢の野人さんのところに

          協生農法の野人ムーさんと茶野人さんに初対面!鳥取YAJIN畑の報告

          協生農法@ガイナーレ鳥取〜1年で砂丘から大収穫祭へ

          『腸と森の「土」を育てる---微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)は、お陰さまで版を重ねております。 全国にお声かけ頂き、ありがとうございます。 協生農法(シネコカルチャー) 書籍の4章にも詳しく概要を説明しております、sonyCSLの研究・論理体系化・実践している協生農法(シネコカルチャー)。 昨年、2021年春に、sonyCSLの指導の下で、鳥取県で愛される地元Jリーグ・ガイナーレ鳥取のYAJINスタジアム敷地内で実験圃場をはじめました。 圃場開墾から1年目種ま

          協生農法@ガイナーレ鳥取〜1年で砂丘から大収穫祭へ

          産廃リサイクルは微生物活動の如く尊く美しい

          人の暮らしにおいて、ゴミは出て当たり前。 人の社会活動において、産業廃棄物は出て当たり前。 私たちは、知らず知らずにそんな感覚を持っています。 私は1980年生まれで、小学校の頃は、東京のゴミの埋め立て地「夢の島」に社会科見学に行き、「燃やせないゴミは埋め立てるしか無い」と教わった記憶があります。 自然界では微生物がリサイクルを担っているでも、ふと考えてみると、おかしいのです。 人と人が飼っているペットや家畜以外の動植物が生きる上で、ゴミも産業廃棄物も出ないのが当たり前です

          産廃リサイクルは微生物活動の如く尊く美しい

          トラウマ社会で信頼感と安心感の中に生きる

          米子基地に来て2週間ほどですが、リアル物々交換ライフを送っております。 町内の自治会長さんに書籍を差し上げたら、 ↓ 奥さんのアップサイクルな不揃いトマト🍅の手作りケチャップをまず、1つ頂き、 ↓ 自治会費を納めに行ったら、 ↓ 更に追加でもうひと瓶と採れたてきゅうりの中で一番立派なのを頂き、 ↓ 更にそれならと、こちらから、魔法瓶を2つ差し上げ、 ↓ そしたら更に、来週豆腐を手作りするから持っていくわ!と。 さらに、大家さんの80歳越えのおばあちゃんからは、ナスやピーマン

          トラウマ社会で信頼感と安心感の中に生きる

          協生農法YAJINスタジアム@米子レポno.1

          8月18日発売の拙著『腸と森の「土」を育てる---微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)は、お陰さまで、多くの方に共感・共鳴頂いております。 これから、そうした皆様との共創・共奏とても楽しみにしています。 光文社新書のnoteでは、はじめにと目次を全文公開して下さっています。 詳しくはこちら。 協生農法™️(シネコカルチャー)とは? さて、書籍の4章にも詳しく概要を説明しております、sonyCSLの研究・論理体系化・実践している協生農法™️(シネコカルチャー)。 (※

          協生農法YAJINスタジアム@米子レポno.1

          人を生命の網に結ぶ〜3.11からコロナ禍10年に寄せて

          本日、新著『腸と森の「土」を育てるーー微生物が健康にする人と環境』が光文社新書より発売になりました。 思えば、3.11の原発事故から10年。 その時お世話になった編集者・草薙さん、出版プロデューサー・久本さん。 そのチームで、今回、10年の節目に、そうした事故、そしてコロナ禍の今、天災でもあり、人災でもある、そうした大きな課題が世界全体に突きつけられている中、人はその環境の中でどう生きるのか。 どう未来を創っていくのか。 その提言となるような1冊になったと、改めて感慨深く感

          人を生命の網に結ぶ〜3.11からコロナ禍10年に寄せて

          ディストピア化する都心で「バルス」を叫ぶ!

          とってもとってもクレイジーな世界。 昨日ふと、都心の電車内で、入力される感覚情報の全てがノイズだと気づいて愕然とした。 広告・ニュース・色彩・音・ピリピリした感情エネルギー...全てがノイズで。 どうも感覚が鈍いから、調子悪いのかな?と思ってみたが、そりゃ防衛本能として閉じて当然だ。 入力される情報がノイズだらけなこの世界で、人のシステムが健全になるはずがない。 元々そういう風に作られた社会構造なのだが、最近、そのクレイジーさが隠しきれなくなっている。 オリンピックなんて、

          ディストピア化する都心で「バルス」を叫ぶ!

          あれから10年これから100年

          311から、昨日で10年でしたね。 clubhouseの「地球に優しい」方々が集まるお部屋で鎮魂の黙祷をして過ごしましたが、想いを文章化することはついぞできずに1日を過ごしました。 2011年の3.11以前と以降で、世界は全く変わってしまったのに。 現在進行形であるばかりか、未来の世代にも負債を負わせてしまったのに。 10年の時を待たずに、あっという間に風化してしまったことに、ずっと静かに深く胸を痛め続けているのだと、改めて思い知った1日でした。 私にとって、3.11後は