悲愛

悲愛名義ともう一つ別の名義で物書きをやっていますnoteに投稿するのは思いの丈やとにか…

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悲愛名義ともう一つ別の名義で物書きをやっていますnoteに投稿するのは思いの丈やとにかく語りたいことを主にしております。 敢えて言うなればそれこそ『独り言』に限りなく近いかもしれませんね。

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【霧雨家シリーズ:嘘】『過去からの追っ手』

こんなに苦しい思いをするくらいなら記憶なんてなくなればよかった。 「ーーーーーー」 うるせぇ 「ーーーーーー」 うるせぇうるせぇ 「ーーーーーー」 そんな風に『俺』を評価してんじゃねぇ 「ハッ!ハァッ!ハァッ!」 呼吸を乱しながら、彼は身を起こした。 目を開いたはずなのに周りは真っ暗、何も見えない状況である。 「起きたか、霧雨」 聞き覚えのある声が聞こえ、彼は声のした方向に視線を向ける。 「そっちじゃねぇ、コッチだコッチ」 人間とは思えないほどに体温の

    • 新時代開幕-心からの感謝を込めて-

      という事で正式に前々から告知しておりました『シン・蒼い炎シリーズ』が開幕しました。(ちなみにこれを書いているのは2024年4月6日) 後になって知ったのが、ウォッチリストなるものに登録してくれていた方が4人ほどいた事が分かりまして……大マジな話が、その方々には本当に申し訳ない事をしたなとこの場をお借りして謝罪させてください。 執筆者であり、創作者で、それ以前に一人間として読者の方を傷つけてしまったのは事実でありますし、あまりにも身勝手な独断でもありましたその節は誠に申し訳ご

      • 生きて

        とある時代、どこかの世界にあるありふれた戦場 人間と異種族による争いは絶えることなく、その日は夜明け近くまで続いていた 「シン!聞こえているか!シン!」 黒い鎧を纏った人物が、誰かの名前を喉が枯れるほど大きく張り上げた声で呼ぶ。 「シン!……ッッ!」 微かに大地を照らす太陽の光を頼りに目の前に広がる、グロテスクな戦場を見て言葉を失った。 血を流して倒れる人間、傷だらけでもなお戦おうとするエルフ、剣を振り回す人間に襲いかかる吸血鬼…… (シン!……どこだ) 戦い傷つ

        • 第一回 自作に向けた考え方をぶちまけような夜

          ⒈無名時代編まず最初の例えとして『無印時代』での考えを話させていただきます。 16歳ぐらい〜17歳、まだまだ青臭く創作をするには知識も無さすぎたあの時代処女作も創作に対する考えも今と比べても幼すぎました。 何も考えず、思想もなく、ただ単に「何かを書きたい」と言うことだけを考えておりました。 それが当時執筆していた作品にも滲み出ておりそれ故にその時のスタイルも《短編が多い》と言ったスタイルでした。 ただ、先の作品にも書いていますが当時の行動は今となってはスピンオフ作品の他に超

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        【霧雨家シリーズ:嘘】『過去からの追っ手』

          【シン・霧雨家シリーズ】と【霧雨家シリーズ:嘘】の違い

          1.あらすじ『シン・霧雨家シリーズ』 2018年6月15日、朝灯市中央区にある朝灯タワーを中心に11人の人影が現れた。 桐山財団は朝灯署の警察官と協力し拘束を開始し何者なのかを調べていくうちに経緯は不明だが別の次元から正史世界に強制干渉したことでこの世界(正史世界)に現れたことを知る。 同時刻、警視庁公安部公安第三課五係特別捜査班 班長の風間望聖(かざまのぞみ)は朝灯市で発生した企業連続襲撃殺人事件を調査していた。 その際に同じ部署に所属している渡辺健一(わたなべけんいち

          【シン・霧雨家シリーズ】と【霧雨家シリーズ:嘘】の違い

          The•変わり者悲愛さんの作品構想の話 新時代開幕直後編

          1.新月の子〜朝霧の手記〜【新時代】の象徴となる対策を担う作品の一つにして、霧雨家シリーズにも大きな影響を与える作品となっている。 この作品は元々『新月の子』と言うタイトルで(旧時代に公開していた)『霧雨家シリーズ』にてタイミングを見計らい掲載していく予定だったのですが、えー大変申し訳ない事に挫折→活動休止といった負の連鎖が巻き起こってしまいどうしても断念せざるを得ませんでした。 とは言え、今作の『新月の子〜朝霧の手記〜』では、元々の作品である『新月の子』をベースに視点も

          The•変わり者悲愛さんの作品構想の話 新時代開幕直後編

          無意識に作品に込めていたテーマ:新時代開幕直後編

          『好きなことをして生きていたい』誰しもが願うことであり、今なお誰しもが渇望する願いですね。 そんな私も少し前に『悲愛名義一周年』と言う目出度い日を迎え、それと同時に『新時代』と称した新シリーズの制作と執筆を決意しました。(未だに新作を公開できていません、ごめんなさい!) ですが少しずつ、計画として練りつつ開幕する準備を整えております。 行動は遅いですが、読み手の方々が納得いくような作品を書けるように精進致します。 前置きが長くなりましたが、今回は『私(悲愛)が作中無意識に

          無意識に作品に込めていたテーマ:新時代開幕直後編

          【旧:霧雨家シリーズ】雨宮真実の秘密

          1.雨宮真実って何者?雨宮真実(あまみやまみ)は『旧:霧雨家シリーズ』(現在非公開)の登場人物のひとり。 同じ次元から来た雨宮蒼空(あまみやそら)を「兄様」と呼んでいるところから、兄妹であることが窺える。 それで居て唯一魔法を使えるキャラクターで魔法のバフ.デバフの他に色々と能力を使用できる人物、公開はされなかったが桐山財団との合同鍛錬編では唯一、財団幹部に勝ったキャラでもある。 因みに霧雨家メンバー共通の事項として「全員何かを喪っている」と言うものがあり、彼女は記憶を

          【旧:霧雨家シリーズ】雨宮真実の秘密

          【嘘予告】霧雨家シリーズ作成の話

          1.そもそも「吸血鬼すぐ死ぬ」の嘘予告とは?概要 ・そもそも正確には「吸血鬼すぐ死ぬ」の単行本よりギャグ漫画形式の『本編』より生まれたシリアスな世界線の物語であり「USODESU」となっている。 ・尚、ファンの間では「本編のどこかを分岐とした世界線なのではないか」と噂されていたが、この話は本編のあるエピソードで回収されている。 ・だが、更に言うと「実はこの嘘予告が本当に本編最終章となるのでは?」と一部ファンからは考察がなされている。 世界観 時は20XX年、人類史の黄昏。

          【嘘予告】霧雨家シリーズ作成の話