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フードアート:パンを巡る冒険(ウズベキスタン、ウイグルのノン、モロッコのピタ)

おはようございます。
この寒い日曜日を、いかがお過ごしでしょうか。
フードアーティストのTeatraです。

私の背景はこちらから:

今日は私とパンの出会い、そしてパンに対する思いを書いてみます。ただ食べるだけから、何回もの失敗を経て、焼けるようになり(イタリアパン)、中央アジアのパンを知って、表現の選択肢が広がる所まで、です。

最初の出会いは、もちろん幼少期なのです。いわゆる食パン、鳥や蟹の形の飾りパン、パイ生地のようにサクサクして甘いデーニッシュといったものを、食べていました。

徐々にフランスパンなどが入ってきて、あんパンやジャムパンなども定番でしたね。

しばらく、食べている、という状態が続きますが、作ってみようと思ったのは、かなり遅く、大学生ぐらいの時。お菓子作りと平行して、始めました。

しあかし、お菓子(クッキー等)は、売れると言われるぐらい上手にできたのに、パンはそうはいかなかったのです。硬く石のような、かんだら歯が折れそうに仕上がってしまうのです。

本にあるとおり、作っているつもりでしたが、あまりにもできないので、理由を考えました(
はい、できないことには、理由があります。だからそこを分析して、できるように練習すれば、OKです。->後に証明されます。

考えた結果、こね方が足りないのだという結論に至りました。
こねる時間をしっかりとっても、できなかったので、手に力がないのかも、と思えてきました。これだけは、生まれつきの物なので、どうしようもありません。

2~3年失敗続きだったので(ハード系のパンを作ろうとしていました)、もうパン焼きは辞めようと、悲しい気持ちになっていたら。。。何とこねなくていいパン、というレシピに出会いました。

しっかり材料を混ぜ、1)普通のパンより長めの発酵時間、2)水分の多いレシピ、3)高温で焼く、の3つの条件で、あげた方達に、また評判のパン、となりました。

上のパンは、アメリカの有名なお料理本に与えられる賞、ジェームズ ベアード賞も取った、ダナウェイさんという方の物で、
あまりにもうれしくて、お礼のお手紙を書いたら、パン焼きを励ましてくださる御返事が来ました。

教訓:何かができなくても、方法を変えてアプローチしたら、できることもある。これは、他の分野でも大切にしていることです。

パンがこれで自由に焼けるようになったので(イタリアの田舎パン、パネ ラスティコ)、4つや6~8つに編んだりして、成形が楽しめるようになりました。

そこから、どういう経路だったのか、わからないのですが、モロッコ料理に興味をもったのです。アフリカにありながら、イスラムやフランスの影響も受けている多文化のモロッコ。パンも独特な物がありました。

今回は、モロッコ人料理人の日本語での料理本を参考に、モロッコのパンを作る日々。
同時に、英語でやり取りできるモロッコ料理のオンラインの会にも入りました。

そこで作った物を写真で披露すると、モロッコ人の方達、イスラム教の方達が、とても喜んでくださって、励みになりました。また「~がこんな風になってしまって」、という失敗例の写真を送ると、「XXが原因みたいだから、~したらどう?」というアドバイスを必ずもらえるようになりました。

作り直して送る、を繰り返し、できるようになったもの、まだ練習が必要になったものがあります。

パンが焼けない、を克服し、種類の変ったパンとしてモロッコパンも練習してきた私ですが、ほぼ4年ぐらい前に、中央アジアのパンと出会います。ウズベキスタン、そしてウイグルのパン、ノンです。(上の写真奥)

このパンがすばらしいのは、西洋のパンに比べて、ずっと手間がかからず、発酵と焼成が短時間でできて、成形が面白く、色々に形が作れることです。

さすが小麦の原産地。
昔から、きれいに形を作って、(上手に作れるのが、花嫁修行の1つだったよう。)大切に食べてきました。このパンに出会って、更に、色々に成形できる可能性が広がりました。

私なりに、今まで他の(🍰デコレーションの分野などで)所で習ってきた
技術や、日本のお菓子の作り方の技術の応用で、色々に成形して楽しんでいます。味もとてもおいしい。
くせがなくて、甘くも塩辛くもできます。

これからやりたいこと:①この中央アジアのパン作りのクラスを、オンラインでしたいです。成形の仕方をいくつかお教えするので、自由に形を作って楽しんでほしいです。②動画配信・クラスもしたいですね

少しずつ やっていきます。

作り方は、オンラインや対面のクラスで、ウイグル人、ウズベク人の先生に習っています。

作ったら、また写真出していきますね。(本当は試食してほしいのです。)

では、本日はここまでです。お読みくださった方、ありがとうございました。

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