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アジアンインフュージョン

『目に見える素材が現実的で真実で本物ではなく、目に見えない不滅の魂が誠なのです。/マックスプランク』
#みんなの文藝春秋
#ゲンロンカフェ

タイ風マンダリンオリエンタルホテルの
イメージのテーブルセッティング


NEWプロパガンダ映画論

   15年ぐらい前にアンダーグラウンド系のアジアの小作の映画を見た。

とにかく、雑多にその頃は
タイトルだけでふと、思えば手当たり次第ドッサリレンタルで借りてほとんどを1~2日でみるのをひとつの楽しみにしていた習慣で。

 あれは印象的だった。

たぶん今ではもう廃盤になっている可能性が高いかもしれないけれど映画を作る人のこだわりが伝わってくる。
決してキレイなストーリーでも様式美でもない。
また、エロティックでもミステリーでもなくて私の好きなタイプの「カオス混沌な作品」。
の、中にもロマンシズムがあるというような。

基本的に私は一時ものすごく流行った韓流モノはぜんぜん興味がない。
なぜかトレンドが(いろんな意味で!)どうも日本から見ても、それは歴史物でなくても
約20年ぐらい古い感じがするのでもうそれだけで疲れてしまうからだった。

ドキュメンタリー映画は別物。

あくまで「創作」された物についてだけ感じたことだった。

黒い瞳のアリア


たぶん、共産国圏か、韓国かの制作者の映画でいちおうラブストーリーになっている。
ハードなラブシーンなどは出てこなくて淡々と展開していく。問題なのはその主人公の背景に流れる風景でスモッグだかなにかに日常が汚染されていく中で2人微笑みあう印象的なシーン。

現在の社会的背景そのもののような、
マスクを皆がしている、お互い顔が見えない。
崩れていく建物とスモッグみたいな砂埃
みえるのはその目の表情だけ。

いいえッ!これは私だけが勝手に感じている事なので、まさか今から15年ぐらい前に
これからこのような社会風景がバックグラウンドとして現れるというプロパガンダ的メッセージでは絶対ないと(!)思っています。

初ガパオ
エレガントなタイ風チキンライス


アジアンインフュージョン

あまりエスニック料理は好きじゃないので食べることも作ることもあんまりない。

クセのあるナンプラー(魚醤ニョクマム)をつかう。

以前有元葉子さんのサラダレシピにハマったときによくニョクマムを使っていて初めて買った時はその複雑なエスニックな風味にちょっとキツくてついていけないと感じたものだった。かつおやワカメの和風だしか、上品な欧風コンソメで育っている私の舌では。
ツィッターをやりはじめてから料理雑誌のオレンジページを選んでフォローすると
比較にならないぐらい料理が日常に溶け込んでくる。「食」についてより近くなってしまった、もちろん今までも自炊はしていたけどさらに。

ここで思ったのはセレブな料理教室で学んだ事やオシャレレシピが紹介される料理研究家のセンスアップする料理本ではなくて、フツーの家庭料理にフォーカスすることだった。
私的には昔なつかし「オレペ(オレンジページ)=37周年」。
最近初めてガパオライスをオレンジページの味つけ黄金比で作るとすごくおいしくできて感激(あまり知らない味は目分量ムリ)。
それ以前も編集部の方のレシピで三杯鶏を作ってめっちゃおいしくできた!

バジルなんてイタリアンでしか使ったことがないのにアジアン風にしたのが画期的。

お昼は冷や汁をおいしくたべました。
夏の森の野性的な山ユリ
初めて会った外来種“China Red“


China Red



鬼頭郁子さんのテーブルコーディネートサロンで本格的タイ料理のテーブルアレンジを習ったことがあってバナナの葉を使ったり、それはマンダリンオリエンタルホテルの装飾をイメージした自然の中のゴージャスなテーブルコーディネートだった。
アジア風チキンライスと青いパパイアのサラダ、タイビールの透明な色、そしてブーゲンビリアと鬼ユリは昔みた映画を思い出した。

昨日の暑い午後
私は真夏の森で大きな野性的な山ユリと日本には本来生息しない中国産外来種の赤い斑点の蝶が飛んできて緑の中でその色のコントラストの美しさにしばらく一緒にいた。

タテハ蝶科は人の気配になれてくれると
逃げないので
かなり長い間私は“チャイナレッド“(蝶々)と山ユリの強い香りの中にいてホントにウットリした。

mayaya(Tuesday)











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